MOのカード募集は提供していただける方が現れました! ありがとうございます!

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GP横浜、お疲れ様でした。
未だに興奮冷めやらない身で、レポを書こうにも密度が濃すぎるので、
特に印象に残ったマッチアップに限定してレポートを書いて行きたいとおもいます

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■一番緊張した勝負

4回戦目:コガモさんとの試合

こちらは、公式ページにもカバレッジが上がっています
http://coverage.mtg-jp.com/gpyok13/article/012102/

実質、この戦いが今回の練習GP横浜の運命を決定したといっても過言ではないマッチアップ。
今までフューチャーなんて一切縁が無かった自分が、3Bye明けになぜかいきなり呼ばれる。
たまたまコガモさんの相手だったので呼ばれただけだったのですが
その時点では「せっかく3Byeあるのに、デッキ弱い…こりゃダメだ」と思っていた所に
いきなりフューチャー、いきなり有名プレイヤーとで軽く目眩がするわたくし。

試合内容は、カバレッジはかなりあっさり勝ってる風味に書いてありますが
試合中はほんともう手が震えて気が遠くなりそうで、すげえ精神をすり減らしながら戦いました。

特に1戦目は、ほんともうかなりギリギリの戦いで
実はカバレッジに書いてある内容は多少違ってて

相手はパワー3の《神出鬼没の混成体》と《鍵練達のならず者》との
合計アンブロッカブルパワー6で攻めてきていて、こちらのライフが明らかにヤバい。
《死の接近》を貼るものの、相手の墓地にはクリーチャーが1体しかおらず、打点が1点減っただけ。
しかも、相手から《ドレイク翼の混成体》を追加されて、もう絶対絶命なところを
《煙の精霊》が奇跡的な噛み合いを見せて、《ドレイク翼の混成体》を撃ち落しながら
その撃ち落とした《ドレイク翼の混成体》に連鎖して《鍵練達のならず者》も落ちる。

それで勝ったかとおもいきや《神出鬼没の混成体》が処理できず、こちらは数ターン後には死亡確定。
といったところで《聖堂の金切り声》を引いてきて1点強請できたので、
何とか1点残る計算になって、その1ターン差でこちらが殴りきれて勝ち、という状況でした。

1点のライフ、1枚カード、1ターンの差でぎっりぎり勝ち取れた勝利で
どこか一つでもズレていたら負けていた試合でした。

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2ゲーム目はこちらのデッキの勝ちパターンである
「後手を取って相手がマリガンすると、後は除去連打するだけで相手がジリ貧になっていつのまにか勝てる」
というパターンに持ち込んでの勝利でした。

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何より嬉しかったのは、ゲームが終わったあとライターの人に
「一応DNやってるyasuという者で…」と説明すると
コガモさんから「あーあのyasuさんですか!? 記事読ませてもらってます!」と反応されたこと。
自分にとってみれば雲の上かと思ってた人から反応を頂けて、DN書いててよかったーと思いました。
その後もコガモさんと色々お話しできて嬉しかったです。

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いつもなら死亡確定のはずのこの大勝負で勝利を拾うことができて
「もしかしたら、今回はいけるかも…」と、この勝負が終わった時に仄かに思いました。

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■一番面白かった勝負

5回戦目:貧弱エスパーミラー

5回戦目、お互い4-0同士のラインで当たった相手。
聞いてみると相手の方は2Bye持ちで「デッキ弱いけどごまかしてここまできた」という方。
「奇遇ですね、僕もデッキ弱いけどごまかして何とかする系のデッキですよ」と和やかに会話

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いざ試合開始してみると…本当にお互いデッキがよえええええ!!!

まず、こちらの《ディミーアの魔鍵》に《破壊的一撃》を打たれて「ファッ!?」となるわたくし。
Shattering Blow / 破壊的一撃 (1)(赤/白)
インスタント
アーティファクト1つを対象とし、それを追放する。
思わず「え…め、メインですか?」と聞くと
「ええ、メインです。 だから言ったでしょう、デッキ弱いって。」
と自信を持った返答をされ、戸惑う。

いや、仮にも相手は4-0してるデッキだぞ? そうだ、きっとゴッドレアがあるに違いない…!

