みんなー! ちるののぱーてふぇくとドラフト講座はじまるよー!
…なんかこのネタってもうすでに化石の領域だなぁ。
今回の記事は、コメントでリクもあったので
ドラフトにおける「カット」について書きたいとおもいます。
僕の中では、ドラフトにおけるピックの優先順位というものは決まっていて
それは何故かというと、確固たる理由があって
「カットという行為そのものがアド損である」からです。
--------
例えば、8人ドラフトをプレイするとしましょう。
合計3人と3マッチ戦って、仮に1マッチで3ゲームすると仮定します。
ドラフト中、3パック目に、自分が緑をやっていないのに
《原初の狩人、ガラク》を剥いてしまった! どうしよう!
…という状況があったとします。
この場合、《原初の狩人、ガラク》はまったく無視してよいです。
まず、その理由として
・自分以外の7人のうち、3回ゲームを行なって、
その相手と対戦する確率は単純計算で3/7(約43%)
つまり、対戦相手と当たらない確率の方が高い
この大前提があるというのをまず冷静に認識してください。
その上で
・仮にその対戦相手と当たったとしても、そのカードを引かれない可能性もある
1枚しか入っていないカードを、1ゲームで引く確率はざっくり50%程度。
(デッキ40枚のうち、1ゲームに20枚使うとすごくざっくり計算して)
3試合するとしても、1枚も引かない確率は12・5%
仮に2試合するとしたら、1枚も引かない確率は25%となります。
・それらの情報を計算すると、流したカードをプレイされる期待値というのは、
余裕で1を割る結果となります。(実際の確率はざっくり3割以下)
----------
そんなカードを気にするよりも、
もっと別の、自分に役立つ、特殊な役割を持つカード
(例えば、アグロデッキに対する《クラーケンの幼子》や
装備品デッキに対する《溶解》など)
それらのピックを行った方が、勝利に貢献することが圧倒的に多いです。
----------
以上のことをまとめると、カットという行為は
当たるかどうかも分からない対戦相手の力を削ぐために
間違いなく自分のデッキを弱める行為であると言えるわけです。
そのため、例えば、3パック目の微妙な順手、自分の色が赤緑で
《殺害》《平和な心》《帰化》などが流れてきた場合は、
自分なら迷いなく《帰化》をピックします。
----
なので、カットをする場合というのは
・サイド候補を含めて、自分に取るカードが1枚もない場合
以上、ただ一点の場合のみに行うべきだ、と自分は思っています。
----------
【応用編:下家のコントロール】
あと、これはちょっと応用テクニックですが
・敢えて強力カードを流して、下手をコントロールする という手があります。
例えば、同程度に強力で魅力的なカードが2枚あったとします
(《吸血鬼の夜鷲》と《ゴブリンの武器商人》とか)
その場合、自分がピックしなかった方は必然的に下手の人が取る確率が高いです。
その上で
・自分がピックした色は、意地でも優良カードを下に流さない
・逆に相手がピックしたであろう色は甘々に流す(一切カットしない)
こうすることで、ある程度意図的に上家下家の協力関係を築くことが可能です。
結果、二人ともデッキが強くなるということに加えて、
対面当たりのルールの場合は、最悪出会うとしても決勝戦というメリットもあります。
ピックに余裕が出てきたら狙ってみてください。
--------------------------
あと、kukekeの方で告知してるドラフト会の募集をこちらでも
http://shinjaa.diarynote.jp/201207161524432009/
今週木曜日の19:30からドラフトやります。
現在12人が集まっおり、6×2はやる予定ですが、
できれば16人集めて8×2をやりたい! ということでメンツ募集中
参加希望者は↑のDNにコメ入れてください。
…なんかこのネタってもうすでに化石の領域だなぁ。
今回の記事は、コメントでリクもあったので
ドラフトにおける「カット」について書きたいとおもいます。
僕の中では、ドラフトにおけるピックの優先順位というものは決まっていて
①1枚で勝てるゴッドカード…見てわかるように、カットの優先順位はとても低いです
②除去カード
③優秀なクリーチャー
④脇を固めるカード(アーティファクト、インスタント等)
⑤特定のデッキに刺さるサイドカード
⑥カット
それは何故かというと、確固たる理由があって
「カットという行為そのものがアド損である」からです。
--------
例えば、8人ドラフトをプレイするとしましょう。
合計3人と3マッチ戦って、仮に1マッチで3ゲームすると仮定します。
ドラフト中、3パック目に、自分が緑をやっていないのに
《原初の狩人、ガラク》を剥いてしまった! どうしよう!
