アラーラ環境のドラフト で 心がけている基本戦略
2009年1月12日 TCG全般 コメント (14)アラーラの断片が発売されてはや数ヶ月。
今やコンフラックスの新情報を控える段階となりましたが、
皆さんそろそろアラーラのブードラも数をこなした頃だと思われます。
で、自分もまだまだ未熟な身ではあるのですが
アラーラ環境でのブードラの基本戦略をつらつら書いてみます。
見てプギャーするもよし、ここおかしいよ、とか上手い人からご意見など頂ければ幸い。
----------------
という訳で、ピックをする際に気をつけている事。
1パック目
1-1~1-3:とにかくパワーカードをピックする事に専念。
ゴッドレアや除去を優先して、とにかくカードパワーを優先してピック。
決め打ちはあんまいくない。あくまでストイックに、一番強いカードを取る。
《忘却の輪》や《炎波のドラゴン》等の単色のパワーカードは分かりやすいけど、
《ナヤの魔除け》や《ジャンドの魔除け》、《猛きセロドン》みたいな
「強いけど色拘束もかなり高いカード」もがんがんピックしていいと思う。
1-3~1-7:卓内の空気を読む事に専念。
1-3を過ぎたあたりから、渡されたパックを見て、
どの色が強いのが残っているか、どの色のカードが露骨に少ないのかを覚えておく。
特に重要なのが1-4と1-5の時の束。
この束は自分の上半球の人を経て回ってきたパックなので、
例えばここに《長毛のソクター》や《バントの魔除け》などのカードがあれば
自分の上には、ナヤやバントをやっている人は居ない、と目安を付ける事が出来る。
なので、1-4、1-5で特定の断片の強力カードが来たら、決め打ちの兆候。
(※ただし、これはあくまで目安なので注意。
バント狙いの人が《戦誉の天使》取って《忘却の輪》流す、とかも考えられるし)
1-8以降:基本卓内の空気を読みながら、不人気色の把握を行う。
《火災地のオーガ》や《風生みの魔導師》といったパーツがまだ流れていたら
グリクシスやエスパーが相当人気が無いという事になるので、
その方向への色タッチを考えて、最悪捨てるつもりでピックしたり。
この段階で《目明き階級の魔術師》や《アラクサの守護者》が残ってたら
バント方面がかなり手薄だという事なので、わくわくしてきますw
2パック目
基本的には1パック目で決めた方向性に沿ってピックを行う。
ただし、3パック目の事を考えて、上に対しての色主張は多少強めに行う。
例えば、バントやってて《圧倒する静寂》と《バントの魔除け》があったら
まだマナベースが整ってなくても多少無理して《バントの魔除け》を取りにいく。
万が一、自分のすぐ上に方向転換をされたら3パック目で死ねるので。
3パック目
3パック目になるとみんな大体アーキタイプがはっきりしてるので、
ほぼ流れに任せる感じでピックするしかないんだけども
自分のデッキの最終的な調整を行うつもりでピックする。
調整の目安としては
除去は取れなかった時は仕方ない場合もあるけど、
除去が無くても勝てるのは、凄まじくクリーチャーが優秀なナヤしか無理だと思う。
なので、今まで取れてなかったら何を差し置いても除去をピックする勢いで望む。
マナ補助は、タップインランドがあるに越したことはないけど、パノラマでもOK。
逆にオベリスクはあまり評価してないです。デッキの濃度が薄まるので。
《波掠めのエイヴン》や《熊手爪のガルガンチュアン》が複数枚あるとか
デッキの構成が重いとか、オベリスクを使う必然性が無ければ入れたくない。
そうでなければ、オベリスクを抜いて追加の土地を入れる方がまだマシ。
特にこの環境、3マナ域って一番主力になるマナ域だし。
ただ、一番安く取れるのも事実なので、
タップインランドやパノラマが無い場合の緊急手段として仕方ない場合も。
マナカーブについては、ドラフトはテンポ環境だという事もあり
パーツが強いデッキでも初動3T目だとナカティル一匹に殺されかねないので
とりあえず1~2マナ域のカードを用意しないとデッキとして成り立たない。
なので、2パック目が終わった時点で1~2マナ域のカードが少なかったら、
低マナ域のカードの点数をやや高めにしてピックする。
---------------------
基本的に、僕の最近のドラフトをやる上での思考はこんな感じです。
卓内のスキマ狙いが基本戦略なので、被り上等のナヤ・ジャンドはほぼ出来ないですw
結果として、5割くらいの確率でバント、たまにグリクシスやエスパー
よほど卓内で人気が無ければナヤかジャンド、といった形になります。
結局不人気色はバント、グリクシス、エスパーに偏る傾向にあるので、
1-1~1-3あたりも、その断片をあらかじめ意識して取る場合も多いです。
あと、1パック目の途中から半分決め打ちに入るので、5色になる確率は低いです。
というかこの方法で5色やって勝てた事が無い。
除去とか、土地の取り方とか、5色のピックの方法は未だに分からないです。
