Finalsスペシャル予選@港湾レポ ネクストレベルミミック
2010年10月26日 TCG全般 コメント (5)※デッキリストに土地が無かったので追記
ファイナルズSP予選@港湾会館に出てきました。
デッキは新作のミミックデッキで、結果は5-2。
という訳で、今回はそのデッキ作成の経緯と試合レポです。
--------------
黒単ミミックで権利を獲得して色々な所で好評(?)で
公式サイトまで取り上げられて、嬉しい限りの最近です。
http://mtg-jp.com/reading/tsumura/010048/
が
黒単ミミックは確かに強いデッキなのですが、
既に自分の脳内では、finals本戦に向けて次なるミミックデッキの構築が始まっていました。
黒単ミミックは、黒単であるため、《精神ヘドロ》が強く、事故りにくい利点があるのですが
色々なデッキを相手にすると、どうしても手数が足りない印象を受けました。
具体的には
・ドローが無いため、序盤相手の動きを挫いても、フィニッシャー引けないと割とマグロ。
・ハンデスしてもトップから解答引かれたり、肝心なのが落とせなかったりする
・《永遠溢れの杯》を詰んでいるのに4マナのアクションが弱い(《消耗の蒸気》2枚のみ)
なので、盤面を有利にしたかと思っても、意外に逆転されたりしてしまいます。
(abiさんの緑単エルドラージとやった時に強く感じました)
…勘の良い皆様ならお気づきでしょう。
これらの欠点を埋めるためには、青を入れれば全てが解決できると。
ハンデスしきれない脅威は《マナ漏出》!
ドロー補助、4マナのアクションは環境最強カードの《精神を刻む者、ジェイス》!
《精神ヘドロ》を失うというデメリットはあるものの、
青を入れることにより、全体的なデッキパワーの底上げになるはず!
そう考えて組み上げたデッキはこちら
↓
《マナ漏出》と《精神を刻む者、ジェイス》という青の強力カードを加え
更に、《水蓮のコブラ》と《酸のスライム》の緑のカードも入れて…え、緑?
|l、{ j} /,,ィ//| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ | あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|リ u’ } ,ノ _,!V,ハ | < 『おれは青黒ミミックを作っていると思ったら
fト、_{ル{,ィ’eラ , タ人. | いつのまにか青黒緑ミミックになっていた』
ヾ|宀| {´,)⌒`/ |(ヽトiゝ | 電波だとかコンパチブルバントだとか
ヽ iLレ u’ | | ヾlトハ〉. | そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ハ !ニ⊇ ’/:} V:::::ヽ. │ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
/:::丶’T’’ /u’ __ /:::::::/`ヽ \____________________
本来なら《水蓮のコブラ》のスロットを《永遠溢れの杯》にして
《酸のスライム》は《先駆のゴーレム》あたりにすれば綺麗にまとまるとは思うのですが
(´ー`) o 0 (何となく《水蓮のコブラ》を使いたいなぁ…)
↓
Σ(´□`)<青緑フェッチと黒緑フェッチがあるから緑タッチ出来るんじゃ!?
↓
(´ー`)b<《酸のスライム》も入れればハメパターン完成だね!
という謎の脳内会議の末、こうなってしまいました
《強迫》と《破滅の刃》のためだけに黒
《マナ漏出》と《精神を刻む者、ジェイス》のためだけに青
《水蓮のコブラ》と《酸のスライム》のためだけに緑
という、ド三色の狂気極まりない構成になりました。
その結果出来上がったのがハンデスとランデスとカウンターで多角的に相手を攻める、
コンパチブルバ○トを彷彿とさせる画期的なデッキ!