そう思って相手がプレイしてきたのは…《影小道の住人》
「えっ…  えっ?」と、またあっけにとられるわたくし。
「いや、だからデッキ弱いんだって…」と苦笑しながらプレイする相手。

しかし、デッキの弱さならこちらも負けてはいない!

地上の主戦力《賢者街の住人》が相手の《ザリーチ虎》でガッチリブロックされてダメージが通らないぜ!
空から主戦力《欄干のスパイ》が殴っても相手の《ザリーチ虎》のライフゲインで実質ダメージが通らないぜ!
うおお、なんてつええんだ相手の《ザリーチ虎》!


しかし、そんな僕にも強みはある!
《賢者街の住人》で相手のライブラリを削っている分、先に相手の方が何もできなくて死ぬはず!

なんかお互い超絶弱いカード同士で壮絶にグダり合う。

相手のドローするカードも墓地に落ちるカードも強いカードが一向に見えない。

そうしている内に引いたのは最強のフィニッシャー《ダスクマントルのギルド魔道士》!
今日こそお前がこんなに強いと思った日は無いよ!

グダりあってる中で延々と相手のライブラリを削る作業を開始。

結局、相手のライブラリを残り1枚まで削ったところで相手投了したものの…

結局最後まで相手のデッキにゴッドレアを見た記憶が無いぞ…?

相手「だから言ってるでしょう! デッキ弱いって!」と苦笑。

いつのまにか相手の後ろに友人らしき人たちも集まってきていて
「おいおいこれ本当に4-0同士の試合かよ!」
「なんか逆に面白いw」と、全勝同士の試合とは思えない和やかな雰囲気になるw

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しかし、真の恐怖は次の戦いだった…

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相手が取ってきたプランは

「後手を選択」
「サイドボードから《真夜中の復活》を2枚サイドイン」


こちらが例えば、綺麗に組めたボロスやレア満載デッキなら何てことはないだろう。
しかし…僕のデッキに対してどれだけ上記2点が辛いか、分かっていただけるだろうか?

このデッキの勝ち筋ははっきり言って2通りしかなくて

 A:こちらが後手で相手がマリガンした後消耗戦にしてリソース差で勝つ
 B:《夜帷の死霊》無双

この2つしかないのですよ!

そして、今回相手が選んだ「後手」「真夜中の復活×2」は、プランAが完全に潰されるのです。
更に、ゲーム序盤に《夜帷の死霊》が相手のライブラリアウトで墓地に落とされる。

更に、相手の《真夜中の復活》で序盤の《肉貪り》が実質無効化されると同時に
《死の接近》《第六管区のワイト》が完全に無力化される!

こんな…こんな辛い試合が過去にあっただろうか…ある意味コガモさんの時よりもつれえよ…これ。

完全に勝ち筋を砕かれて、デッキ機能不全に陥って負け。恐ろしい体験をする。

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相手の恐ろしいサイドプランを見て「これでは勝てない!」とひらきなおる私。
急遽サイドプランを変更。

具体的には、デッキの骨格であった《肉貪り》3枚をサイドアウト。
そしてサイドインする《大都市のスプライト》×2と《雲ヒレの猛禽》


そしておもむろに次の試合では先手を選択!
除去とかグダるとかそんなの捨てて、とにかくぶちギレて殴り勝つしかねええ!!!

本来、ボロスやグルールと正面衝突するとどう考えても一方的に負けるくらい細い布陣ですが、
相手のこのデッキに対してだけは、今だけは、俺はコントロール側ではなくビートダウン側になる!
Who’s BeatDown!!!!

