GPT台北@美嶋屋 に出てきました。

参加者は34名のシールド戦で、スイス6回戦からのベスト8のドラフト。

シールドは、「留置」って書いてあるカード9枚+《虚無使い》+《フェアリーの騙し屋》という爆テンポアゾリウスで4-2。
ギリギリオポ差でベスト8に滑りこみ。

ドラフトは気の迷いで苦手としていたゴルガリに突っ込んでしまい、
《新プラーフのギルド魔道士》《リーヴの空騎士》《アゾリウスの大司教》を泣く泣く見送りながら
《テーラスのワーム》3枚というクソみたいなデッキを汲んでしまい、2没でしゅーりょー。

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という訳で、ドラフト雑感その3

■初手に引きずられるな、とにかく上家の言うことを聞け

この環境でとにかく必要なのは上家と協調することが絶対条件です。
色被りはともかく、ギルド被りは何が何でも避けなければなりません。

そこで必要なのは、上家のサインを読むことですが
この環境では、特にサインを読むために、以下のように徹底しています。

 ◆1手目、2手目、3手目に何を取ったか「忘れて」ピックをする
  1、2、3手目は、とにかく前後関係や初手レアに関係なく、
  その時その時で単純なKPが高いカードをピックします。
  たとえ初手に《空印のロック》をとっていたとしても、
  2手目に《リックス・マーディのギルド魔道士》が来たらピック。
  その上で仮に3手目に《死橋の大巨虫》が来たら、それもピックします。
  

  その上で、4手目くらいから何となく流れを掴んでいきましょう。
  その際、1、2、3手目にピックしたカードはどれか捨てても構いません。
  

  ラヴニカ環境は全体的なKPが高いので、少々捨てピックがあってもデッキ作成可能です。
  ここで1枚2枚捨て上家との関係を築くことで後の十数枚に繋がるので全く問題ありません。

  
  また、この段階でギルド門などのマナ基盤のピックも個人的には好みません。
  理由として、やはり最初の内は単純KPが高いカードもやはりピックしたいのに加えて
  下家に対してのアピールが弱く、下との棲み分けが曖昧になる危険性がある為です。
  

  以前にも書いたとおり「理想としてはギルド門が不要なほど整ったデッキ」を作る事なので
  やはりこの段階でギルド門をピックするのは弱気なピックだと個人的には思います。

    
  ちなみに、一番ダメなのが1手目に取れた強いレアに引きずられて強行すること。
  ハマれば強いですが、単純確率1/5で上と被って爆死します。
  

  それどころか最悪、上上とかと被ってたりすると、もう見るも悲惨な状況になったりします。
  

  とにかくこの環境は、空気を読むことに徹しましょう。
  


 ◆※ただしゴルガリは除く
  ですが、でーすーが。 それでも圧倒的にオススメできないのがゴルガリ。
  とにかくなんていうかこのギルド、弱いです。
  前評判では「《構脚のトロール》と《水路の蠍》つええ! と思っていましたが」
  なんていうかゴルガリそのものの動きがもっさりしてる&活用が弱いことと相まって、
  現在ゴルガリはぶっちぎりで1弱の評価を皆から受けています。
  

  どれだけ1弱かと言うと
  
  ・5つのギルド中、唯一ブンブンといえる動きが無い
   (コモンだけで組んだ理想的なゴルガリの形がどれだけ考えても見えてこない)
  
  ・活用は留置、バウンスに弱い(=アゾリウスに弱い)
  ・活用は前のめりなデッキ相手に弱い(=ラクドス、イゼットに弱い)
  ・正面からのぶつかりあいだとセレズニアに負ける(=セレズニアにも決して強くない)
  ・つまり、ゴルガリのメイン能力の活用はあらゆるギルド相手に強くない
  
  ・それなのに大して除去も強くない
  
  ・ドラフト大会1番卓で、《ゴルガリの死者の王、ジャラド》が8手目まで流れた
  
  ・卓1なら大丈夫だろうと思っていた超綺麗にまとまったゴルガリがまさかの0-3
そんな感じで、いかに上とかぶらないといってもゴルガリは回避した方が賢明です。
正直今日の決勝ドラフトも、ゴルガリを選んだことそのものが失敗でした。

他の人からは
「なんでゴルガリやってるんですか、わかってるでしょう、ゴルガリやったら勝てないってことくらい!」
となじられ
「俺、なんでゴルガリやったんだろう、俺、なんでゴルガリやったんだろう…」と晩御飯のガストの中で30回くらい反省していました。


とにかくツラいのが、ゴルガリをやると相手のドブンに対応する手段が少ないこと。


アゾリウスなら留置・バウンス、ラクドスなら除去、セレズニアならゲインと単純な肉壁、といった具合に対応可能なのですが
ゴルガリでは《究極の価格》とかが無いと非常に対応が辛いので、ドブン系デッキにはまず負ける宿命を負ってしまいます。
それでいて《瞬間移動門》のような1枚で逆転できるカードも少ないので、
つまり、必ずどこかで負ける可能性が高く、ゴルガリは3-0するのに非常に不向きなアーキタイプといえます。


いやほんと、こんだけ言うだけ弱いんですよ、ゴルガリ。
逆に、これに対する反論として「覚醒ゴルガリ」とかたちあげてくれるツワモノ募集。


レアやアンコに頼らず、基本コモンの構築で安定して勝てるようなゴルガリのアーキタイプはあるのでしょうか…。

コメント

Hanoi
2012年10月15日0:35

2マナ5枚捲りインスタントで3マナ防衛マナクリを擬似サーチ。
接死持ち・1/4到達壁・4マナ4/4君で盤面作ってデカブツに繋げるっていう形が強そうっていうか試したら結構強かったよ。壁マナクリが並んで15/15ワームキャスト余裕でした^^

yasu
2012年10月15日1:05

>はのりん
ビッグマナ風味は面白そうですね。マナ加速があと一種類くらいあればなぁ…
ていうか世界棘のワームをデッキにいれてるのが一番の驚きですよ!

ぶれんたん
2012年10月15日1:34

1/1飛行絆魂を活用で強くしていくタイプに活路を考えてます。
バウンスや除去には死ぬほど弱いですが…。

nophoto
通りすがり
2012年10月15日1:50

ぶれブレンタンさんと被りますが
短剣広場のインプがかなりいいのではないでしょうか
逸脱者の歓びも積極的にピックしていってこの前のFNMではかなりいい感じでした
それでもアゾリウスの留置とバウンスには弱いんですがね

Hanoi
2012年10月15日12:06

>世界棘

レイコマされて死んだwww

いぜっと@オルゾフ組
2012年10月15日18:40

>ひみつ
失敗を知ってる人間は強いですよ。
台北に向けてカードを把握するためにも色々試していけるといいですね。

dds666
2012年10月15日19:33

>>ひ
アサシンストライクはBMでも同じミスしたでしょww
学ぼうよww

さわけん
2012年10月15日21:50

そういえば、留置された生物に瞬間移動門は?

yasu
2012年10月23日0:01

>ぶれブレンタンさん、通りすがりさん
どうやら1/1絆魂飛行はかなり重要らしいですね。
こんどゴルガリをやる時はちょっと点数高めにピックしようと思います

>はのりん
レイコマは仕方ない。っていうか世界棘を出した時点で実質勝ちといっても差し支えないよ!

>いぜっとさん
台北本戦では限りなくミスは少なくしたいですね。
少なくとも盤面とカードが見えれば防げるようなミスは

>ddsさん
あんだけ重いんだからインスタントでもいいじゃん! という甘え

>なきがら
あまりにミスが多すぎて忘れてました

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