…今考えるとかなり狂ってますねw
フィニッシャーとしては、最近流行りの《霜のタイタン》をお試しも兼ねて搭載。
-------------------
で、出場した大会はファイナルズスペシャル予選@港湾会館。
参加人数は99名の16人抜け7回戦。
以下、試合レポです。
----------------------
第1回戦 青茶単 ○-○
1回戦目はオリジナルらしき青茶単。
《通電式キー》で《漸増爆弾》とか《不死の霊薬》を効率的に使いつつ
《大建築家》からの《ワームとぐろエンジン》をぶっぱしたりするデッキ。
ゲーム1:相手の《大建築家》を《破滅の刃》で除去った後に
《精神を刻む者、ジェイス》着地→《漸増爆弾》で壊される
《精神を刻む者、ジェイス》2体目着地→相手にがんばって壊される
《精神を刻む者、ジェイス》3体目着地→生き残る
後はブレスト連打から、《ミミックの大桶》+《酸のスライム》コンボを完成させて勝ち。
ゲーム2:《水蓮のコブラ》→《精神を刻む者、ジェイス》の布陣が完成。
毎ターンブレスト+フェッチ+スペル連打のチートモードに入って勝ち。
第2回戦 ヴァラクート ○-○
ゲーム1:序盤から中盤にかけては《マナ漏出》《剥奪》で相手の動きを阻害。
中盤に《業火のタイタン》を出されるも、そこで登場するのが《霜のタイタン》
相手のタイタンを完全に縛って、そのままビートダウンして勝ち。
ゲーム2:相手に《業火のタイタン》と《原始のタイタン》を出されるも、
こちらは2体の《霜のタイタン》で動きを抑えながらビートダウン。
《ワームとぐろエンジン》も盤面に追加して、圧勝だー! という所で
《砕土》とフェッチランドからのヴァラクート18点ダメージで突然死。負け。
ゲーム2:序盤はカウンターをたんまり抱え込んで、相手の動きを阻害しながら
隙を見てジェイス設置、更にカウンターを抱え込んで待ちの体制に。
途中で一度《ゼンディカーの報復者》を出されて焦るが、苗木が育たず一安心。
ジェイスマウントをとったまま、霜のタイタンで殴り殺して勝ち。
第3回戦 青黒ミミック ○-×-○
3回戦目の相手は、何と青黒ミミック!
自分も組もうと思っていたデッキだけに、どんな仕上がりか楽しみだと思うのと同時に、
ミミックスキーとしては負けられない! と意気込んで勝負してました。
ゲーム1:多少土地が事故り気味の相手、とりあえずこちらは《水蓮のコブラ》設置。
その後、相手の隙を見て《酸のスライム》をプレイし、相手の土地を破壊。
更に追い打ちで《精神を刻む者、ジェイス》を場に出し、
スライムとのコンボで土地ロック体制が出来上がったところで相手投了。
ゲーム2:今度は相手に《ジェイス・ベレレン》を先置きされてしまい、
なかなか対処できず、合計4~5枚ほどカードをドローされてしまう。
そのアド差で、ハンデスもカウンターも間に合わず、
《ミミックの大桶》を相手に先に置かれ、《皮裂き》を刻印され
こちらの生物に人権が無くなって負け。
ゲーム3:なんか色々疲れてて記憶が曖昧ですが
・相手の《忍び寄るタール孔》の存在を忘れててジェイス無駄死に
・《精神を刻む者、ジェイス》の能力を使うのを忘れてターンエンド
等のポカミスを連発して割と死にたくなった戦いでした。
試合自体は、返しに相手の《忍び寄るタール孔》に殴られて死ぬところで
《定業》→《定業》→ドロー《霜のタイタン》トップで勝ち。
なんか凄く対戦相手の方に申し訳なかったです。
第4回戦 ヴァラクート(ぐりまん) ○-×-○
ゲーム1:相手の初動はカウンターでいなしながら、
ハンデスでクリーチャー居ないのを確認してから《ワームとぐろエンジン》着地
《酸のスライム》で《溶岩の先鋒、ヴァラクート》を破壊して
相手の逆転の目を潰しながら、ワームで殴って勝ち。
ゲーム2:相手の初手をハンデスで覗くと
《カルニの心臓の探検》《召還の罠》、ほか土地、みたいなヌルハンドだったので
《召還の罠》を抜いて、こちらの展開を進めていく。
途中、《原始のタイタン》が出されるも《破滅の刃》で除去。
《ワームとぐろエンジン》を盤面に追加して、さー攻めるぞー! といった所で
相手がワンチャンの土地トップから24点叩き込まれてまさかの死亡。
ゲーム3:序盤の内に《ジェイス・ベレレン》を設置することに成功。
そこからひたすらドローゴーを繰り返して、
「相手の脅威の数よりもこちらのカウンターの数の方が多い」状態を維持。
そうなってしまえば、《召還の罠》があろうが何だろうが関係なし。
常に優位を保ち続けて、カウンターを2重3重に構えたまま展開して勝ち。
第5回戦 青白(つぼしゅーさん) ×-×
ゲーム1:後手1T目の《強迫》をプレイすると、なんと《呪文貫き》でカウンターされる。
更に最悪なことに、返しで《光輝王の昇天》をプレイされる。
盤面上の優位が作られた上、ジェイスも相手に設置されて、あっぱい。
《呪文貫き》は相当ビビりました。さすがだ…。