気分はさながら、苦渋の決断でドラを手放した松実玄。

その思い切りが功を奏したのか、勢いのまま相手を殴りきって勝利。

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そんなお互いやせ細ったやりとりを見て、ギャラリー(相手の友人の方々)は終始苦笑。

盤面だけみればすげーグダった弱いカードの応酬でしたが、
自分としては、ある意味一番の強敵であり、3戦とも全然違った展開ですげー面白かったです。

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■後から驚いた試合

15回戦目:Cristian Calcanoさん

一応フューチャーに呼ばれたのですが、特に記事を書かれることもなく
相手が多少事故気味? で割とあっさり終わった試合でした。

相手はよく知らない外国の方だったのですが、後からカバレッジを見返してみると
http://coverage.mtg-jp.com/gpyok13/article/012093/
http://coverage.mtg-jp.com/gpyok13/article/012117/

おおーい!

GP優勝経験もある、公式で取り上げられるくらい超有名プレイヤーじゃん!

ドラフトで自分の上家だったので
「3-4《幽霊議員、オブゼダート》をくれた優しい人」というくらいのゆるーい認識だったのですが
ある意味、事前情報を知らずに相手をしたから平常心で相手できたのかもしんない…。

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■一番大変だった試合

16回戦目:ろせさん

こちらもカバレッジに取られてますね
http://coverage.mtg-jp.com/gpyok13/article/012212/

お互い13勝2敗で迎えた、勝てばベスト8確定、負けたらほぼ無理というバブルマッチ。
ベスト8に入ればPTの権利ももらえるため、非常に重要な1戦。

ここにすべての力を注ぎ込む! と気合を入れてフューチャーエリアにいった僕を待っていたのは…
「あー、yasuさんじゃないですかー。 どうします? IDします?w」
という声。 へ? と思って相手を見ると、なんと岐阜のろせさんじゃないですか!

それまであった、重要なバブルマッチの空気がいっきに和らいで「ここ愛知かよ!」と苦笑。
観戦に来てた将軍とかははむしろ爆笑していた。

一応知り合いなので「ここでIDして次勝てば二人とも抜けれますけどー」という提案を頂くも、
せっかくのフューチャーだし、あんまり勝負を先送りするメリットも無いのでガチることに。

しかし、相手から感じる気合の入りようが違う。
ここまで戦ってきた相手の誰よりも、殺気が篭っているのを感じる…!

それはTOP8をかけた試合だから、というのも勿論ありますが…

特注の《みのりんスリーブ》に加え、
デッキ内の土地はすべて自前のアンヒンジドランドという気合の入りっぷり。

戦う前から既に相当なマインドアドバンテージを取られて恐怖を感じる。

野口先生から頂いた特注女神まどかデッキケース(※1)と、お手製チルノトークンカードが手元になかったら
精神をやられて即死するところだった…。

(※1 愛知のデッキケース職人、野口先生が一つ一つお手製で作成しているデッキケース。
    使い勝手、デザイン、耐久度ともに他の追随を許さないトップクラスのクオリティで、
    これを所持していると愛知で一人前と認められる(?)。
    主に愛知の大会の優勝賞品として配布されていることが多い。)

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勝負自体は非常にいい勝負で、デッキもお互い強く、3本目までもつれこんで、
かつどちらかが極端に事故をしたという訳でもない、いい勝負だったと思います。

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強いていえば、ろせさんがフューチャーエリアに映ることを見越して、
みのりんTシャツとか、みのりんプレイマットまで用意してきたら、
マインドアドバンテージの差で負けていたかもしれません。

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■一番衝撃的だった試合

18回戦目:Sam Blackさん

これについては…ああ、もう多くは語るまい。
試合の経過についてはカバレッジを見てください…。
http://coverage.mtg-jp.com/gpyok13/article/012217/

ベスト8にたどり着いて「今日の僕はノっている…!」と勢いが出てきて、
ドラフトも手応えがあって、優勝を狙えると知り合いからも元気付けられて、
優勝するぞー! と気合を入れて望んだ試合で

完膚なきまでに、ぼっこぼこに、やられました。
ここまでボコボコにやられたのはMTGやっててはじめてくらいじゃないかなー。

プレイミスとかデッキ構築とかなんかもうそういうのを全部すっとばして

「勝てない」

と、ただただ圧倒的な差を思い知らされた試合でした。

ただまあ、負けたことがショックであるとか、理不尽な周りに怒ったとかそういうのではなく
「Samさん強えええー! やっぱりプロって強い! 自分はまだまだだー! むりむり勝てないー!」
と、試合直後に笑いがこみ上げてくるくらいにざっくり斬られて、むしろ清々しかったです。
自分が成長してTOP8の壁は破れたけど、その上に更に厚い壁があった、といった感じで。

いつかまた戦いたい、そして出来ればリベンジしたい! と
新たなマジックの目標ができました!

