【翻訳記事】ちるののぱーふぇくとえくてんきょおしつ ~赤単バーン編~
2009年1月19日 TCG全般 コメント (9)
さて、3回目を迎えましたぱーふぇくとえくてんきょおしつ。
バックナンバーは↓から
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今回は、赤単バーンについての解説です。
前環境のスタンでは、アンチフェアリーデッキとして、
次の環境でも《Volcanic Fallout》や《苦悩火》など、
僕の頭を悩ませてくれる赤単バーンさん。
エクテンでもやはりその勢力は存在するみたいです。
という訳で、以下翻訳記事
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どんな動きすんの?
赤単バーンは、非常に古くから存在するタイプのデッキだ。
このデッキにおける多くのスペルは、相手に3点のダメージを与える。
(《溶岩の撃ち込み》、《火花の精霊》、《火葬》など)
その他のいくつのスペルかは、相手に2点のダメージを与える。
(《マグマの噴出》や、調子の悪い時の《ケルドの匪賊》)
あるいは、5点のダメージをたたき出すスペルも存在する。
(《爆片破》や、調子の良い時の《ケルドの匪賊》)
そして、これらのカードがおおよそ3点のダメージを平均して与えるとすると
あなたは7枚のカードをプレイすれば、ゲームに勝利することになる。
また、青単フェアリーのような”単色の”デッキでさえ、
最初の数ターンは、2点のダメージを自分自身に与えるとすると、
あなたは勝利するために6枚のカードをプレイすれば良い事になる!
強み
これは他の”強み”とは多少異なるが、バーンデッキは非常にプレイが簡単である。
必要な事は、あなたが20までの数を数えられて、スペルをプレイする事だけだ。
勿論、もっと慣れたプレイヤーは、《台所の嫌がらせ屋》に対して
《血の手の炎》を有効にプレイする、といった事は考えられる。
また、他のアグレッシブなデッキと比較して、
バーンデッキは事故を起こす事が少ない。
バーンデッキは、最初の8~9枚で勝てるようなカード配分は、少ない確率ではない。
しかし、エルフに対しては除去を行い、フェアリーに対してはテンポをとったりと、
決してどのデッキに対しても同じような形で”強い”訳ではない。
(逆に、デミゴッドストンピィは、どのデッキに対しても同じように強いと言える)
弱み
バーンデッキは《血の手の炎》や《硫黄の渦》から推測できるように、
単色を軸にした、非常に幅が狭い戦略のデッキである。
また、カード・アドバンテージを得る事も出来ない。
バーンデッキは20まで数えれば良いという簡単なプレイではあるが、
それ故に、非常に簡単に狙い打ちされ、押さえ込まれてしまう。
《赤の防御園》や《砂の殉教者》、《原野の脈動》、《台所の嫌がらせ屋》等々
デミゴットストンピィと同じように、バーンデッキは、
いわゆる”ソリティア”に類する汚いコンボデッキめいた動きは出来ない。
ただし、往々にして、相手のカードと上手く組み合わせる事によって
素早く勝ちを狙いにいく事は出来る(《紅蓮光電の柱》のようなカードを使ってね!)
どうやって攻めていくの?
おそらく、他のどのデッキよりもバーンデッキはアグレッシブなデッキだと言える。
最初に意識して欲しいのは、エクステンデッド環境な柔軟なマナベースである。
バーンデッキはライフ・アドバンテージを重視するデッキである為、
相手がもし《溢れかえる岸辺》から《蒸気孔》をアンタップインでプレイすると
結果的に相手は3点のライフを失った事になる。
それはつまり、このデッキでは1枚のカードを得たのと同じ効果と言える!
その為、バーンデッキは勝つためのカードが初手で全て揃っている場合すらありうる!
相手がプランの無いハンドをキープしたり、悪いハンドだった場合には、
バーンデッキは勝利に向かって一直線に向かう事が出来るだろう。
また、相手がライフゲインを行ってこちらに勝つ気であった場合にも、
その時には《硫黄の渦》や《血の手の炎》をプレイしてやる事によって、
相手の目論見をひっくり返してやる事も可能だ。
どう攻められたらマズいの?