ゲーム2:2T目に着地した《水蓮のコブラ》でビートするも、
相手も《光輝王の昇天》を設置して、盤面は一種の拮抗状態。
そこから追加の脅威を盤面に送り出していこうとするけれども、
こちらの動きを全てカウンターや除去でいなされる。
ぐだぐだやっている内に《光輝王の昇天》にカウンターが溜まってしまい負け
第6回戦 緑単《起源の波》エルフ ×-○-○
ゲーム1:メインボードは除去が少ないので厳しい。
相手のハンドの《起源の波》を《強迫》で落として
2枚目の《起源の波》を《マナ漏出》するも
3枚目の《起源の波》を引かれ、止められず、ぶっぱされる。
色々めくれてしまい、《滅び》があるわけでもないので捌ききれる訳もなく負け。
ゲーム2:相手の展開を除去って除去ってグダらせながら
こちらも後続を引かず苦しい展開で、ライフがギリギリまで削られる。
何とか《ワームとぐろエンジン》をトップして拮抗状態を作る。
更に《霜のタイタン》→《霜のタイタン》を引いて、盤面を圧倒して勝ち。
ゲーム3:相手のハンドをハンデスで覗くと《復讐蔦》が居てゲロ吐きそうになる。
こちらのハンドには《ミミックの大桶》と《破滅の刃》があったので
ミミックゲーに持ち込む算段で、序盤は除去使わずに耐える耐える。
すると、相手が《強情なベイロス》を出して来たのでニヤリ。
ライフが相当削られるが、《ミミックの大桶》に《強情なベイロス》刻印に成功。
この時点で残りライフが3。
しかも、ミミックを一度起動したところでサイドからの《帰化》でミミック破壊。
一度ライフゲインできたものの、ライフが3→7→5→3と、かなりぎりぎり。
が、ここでトップしたのが《精神を刻む者、ジェイス》!
ブレストで手札を補充しつつ、《ワームとぐろエンジン》を引き当てる事に成功。
一発殴ってライフを回復して、うっしゃーこれで逆転だ! と思ったら
相手は相手で《起源の波》を引き当ててブッパ。《エルドラージの碑》を場に出す。
これによってこっちの攻撃は通らない&相手の打点が一気にアップして死の危険が。
更に、試合は延長5ターンに入る。相手のライフは24。割と絶望するレベル。
…が、更にここで頼りになったのが、《霜のタイタン》!
《エルドラージの碑》で破壊されなくなったクリーチャーを、寝かせて無力化!。
隣に居た《ワームとぐろエンジン》、ひょっこ居た《忍び寄るタール孔》と一緒に
エルドラージの碑を張られた上から、追加1ターン目に6点、3ターン目に9点。
そして5T目に15点を叩き込んで、きっちり相手のライフを削り取って勝利!
《霜のタイタン》の思った以上の活躍っぷりにちびりました。
第7回戦 青白(たむたむさん) ○-×-×
最終戦の相手は、奇しくも以前のFinals予選で優勝争いをしたたむたむさんw
お互い権利持ちという事で、トスやIDも無く、全力でガチることに。
ゲーム1:2T目こちらが《水蓮のコブラ》を着地させる事に成功。
次ターンから、フェッチランドから溢れるマナを利用して
《マナ漏出》を構えながら《ミミックの大桶》をセット
《マナ漏出》を構えながら《精神を刻む者、ジェイス》をセット
更に、事故気味の相手に《酸のスライム》《霜のタイタン》の連続攻撃で
白マナを完全に縛って、ぶんぶんで勝利。
ゲーム2:今回一番悔しかった試合。
こちらの後手で、初手が《水蓮のコブラ》×2、《強迫》、《マナ漏出》、《忍び寄るタール孔》、《新緑の地下墓地》、《水没した地下墓地》。
ここで、2T目に《光輝王の昇天》張られたらやばいなー、と思って
《新緑の地下墓地》から《沼》を持ってきて、《強迫》をプレイする。
…すると、相手の手札は《剥奪》×2、《精神を刻む者、ジェイス》と後は土地。
《精神を刻む者、ジェイス》を抜いて、これで一安心かと思ったら
返しのトップ《光輝王の昇天》でキレそうになるww
1T目の《強迫》が全くのムダになった上に、
無理して黒マナ捻出したせいで《水蓮のコブラ》がプレイ出来ない。
そのまま、有効なアクションが出来ないまま昇天を達成されてしまい負け。
…で、その時はトップ《光輝王の昇天》に理不尽さを感じていたのですが
今になって冷静に考えると、例え相手が2T目《光輝王の昇天》を出してきても
1T目《忍び寄るタール孔》2T目《新緑の地下墓地》からコブラを出せば
返しに相手は殆ど有効なアクションは取れない上に、
続くターンは《強迫》と《マナ漏出》を重ねた上でコブラが殴れる訳なので
1T目に無理して黒マナ捻出するプレイングは激しくミスでした。
引きに文句を言うよりも、自分のプレイングを見直した方が良いという好例でした。
ゲーム3:初手《強迫》と《精神を刻む者、ジェイス》キープ。
(´ー`) o 0 (《強迫》で初動を挫いて、何とかジェイスを着地させるか…)
とかゲームプランを練っていたら
(゚Д゚,,) <あ、キープ? それなら《神聖の力線》プレイするけど。
(´ー`)<あ、はい。 …はい?