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GPの戦いは、どれもこれも濃厚な戦いで、本当は他の試合も紹介したいのですが、
分量の問題もあって、紹介しきれないのが申し訳ありません。

上で紹介した方々以外にも、相手して頂けた皆さん、本当にありがとうございました!

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番外編

■最も重かった一言

TOP8が確定したあと、知り合いに報告に回っていた時に
9br「ベスト8・・・いいなぁ・・・」
と、ぼそっと呟かれたその言葉の重みに耐え切れず、上手く返事ができませんでした・・・。

コメント

M
2013年3月6日1:11

>貧弱エスパーミラー
 なんかイニDのVSカプチーノ戦を思い出しましたw。相手より強い部分を出せばどうにかなるってことですなwww。
 しかし、まあお疲れ様でした。

like_a_cosmos
2013年3月6日2:43

はじめまして、GPトップ8おめでとうございます。普段からちょこちょこDNを覗かせていただいており、カバレッジで活躍されているのをみて自分ごとのように心躍りました。次のPTも頑張ってください。

さて、MOでカードレンタル募集されているそうですが、よろしければ使いませんか? 個人的にはISDとRTRを現物化用にフルコンプしたものの手続きせずに所持したままで、しかも普段DE等に出ていないので、この2セットならほぼすべてのカードをお貸しできますよ(DKA、AVR、M13はほとんど資産がないのですが…)。

リンクさせていただきました。MOでも同じ名前でプレイしておりますので、ご希望があればご連絡ください。

ろせ
2013年3月6日9:55

>みのりんTシャツとか、みのりんプレイマット
やっぱ、ここか・・・・(真剣)

黒髭
2013年3月6日11:26

津村さんとの試合は、拝見させていただきました。
1戦目のカヴァレッジはヤハリ内容が違いましたね
リンク貼らせていただきました。
宜しくお願い致します。

nophoto
エメリアの天使
2013年3月6日19:52

僕が持ってる中で必要なのあったら貸すよ?
言うてもほとんど売却済みだから、先に他に当たったほうがいいとは思うけど

yasu
2013年3月6日22:23

>Mさん
あの時はほんとWho’s BeatDown?の記事が頭をよぎりました
その時その時で様々な判断を迫られるのは、MTGの面白いところでもありますね

>Like a Cosmosさん
マジですか! ありがとうございます!
先ほどMOで登録させて頂きました。細かいお話はそちらでお願いできればと思います

>ろせさん
次回GP時に期待しています!

>黒髭さん
リンクありがとうございます! あの時はリアルに手が震えていて、ガクブル状態で傍目に見てに情けなかったのではないかと思いますw

>エメ天
Like_a_Cosmosさんにお願いしてみようと思いますー。
もしかしたら何かお願いするかも

完走カイツブリ
2013年3月8日1:02

TOP8おめでしたー。
さすがにR5を横から見ている限り絶対2日目無理やと思ってたのでびっくりです。あの弱いデッキと長引いてる時点でwww
身内皆で「俺のデッキの方が弱いって!・・・うん、ゴメン」って言うデッキだったのにw

いや、さすがっす。
R5のキムラくんですが覚えてますか?
3年前にyasuさんから仙台の3byeもぎった奴ですよw

yasu
2013年3月12日0:38

>カイツブリさん
お疲れ様でした! あのデッキを見ていた皆さん楽しそうで何よりです。
数年前のことなので、記憶が曖昧ですが…キムラさんのお名前は覚えておきますw

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