バーンデッキにとって、見たくもないカードは数多く存在する
しかし、世界で最も人気のある装備品(=《梅澤の十手》)に対して、
このデッキは普通のデッキよりもある程度対処する事が可能となっている
次の2つの理由の為に、《梅澤の十手》はバーンに対してさほど効果的ではない。
1)バーンデッキは一般的に、《梅澤の十手》を装備したクリーチャーの
戦闘ダメージがスタックに乗る前に火力によって除去する事が可能。
2)《モグの狂信者》や《ちらつき我の生息地》+《爆片破》によって、
《梅澤の十手》にカウンターを乗らせる事なく上手くブロックする事が可能になる。
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という訳で、いつの時代、いつのフォーマットにも居る、赤単バーン
何といってもコンセプトが明確。そして安い。のが何よりの利点w
上のデッキレシピも、高額カードと言えば《ちらつき蛾の生息地》くらいで
5000円もあればデッキが組めてしまいそうです。
ショックフェッチが横行するこの環境に合っているのも魅力の一つ。
また、バーンデッキは、とにかくライフを削るという一方向に向いているので
《爆片破》と《ちらつき蛾の生息地》が無かったとしても
《突っかかり》や《欠片の飛来》、《黒焦げ》等で代用する事も出来ます。
「エクテンに参加してみたいけど、今更デッキを作るだけの資産も余裕も無い」
という人がお手軽にデッキを組んで参加するのに適しているかもしれません。
バックナンバーは↓から
第一回:デミゴッドストンピィ編
http://faerie.diarynote.jp/200901152131256538/
第二回:Zoo編
http://faerie.diarynote.jp/200901172135262555/
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今回は、赤単バーンについての解説です。
前環境のスタンでは、アンチフェアリーデッキとして、
次の環境でも《Volcanic Fallout》や《苦悩火》など、
僕の頭を悩ませてくれる赤単バーンさん。
エクテンでもやはりその勢力は存在するみたいです。
という訳で、以下翻訳記事
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Jon Finkel’s Lightning Bolt Deck
Extended - 2008 World Championships
Main Deck
4 Blinkmoth Nexus/ちらつき我の生息地
1 Darksteel Citadel/ダークスティールの城砦
4 Great Furnace/大焼炉
12 Mountain/山
4 Keldon Marauders/ケルドの匪賊
4 Mogg Fanatic/モグの狂信者
4 Spark Elemental/火花の精霊
3 Flames of the Blood Hand/血の手の炎
4 Incinerate/火葬
4 Lava Spike/溶岩の撃ち込み
4 Magma Jet/マグマの噴出
4 Rift Bolt/裂け目の稲妻
4 Shrapnel Blast/爆片破
4 Sulfuric Vortex/硫黄の渦
Sideboard
4 Ensnaring Bridge/罠の橋
3 Firespout/炎渦竜巻
4 Pyrostatic Pillar/紅蓮光電の柱
4 Smash to Smithereens/粉々
どんな動きすんの?
赤単バーンは、非常に古くから存在するタイプのデッキだ。
このデッキにおける多くのスペルは、相手に3点のダメージを与える。
(《溶岩の撃ち込み》、《火花の精霊》、《火葬》など)
その他のいくつのスペルかは、相手に2点のダメージを与える。
(《マグマの噴出》や、調子の悪い時の《ケルドの匪賊》)
あるいは、5点のダメージをたたき出すスペルも存在する。
(《爆片破》や、調子の良い時の《ケルドの匪賊》)
そして、これらのカードがおおよそ3点のダメージを平均して与えるとすると
あなたは7枚のカードをプレイすれば、ゲームに勝利することになる。
また、青単フェアリーのような”単色の”デッキでさえ、
最初の数ターンは、2点のダメージを自分自身に与えるとすると、
あなたは勝利するために6枚のカードをプレイすれば良い事になる!
強み
これは他の”強み”とは多少異なるが、バーンデッキは非常にプレイが簡単である。
必要な事は、あなたが20までの数を数えられて、スペルをプレイする事だけだ。
勿論、もっと慣れたプレイヤーは、《台所の嫌がらせ屋》に対して
《血の手の炎》を有効にプレイする、といった事は考えられる。
また、他のアグレッシブなデッキと比較して、
バーンデッキは事故を起こす事が少ない。
バーンデッキは、最初の8~9枚で勝てるようなカード配分は、少ない確率ではない。
しかし、エルフに対しては除去を行い、フェアリーに対してはテンポをとったりと、
決してどのデッキに対しても同じような形で”強い”訳ではない。
(逆に、デミゴッドストンピィは、どのデッキに対しても同じように強いと言える)
弱み
バーンデッキは《血の手の炎》や《硫黄の渦》から推測できるように、
単色を軸にした、非常に幅が狭い戦略のデッキである。
また、カード・アドバンテージを得る事も出来ない。
バーンデッキは20まで数えれば良いという簡単なプレイではあるが、
それ故に、非常に簡単に狙い打ちされ、押さえ込まれてしまう。
《赤の防御園》や《砂の殉教者》、《原野の脈動》、《台所の嫌がらせ屋》等々
デミゴットストンピィと同じように、バーンデッキは、
いわゆる”ソリティア”に類する汚いコンボデッキめいた動きは出来ない。
ただし、往々にして、相手のカードと上手く組み合わせる事によって
素早く勝ちを狙いにいく事は出来る(《紅蓮光電の柱》のようなカードを使ってね!)