(;;´ー`)<《神聖の力線》…だと…!?
完全にプラン崩壊。手札の《強迫》が腐る腐る。
安全確認が出来ず、ぶっぱした《精神を刻む者、ジェイス》は当然カウンターされる
安全確認が出来ず、相手のジェイスを殴りにいった《忍び寄るタール孔》も当然《糾弾》
安全確認が出来ず、《神聖の力線》を割りにいった《酸のスライム》も当然カウンター。
…手札にハンデスを抱えながら、あっぱい。
たむさん曰く「前回の黒単ミミックでハンデスされるの嫌だったから力線いれた」
との事ですが…ゲーム2,ゲーム3と圧敗して、色々心が折れた最終戦でした。
----------------------------------
という訳で結果は5-2の12位。
思ったよりも良い成績を残せてました。
散々ネタ扱いされてた黒単ミミックに比べても、今回のデッキは
「環境的に強いね」とか「強いし面白いねー」とか「プレイヤーは弱いけどデッキは強いね!」とか
わりかし好評だったので嬉しい限り。
-----
意外だったのが、《酸のスライム》と《霜のタイタン》が非常に強力だったこと。
《酸のスライム》は《ミミックの大桶》か《精神を刻む者、ジェイス》を組み合わさると相手投了ですし
《霜のタイタン》も、相手のミシュランを寝かせたり、相手のタイタンを寝かせたり、相手の破壊されないクリーチャーを寝かせたり、八面六臂の大活躍でした。
確かに、各国の選手権で結果を残しているのも納得。
…ただ、《ワームとぐろエンジン》や《墓所のタイタン》とどちらを取るかは難しい所。
手放しで入れられるクリーチャーという訳ではないので、要調整だと思います。
ちなみに《酸のスライム》はメイン3枚でしたが、サイドにもう1枚差して良い。
メタの中心である青白とヴァラクートと緑単エルドラージに劇的に刺さる。
今まで黒単で負けの要因となっていた「グダった後ヴァラクート」「グダった後《ウギンの目》」
というパターンを潰せるのは偉大すぎる。
青白相手にも、土地を縛るのは勿論のこと、《光輝王の昇天》を割ったり
名古屋で流行しているアージェンタムデッキにも、いい具合に刺さったりして
思った以上にやりおります、こいつ。
----
デッキ構想を作った当初は、僕を含めた誰しもが「こんな無理やりな三色回るのか?」と疑問でしたが
引き弱族のddsさんの「せめて《定業》ガン積み」との意見を受けて
多少無理に《定業》のスペースを作った結果、非常にスムーズにデッキが回るようになりました。
また、サイドスロットは、当初はヴァラクートメタの《記憶殺し》だったのですが
遊生さんの「ヴァラクートには《記憶殺し》よりカウンターの方が実は聞く」理論により
全て《瞬間凍結》に入れ替えました。結果的にかなり正解だったと思います。
あと、《マナ漏出》以降の5枚目のカウンターをどうするかについては
S団長の「《剥奪》がいいよ」との意見を聞いて試しに入れてみましたが、
《剥奪》で大正解でした。《取り消し》だったらダメな場面が多々あった。
という訳で、皆さんのご協力もあってできたこのデッキ。
今回の実戦経験もあって、更なるデッキの改良点も見えてきたので、
finals本戦を見越して、もうちょっと調整を重ねてみたいと思います。
何か皆さんからも良い改良点などあればどしどし募集中。
現在の課題は、赤単やボロスに対する有効な構成をどうするか…かなぁ。
ファイナルズSP予選@港湾会館に出てきました。
デッキは新作のミミックデッキで、結果は5-2。
という訳で、今回はそのデッキ作成の経緯と試合レポです。
--------------
黒単ミミックで権利を獲得して色々な所で好評(?)で
公式サイトまで取り上げられて、嬉しい限りの最近です。
http://mtg-jp.com/reading/tsumura/010048/
が
黒単ミミックは確かに強いデッキなのですが、
既に自分の脳内では、finals本戦に向けて次なるミミックデッキの構築が始まっていました。
黒単ミミックは、黒単であるため、《精神ヘドロ》が強く、事故りにくい利点があるのですが
色々なデッキを相手にすると、どうしても手数が足りない印象を受けました。
具体的には
・ドローが無いため、序盤相手の動きを挫いても、フィニッシャー引けないと割とマグロ。
・ハンデスしてもトップから解答引かれたり、肝心なのが落とせなかったりする
・《永遠溢れの杯》を詰んでいるのに4マナのアクションが弱い(《消耗の蒸気》2枚のみ)
なので、盤面を有利にしたかと思っても、意外に逆転されたりしてしまいます。
(abiさんの緑単エルドラージとやった時に強く感じました)
…勘の良い皆様ならお気づきでしょう。
これらの欠点を埋めるためには、青を入れれば全てが解決できると。
ハンデスしきれない脅威は《マナ漏出》!