…という状況があったとします。
この場合、《原初の狩人、ガラク》はまったく無視してよいです。
まず、その理由として
・自分以外の7人のうち、3回ゲームを行なって、
その相手と対戦する確率は単純計算で3/7(約43%)
つまり、対戦相手と当たらない確率の方が高い
この大前提があるというのをまず冷静に認識してください。
その上で
・仮にその対戦相手と当たったとしても、そのカードを引かれない可能性もある
1枚しか入っていないカードを、1ゲームで引く確率はざっくり50%程度。
(デッキ40枚のうち、1ゲームに20枚使うとすごくざっくり計算して)
3試合するとしても、1枚も引かない確率は12・5%
仮に2試合するとしたら、1枚も引かない確率は25%となります。
・それらの情報を計算すると、流したカードをプレイされる期待値というのは、
余裕で1を割る結果となります。(実際の確率はざっくり3割以下)
----------
そんなカードを気にするよりも、
もっと別の、自分に役立つ、特殊な役割を持つカード
(例えば、アグロデッキに対する《クラーケンの幼子》や
装備品デッキに対する《溶解》など)
それらのピックを行った方が、勝利に貢献することが圧倒的に多いです。
----------
以上のことをまとめると、カットという行為は
当たるかどうかも分からない対戦相手の力を削ぐために
間違いなく自分のデッキを弱める行為であると言えるわけです。
そのため、例えば、3パック目の微妙な順手、自分の色が赤緑で
《殺害》《平和な心》《帰化》などが流れてきた場合は、
自分なら迷いなく《帰化》をピックします。
----
なので、カットをする場合というのは
・サイド候補を含めて、自分に取るカードが1枚もない場合
以上、ただ一点の場合のみに行うべきだ、と自分は思っています。
----------
【応用編:下家のコントロール】
あと、これはちょっと応用テクニックですが
・敢えて強力カードを流して、下手をコントロールする という手があります。
例えば、同程度に強力で魅力的なカードが2枚あったとします
(《吸血鬼の夜鷲》と《ゴブリンの武器商人》とか)
その場合、自分がピックしなかった方は必然的に下手の人が取る確率が高いです。
その上で
・自分がピックした色は、意地でも優良カードを下に流さない
・逆に相手がピックしたであろう色は甘々に流す(一切カットしない)
こうすることで、ある程度意図的に上家下家の協力関係を築くことが可能です。
結果、二人ともデッキが強くなるということに加えて、
対面当たりのルールの場合は、最悪出会うとしても決勝戦というメリットもあります。
ピックに余裕が出てきたら狙ってみてください。
--------------------------
あと、kukekeの方で告知してるドラフト会の募集をこちらでも
http://shinjaa.diarynote.jp/201207161524432009/
今週木曜日の19:30からドラフトやります。
現在12人が集まっおり、6×2はやる予定ですが、
できれば16人集めて8×2をやりたい! ということでメンツ募集中
参加希望者は↑のDNにコメ入れてください。
コメント
カットについては同意見ですね。一人を弱くするより自分を強くしたほうが勝率いいし
PTQ決勝なんかみたいにマストで3-0が必要だと、誰に当たっても負けられないんだからカットするんじゃない?
下が緑やってなさそうなら下がカットするの期待で流すのはありだろうけど。
下家のコントロールの話はすごく参考になります
後、勝手ながらリンクさせていただきました。よろしくお願いします
身内ドラフトでよく下家が優勝して、身内にカットしろよって怒られるのですが、だいたい私がカットしない理由と考えが一緒で安心できました。(もう少し私自身のプレイングが上手くなれば、カットが不要であると実力で証明できるんですけどね・・・)
下家協力、してみたいですが皆ある程度暗黙でカットしてるので下家超TUEEEEで大顰蹙を買いそうです。もう少し上手くなれさえすれば2位、3位あたり濃厚になれるのでしったこっちゃねーっちゃしったこっちゃねーんですが。
カットしないのはだいたいこのパターンじゃないかな。
・安定して勝ち越し(2-1or3-0)狙うとき(1回は負けても仕方ないくらいの気持ち)
・自分のデッキに驚異にならないとき(対ガラクなら飛行たくさんいるとか忘却の輪取れてるとか)
・自分のデッキが及第点以下のとき(流石にカットする暇がない)
・下が勝つ気があまりないとき(PT行かないとか)
他になんかあるかな。
逆に
・自分のデッキで対処できないとき
・下が緑とわかっていて3-0が必要なとき
はカットするんじゃないかと思う。
大体yasu氏と考える事は同じで、当たるかどうか分からないデッキを弱くするより、自分のデッキを強化する事を考えた方がいい。
付け加えるなら、カットが意味を成す可能性があるのは、ガラク入りデッキに3/7の確率で当たったとき、しかもその1ラウンドのみ。
しかし、自分のデッキに入るカードを取れば、全てのラウンドで、その恩恵に与ることができる可能性がある。
3パック目にガラクこんにちはっていう例なら、ピックに値するカードは何かしらあるだろうし。
勿論、何も無いって可能性もあるが、その時はカットすればいい。
ただ、デッキに入るカードを見送ってのそれは愚行。
必要なカードを取れば、自分の全ラウンドの勝率が単純に上がるので。
もしガラクデッキと実際に当たってしまった時、カットしておけば… と思ってしまうかもしれない。しかし、そのラウンドのために他のマッチの勝率を下げてしまえば、2-1すら遠のく。