Pyrostatic Pillar / 紅蓮光電の柱 (1)(赤)
エンチャント
プレイヤーが点数で見たマナ・コストが3点以下の呪文をプレイするたび、紅蓮光電の柱はそのプレイヤーに2点のダメージを与える。
どうやって攻めていくの?
おそらく、他のどのデッキよりもバーンデッキはアグレッシブなデッキだと言える。
最初に意識して欲しいのは、エクステンデッド環境な柔軟なマナベースである。
バーンデッキはライフ・アドバンテージを重視するデッキである為、
相手がもし《溢れかえる岸辺》から《蒸気孔》をアンタップインでプレイすると
結果的に相手は3点のライフを失った事になる。
それはつまり、このデッキでは1枚のカードを得たのと同じ効果と言える!
その為、バーンデッキは勝つためのカードが初手で全て揃っている場合すらありうる!
相手がプランの無いハンドをキープしたり、悪いハンドだった場合には、
バーンデッキは勝利に向かって一直線に向かう事が出来るだろう。
また、相手がライフゲインを行ってこちらに勝つ気であった場合にも、
その時には《硫黄の渦》や《血の手の炎》をプレイしてやる事によって、
相手の目論見をひっくり返してやる事も可能だ。
どう攻められたらマズいの?
バーンデッキにとって、見たくもないカードは数多く存在する
しかし、世界で最も人気のある装備品(=《梅澤の十手》)に対して、
このデッキは普通のデッキよりもある程度対処する事が可能となっている
次の2つの理由の為に、《梅澤の十手》はバーンに対してさほど効果的ではない。
1)バーンデッキは一般的に、《梅澤の十手》を装備したクリーチャーの
戦闘ダメージがスタックに乗る前に火力によって除去する事が可能。
2)《モグの狂信者》や《ちらつき我の生息地》+《爆片破》によって、
《梅澤の十手》にカウンターを乗らせる事なく上手くブロックする事が可能になる。
----------------------------
という訳で、いつの時代、いつのフォーマットにも居る、赤単バーン
何といってもコンセプトが明確。そして安い。のが何よりの利点w
上のデッキレシピも、高額カードと言えば《ちらつき蛾の生息地》くらいで
5000円もあればデッキが組めてしまいそうです。
ショックフェッチが横行するこの環境に合っているのも魅力の一つ。
また、バーンデッキは、とにかくライフを削るという一方向に向いているので
《爆片破》と《ちらつき蛾の生息地》が無かったとしても
《突っかかり》や《欠片の飛来》、《黒焦げ》等で代用する事も出来ます。
「エクテンに参加してみたいけど、今更デッキを作るだけの資産も余裕も無い」
という人がお手軽にデッキを組んで参加するのに適しているかもしれません。
コメント
案外そうでもないような。
フェアリーやエルフへの負けパターンのひとつが十手でグダグダにされる時。
クリーチャー焼いてると本体に届かない事が多い。
とりあえず文句は原文を書いた人に言ってくださいw
まあ、実際僕としても、実戦で効くのかどうか試したい所ではあります。
実際2~3ターン先のドロー確率まで考えてプレイすると勝率は格段に上がる。
逆にアドとれないデッキだからこれぐらい出来ないとあっさり負けそう。
でもノープランで火力ぶち込んでいっても簡単には勝てないのは間違いないです。
プレイングは簡単なようで奥が深いデッキだと思う。
しかし単純計算でデッキの3分の2が火力と仮定すると
2ターン連続で火力を引いたから次はおそらく土地を引くだろう。
ならマグマジェットの占術で下に送ろう。
くらいのプレイングは出来ますので無関係ではないと思います。
どんなドローが続いても次のドローは残りのライブラリの土地とスペルの割合にのみ因ります。
「3ターン連続で火力を引く」という事象が起こる確率
といったように関連付ける方法もあるよ。
関連付けて計算すると
2ターン連続=約44%
3ターン連続=約28%
約50%と約25%程の差がある。
間違ってたら俺アワレwww
その考えでいくと「3ターン連続で火力を引く」確率と比べなければならないのは、「2ターン連続で火力を引いた後、3ターン目に土地を引く」確率のはずです。
その確率は約16%なので、「3ターン連続で火力を引く」確率より低いんです。
例えば、10回連続でコインの表が出たからと言って、11回目で裏が出やすくなるなんてことはないですよね?