ドロー補助、4マナのアクションは環境最強カードの《精神を刻む者、ジェイス》!
《精神ヘドロ》を失うというデメリットはあるものの、
青を入れることにより、全体的なデッキパワーの底上げになるはず!
そう考えて組み上げたデッキはこちら
↓
デッキ名:ネクストレベルミミック(仮)黒単ミミックの強かった部分(1マナハンデス、《破滅の刃》)を維持しながら、
メインボード
4:《水蓮のコブラ》
3:《酸のスライム》
3:《霜のタイタン》
2:《ワームとぐろエンジン》
1:《コジレックの審問》
3:《強迫》
3:《定業》
4:《破滅の刃》
4:《マナ漏出》
2:《剥奪》
2:《ミミックの大桶》
4:《精神を刻む者、ジェイス》
4:《闇滑りの岸》
4:《新緑の地下墓地》
4:《霧深い雨林》
2:《忍び寄るタール孔》
3:《水没した地下墓地》
4:《森》
2:《島》
2:《沼》
サイドボード
4:《見栄え損ない》
4:《瞬間凍結》
2:《消耗の蒸気》
2:《強情なベイロス》
1:《強迫》
2:《ジェイス・ベレレン》
《マナ漏出》と《精神を刻む者、ジェイス》という青の強力カードを加え
更に、《水蓮のコブラ》と《酸のスライム》の緑のカードも入れて…え、緑?
|l、{ j} /,,ィ//| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ | あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|リ u’ } ,ノ _,!V,ハ | < 『おれは青黒ミミックを作っていると思ったら
fト、_{ル{,ィ’eラ , タ人. | いつのまにか青黒緑ミミックになっていた』
ヾ|宀| {´,)⌒`/ |(ヽトiゝ | 電波だとかコンパチブルバントだとか
ヽ iLレ u’ | | ヾlトハ〉. | そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ハ !ニ⊇ ’/:} V:::::ヽ. │ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
/:::丶’T’’ /u’ __ /:::::::/`ヽ \____________________
本来なら《水蓮のコブラ》のスロットを《永遠溢れの杯》にして
《酸のスライム》は《先駆のゴーレム》あたりにすれば綺麗にまとまるとは思うのですが
(´ー`) o 0 (何となく《水蓮のコブラ》を使いたいなぁ…)
↓
Σ(´□`)<青緑フェッチと黒緑フェッチがあるから緑タッチ出来るんじゃ!?
↓
(´ー`)b<《酸のスライム》も入れればハメパターン完成だね!
という謎の脳内会議の末、こうなってしまいました
《強迫》と《破滅の刃》のためだけに黒
《マナ漏出》と《精神を刻む者、ジェイス》のためだけに青
《水蓮のコブラ》と《酸のスライム》のためだけに緑
という、ド三色の狂気極まりない構成になりました。
その結果出来上がったのがハンデスとランデスとカウンターで多角的に相手を攻める、
コンパチブルバ○トを彷彿とさせる画期的なデッキ!
…今考えるとかなり狂ってますねw
フィニッシャーとしては、最近流行りの《霜のタイタン》をお試しも兼ねて搭載。
-------------------
で、出場した大会はファイナルズスペシャル予選@港湾会館。
参加人数は99名の16人抜け7回戦。
以下、試合レポです。
----------------------
第1回戦 青茶単 ○-○
1回戦目はオリジナルらしき青茶単。
《通電式キー》で《漸増爆弾》とか《不死の霊薬》を効率的に使いつつ
《大建築家》からの《ワームとぐろエンジン》をぶっぱしたりするデッキ。
ゲーム1:相手の《大建築家》を《破滅の刃》で除去った後に
《精神を刻む者、ジェイス》着地→《漸増爆弾》で壊される
《精神を刻む者、ジェイス》2体目着地→相手にがんばって壊される
《精神を刻む者、ジェイス》3体目着地→生き残る
後はブレスト連打から、《ミミックの大桶》+《酸のスライム》コンボを完成させて勝ち。
ゲーム2:《水蓮のコブラ》→《精神を刻む者、ジェイス》の布陣が完成。
毎ターンブレスト+フェッチ+スペル連打のチートモードに入って勝ち。
第2回戦 ヴァラクート ○-○
ゲーム1:序盤から中盤にかけては《マナ漏出》《剥奪》で相手の動きを阻害。
中盤に《業火のタイタン》を出されるも、そこで登場するのが《霜のタイタン》
相手のタイタンを完全に縛って、そのままビートダウンして勝ち。
ゲーム2:相手に《業火のタイタン》と《原始のタイタン》を出されるも、
こちらは2体の《霜のタイタン》で動きを抑えながらビートダウン。
《ワームとぐろエンジン》も盤面に追加して、圧勝だー! という所で
《砕土》とフェッチランドからのヴァラクート18点ダメージで突然死。負け。
ゲーム2:序盤はカウンターをたんまり抱え込んで、相手の動きを阻害しながら
隙を見てジェイス設置、更にカウンターを抱え込んで待ちの体制に。
途中で一度《ゼンディカーの報復者》を出されて焦るが、苗木が育たず一安心。
ジェイスマウントをとったまま、霜のタイタンで殴り殺して勝ち。
第3回戦 青黒ミミック ○-×-○
3回戦目の相手は、何と青黒ミミック!
自分も組もうと思っていたデッキだけに、どんな仕上がりか楽しみだと思うのと同時に、
ミミックスキーとしては負けられない! と意気込んで勝負してました。
ゲーム1:多少土地が事故り気味の相手、とりあえずこちらは《水蓮のコブラ》設置。
その後、相手の隙を見て《酸のスライム》をプレイし、相手の土地を破壊。
更に追い打ちで《精神を刻む者、ジェイス》を場に出し、
スライムとのコンボで土地ロック体制が出来上がったところで相手投了。
ゲーム2:今度は相手に《ジェイス・ベレレン》を先置きされてしまい、
なかなか対処できず、合計4~5枚ほどカードをドローされてしまう。
そのアド差で、ハンデスもカウンターも間に合わず、
《ミミックの大桶》を相手に先に置かれ、《皮裂き》を刻印され
こちらの生物に人権が無くなって負け。
ゲーム3:なんか色々疲れてて記憶が曖昧ですが
・相手の《忍び寄るタール孔》の存在を忘れててジェイス無駄死に
・《精神を刻む者、ジェイス》の能力を使うのを忘れてターンエンド
等のポカミスを連発して割と死にたくなった戦いでした。
試合自体は、返しに相手の《忍び寄るタール孔》に殴られて死ぬところで
《定業》→《定業》→ドロー《霜のタイタン》トップで勝ち。
なんか凄く対戦相手の方に申し訳なかったです。
第4回戦 ヴァラクート(ぐりまん) ○-×-○
ゲーム1:相手の初動はカウンターでいなしながら、
ハンデスでクリーチャー居ないのを確認してから《ワームとぐろエンジン》着地
《酸のスライム》で《溶岩の先鋒、ヴァラクート》を破壊して
相手の逆転の目を潰しながら、ワームで殴って勝ち。
ゲーム2:相手の初手をハンデスで覗くと
《カルニの心臓の探検》《召還の罠》、ほか土地、みたいなヌルハンドだったので
《召還の罠》を抜いて、こちらの展開を進めていく。
途中、《原始のタイタン》が出されるも《破滅の刃》で除去。
《ワームとぐろエンジン》を盤面に追加して、さー攻めるぞー! といった所で
相手がワンチャンの土地トップから24点叩き込まれてまさかの死亡。
ゲーム3:序盤の内に《ジェイス・ベレレン》を設置することに成功。
そこからひたすらドローゴーを繰り返して、
「相手の脅威の数よりもこちらのカウンターの数の方が多い」状態を維持。
そうなってしまえば、《召還の罠》があろうが何だろうが関係なし。
常に優位を保ち続けて、カウンターを2重3重に構えたまま展開して勝ち。
第5回戦 青白(つぼしゅーさん) ×-×
ゲーム1:後手1T目の《強迫》をプレイすると、なんと《呪文貫き》でカウンターされる。
更に最悪なことに、返しで《光輝王の昇天》をプレイされる。
盤面上の優位が作られた上、ジェイスも相手に設置されて、あっぱい。
《呪文貫き》は相当ビビりました。さすがだ…。
ゲーム2:2T目に着地した《水蓮のコブラ》でビートするも、
相手も《光輝王の昇天》を設置して、盤面は一種の拮抗状態。
そこから追加の脅威を盤面に送り出していこうとするけれども、
こちらの動きを全てカウンターや除去でいなされる。
ぐだぐだやっている内に《光輝王の昇天》にカウンターが溜まってしまい負け
第6回戦 緑単《起源の波》エルフ ×-○-○
ゲーム1:メインボードは除去が少ないので厳しい。
相手のハンドの《起源の波》を《強迫》で落として
2枚目の《起源の波》を《マナ漏出》するも
3枚目の《起源の波》を引かれ、止められず、ぶっぱされる。
色々めくれてしまい、《滅び》があるわけでもないので捌ききれる訳もなく負け。
ゲーム2:相手の展開を除去って除去ってグダらせながら
こちらも後続を引かず苦しい展開で、ライフがギリギリまで削られる。
何とか《ワームとぐろエンジン》をトップして拮抗状態を作る。
更に《霜のタイタン》→《霜のタイタン》を引いて、盤面を圧倒して勝ち。
ゲーム3:相手のハンドをハンデスで覗くと《復讐蔦》が居てゲロ吐きそうになる。
こちらのハンドには《ミミックの大桶》と《破滅の刃》があったので
ミミックゲーに持ち込む算段で、序盤は除去使わずに耐える耐える。
すると、相手が《強情なベイロス》を出して来たのでニヤリ。
ライフが相当削られるが、《ミミックの大桶》に《強情なベイロス》刻印に成功。
この時点で残りライフが3。
しかも、ミミックを一度起動したところでサイドからの《帰化》でミミック破壊。
一度ライフゲインできたものの、ライフが3→7→5→3と、かなりぎりぎり。
が、ここでトップしたのが《精神を刻む者、ジェイス》!
ブレストで手札を補充しつつ、《ワームとぐろエンジン》を引き当てる事に成功。
一発殴ってライフを回復して、うっしゃーこれで逆転だ! と思ったら
相手は相手で《起源の波》を引き当ててブッパ。《エルドラージの碑》を場に出す。
これによってこっちの攻撃は通らない&相手の打点が一気にアップして死の危険が。
更に、試合は延長5ターンに入る。相手のライフは24。割と絶望するレベル。
…が、更にここで頼りになったのが、《霜のタイタン》!
《エルドラージの碑》で破壊されなくなったクリーチャーを、寝かせて無力化!。
隣に居た《ワームとぐろエンジン》、ひょっこ居た《忍び寄るタール孔》と一緒に
エルドラージの碑を張られた上から、追加1ターン目に6点、3ターン目に9点。
そして5T目に15点を叩き込んで、きっちり相手のライフを削り取って勝利!
《霜のタイタン》の思った以上の活躍っぷりにちびりました。
第7回戦 青白(たむたむさん) ○-×-×
最終戦の相手は、奇しくも以前のFinals予選で優勝争いをしたたむたむさんw
お互い権利持ちという事で、トスやIDも無く、全力でガチることに。
ゲーム1:2T目こちらが《水蓮のコブラ》を着地させる事に成功。
次ターンから、フェッチランドから溢れるマナを利用して
《マナ漏出》を構えながら《ミミックの大桶》をセット
《マナ漏出》を構えながら《精神を刻む者、ジェイス》をセット
更に、事故気味の相手に《酸のスライム》《霜のタイタン》の連続攻撃で
白マナを完全に縛って、ぶんぶんで勝利。
ゲーム2:今回一番悔しかった試合。
こちらの後手で、初手が《水蓮のコブラ》×2、《強迫》、《マナ漏出》、《忍び寄るタール孔》、《新緑の地下墓地》、《水没した地下墓地》。
ここで、2T目に《光輝王の昇天》張られたらやばいなー、と思って
《新緑の地下墓地》から《沼》を持ってきて、《強迫》をプレイする。
…すると、相手の手札は《剥奪》×2、《精神を刻む者、ジェイス》と後は土地。
《精神を刻む者、ジェイス》を抜いて、これで一安心かと思ったら
返しのトップ《光輝王の昇天》でキレそうになるww
1T目の《強迫》が全くのムダになった上に、
無理して黒マナ捻出したせいで《水蓮のコブラ》がプレイ出来ない。
そのまま、有効なアクションが出来ないまま昇天を達成されてしまい負け。
…で、その時はトップ《光輝王の昇天》に理不尽さを感じていたのですが
今になって冷静に考えると、例え相手が2T目《光輝王の昇天》を出してきても
1T目《忍び寄るタール孔》2T目《新緑の地下墓地》からコブラを出せば
返しに相手は殆ど有効なアクションは取れない上に、
続くターンは《強迫》と《マナ漏出》を重ねた上でコブラが殴れる訳なので
1T目に無理して黒マナ捻出するプレイングは激しくミスでした。
引きに文句を言うよりも、自分のプレイングを見直した方が良いという好例でした。
ゲーム3:初手《強迫》と《精神を刻む者、ジェイス》キープ。
(´ー`) o 0 (《強迫》で初動を挫いて、何とかジェイスを着地させるか…)
とかゲームプランを練っていたら
(゚Д゚,,) <あ、キープ? それなら《神聖の力線》プレイするけど。
(´ー`)<あ、はい。 …はい?
(;;´ー`)<《神聖の力線》…だと…!?
完全にプラン崩壊。手札の《強迫》が腐る腐る。
安全確認が出来ず、ぶっぱした《精神を刻む者、ジェイス》は当然カウンターされる
安全確認が出来ず、相手のジェイスを殴りにいった《忍び寄るタール孔》も当然《糾弾》
安全確認が出来ず、《神聖の力線》を割りにいった《酸のスライム》も当然カウンター。
…手札にハンデスを抱えながら、あっぱい。
たむさん曰く「前回の黒単ミミックでハンデスされるの嫌だったから力線いれた」
との事ですが…ゲーム2,ゲーム3と圧敗して、色々心が折れた最終戦でした。
----------------------------------
という訳で結果は5-2の12位。
思ったよりも良い成績を残せてました。
散々ネタ扱いされてた黒単ミミックに比べても、今回のデッキは
「環境的に強いね」とか「強いし面白いねー」とか「プレイヤーは弱いけどデッキは強いね!」とか
わりかし好評だったので嬉しい限り。
-----
意外だったのが、《酸のスライム》と《霜のタイタン》が非常に強力だったこと。
《酸のスライム》は《ミミックの大桶》か《精神を刻む者、ジェイス》を組み合わさると相手投了ですし
《霜のタイタン》も、相手のミシュランを寝かせたり、相手のタイタンを寝かせたり、相手の破壊されないクリーチャーを寝かせたり、八面六臂の大活躍でした。
確かに、各国の選手権で結果を残しているのも納得。
…ただ、《ワームとぐろエンジン》や《墓所のタイタン》とどちらを取るかは難しい所。
手放しで入れられるクリーチャーという訳ではないので、要調整だと思います。
ちなみに《酸のスライム》はメイン3枚でしたが、サイドにもう1枚差して良い。
メタの中心である青白とヴァラクートと緑単エルドラージに劇的に刺さる。
今まで黒単で負けの要因となっていた「グダった後ヴァラクート」「グダった後《ウギンの目》」
というパターンを潰せるのは偉大すぎる。
青白相手にも、土地を縛るのは勿論のこと、《光輝王の昇天》を割ったり
名古屋で流行しているアージェンタムデッキにも、いい具合に刺さったりして
思った以上にやりおります、こいつ。
----
デッキ構想を作った当初は、僕を含めた誰しもが「こんな無理やりな三色回るのか?」と疑問でしたが
引き弱族のddsさんの「せめて《定業》ガン積み」との意見を受けて
多少無理に《定業》のスペースを作った結果、非常にスムーズにデッキが回るようになりました。
また、サイドスロットは、当初はヴァラクートメタの《記憶殺し》だったのですが
遊生さんの「ヴァラクートには《記憶殺し》よりカウンターの方が実は聞く」理論により
全て《瞬間凍結》に入れ替えました。結果的にかなり正解だったと思います。
あと、《マナ漏出》以降の5枚目のカウンターをどうするかについては
S団長の「《剥奪》がいいよ」との意見を聞いて試しに入れてみましたが、
《剥奪》で大正解でした。《取り消し》だったらダメな場面が多々あった。
という訳で、皆さんのご協力もあってできたこのデッキ。
今回の実戦経験もあって、更なるデッキの改良点も見えてきたので、
finals本戦を見越して、もうちょっと調整を重ねてみたいと思います。
何か皆さんからも良い改良点などあればどしどし募集中。
現在の課題は、赤単やボロスに対する有効な構成をどうするか…かなぁ。
コメント
yasuさんはこのカラーの申し子や!
海外で大流行のRUGRampなんかがまさにそれだと思います。
ひとまず対ボロスは《漸増爆弾》が鉄板かと。
か、勘違いしないでよね、別にUGBが好きって訳じゃないんだからね!
しかし今の環境、有効色→M10,ミシュラン、ミラン
対抗色→フェッチで、割と苦もなく3色デッキ組めてしまうんだよなぁ
>ラッチさん
《定業》はドラフトで使った時よりも、構築で使った時の方が強かったので驚きました。
《漸増爆弾》は一気に流せるし、確かにアリですねぇ。
個人的にはトップ引きしてきた時が絶望的に弱いのであまり好みではなかったりはしますが・・・。
デッキ構築はプレイヤー自身がするべきだと考えている自分には、自分で組んだデッキで結果を出したyasuさんにこれは絶対に言えない。
ありがとうございますー。
個人的にはコピーデッキを使うよりは自分で考えたデッキを使いたいと思ってる人なので、そう言われると嬉しいです。
これからも色々デッキを作っていきたいと思います!