たまにやるけど、中途半端で弱いデッキにしかならない。なので敬遠気味。
----------------------
あとやっぱり、《野生のナカティル》は嫌いですw
以前のドラフト何取る問題でナカティル推進派の方が多かったので
1-1《野生のナカティル》をちょくちょく試してはみるものの、
やっぱりコイツに1-1を取る程の魅力は感じないというのが現在の意見。
《ヴィティアのとげ刺し》と《野生のナカティル》が居たらとげ刺しを取りたいし
《芽吹くトリナクス》と《野生のナカティル》があったらトリナクス取りたい、
《魂の火》と《野生のナカティル》でも魂の火取りたいです。
《聖域のガーゴイル》と《野生のナカティル》でもやっぱガーゴイルだなあ。
で、結局自分の上も緑絡みのデッキをやってたりして良いパーツが回って来ず、
本来除去を取るべき1-1でナカティルを取っているので除去も微妙な感じで
中の下くらいのgdgdビートダウンデッキになって乙る事が多々。
そんな感じで、初手《野生のナカティル》を取ったドラフトは
失敗ドラフトに終わる結果が多いです。
まあ、僕がナヤやジャンド絡みのガン被り上等ピックに慣れていないのと
テンポデッキを組んで回すのがそもそも下手ってのもあるとは思いますが
それでもやはり《野生のナカティル》に良い思い出はあんま無いです、うぐぅ。
----------------------
「そんなピックだからお前はダメなんだ!」
「こんな考えでドラフトしてたの? お前マジックなめてね?」
「だからやっぱり初手《野生のナカティル》だっつうの!」
みたいな愛の鞭はコメントにて随時受付中ですw
今やコンフラックスの新情報を控える段階となりましたが、
皆さんそろそろアラーラのブードラも数をこなした頃だと思われます。
で、自分もまだまだ未熟な身ではあるのですが
アラーラ環境でのブードラの基本戦略をつらつら書いてみます。
見てプギャーするもよし、ここおかしいよ、とか上手い人からご意見など頂ければ幸い。
----------------
という訳で、ピックをする際に気をつけている事。
1パック目
1-1~1-3:とにかくパワーカードをピックする事に専念。
ゴッドレアや除去を優先して、とにかくカードパワーを優先してピック。
決め打ちはあんまいくない。あくまでストイックに、一番強いカードを取る。
《忘却の輪》や《炎波のドラゴン》等の単色のパワーカードは分かりやすいけど、
《ナヤの魔除け》や《ジャンドの魔除け》、《猛きセロドン》みたいな
「強いけど色拘束もかなり高いカード」もがんがんピックしていいと思う。
1-3~1-7:卓内の空気を読む事に専念。
1-3を過ぎたあたりから、渡されたパックを見て、
どの色が強いのが残っているか、どの色のカードが露骨に少ないのかを覚えておく。
特に重要なのが1-4と1-5の時の束。
この束は自分の上半球の人を経て回ってきたパックなので、
例えばここに《長毛のソクター》や《バントの魔除け》などのカードがあれば
自分の上には、ナヤやバントをやっている人は居ない、と目安を付ける事が出来る。
なので、1-4、1-5で特定の断片の強力カードが来たら、決め打ちの兆候。
(※ただし、これはあくまで目安なので注意。
バント狙いの人が《戦誉の天使》取って《忘却の輪》流す、とかも考えられるし)
1-8以降:基本卓内の空気を読みながら、不人気色の把握を行う。
《火災地のオーガ》や《風生みの魔導師》といったパーツがまだ流れていたら
グリクシスやエスパーが相当人気が無いという事になるので、
その方向への色タッチを考えて、最悪捨てるつもりでピックしたり。
この段階で《目明き階級の魔術師》や《アラクサの守護者》が残ってたら
バント方面がかなり手薄だという事なので、わくわくしてきますw
2パック目
基本的には1パック目で決めた方向性に沿ってピックを行う。
ただし、3パック目の事を考えて、上に対しての色主張は多少強めに行う。
例えば、バントやってて《圧倒する静寂》と《バントの魔除け》があったら
まだマナベースが整ってなくても多少無理して《バントの魔除け》を取りにいく。
万が一、自分のすぐ上に方向転換をされたら3パック目で死ねるので。
3パック目
3パック目になるとみんな大体アーキタイプがはっきりしてるので、
ほぼ流れに任せる感じでピックするしかないんだけども
自分のデッキの最終的な調整を行うつもりでピックする。
調整の目安としては
除去:最低3枚くらいは欲しい。勿論、あればあるだけあるほうが良い。↑を意識しながら、自分のデッキに足りないのをピック。
マナ補助:2色タッチ1色でもド3色でも、補助2~3枚は欲しい。
マナカーブ:1~2マナ域のアクションが6~8枚くらいは欲しい
除去は取れなかった時は仕方ない場合もあるけど、
除去が無くても勝てるのは、凄まじくクリーチャーが優秀なナヤしか無理だと思う。
なので、今まで取れてなかったら何を差し置いても除去をピックする勢いで望む。
マナ補助は、タップインランドがあるに越したことはないけど、パノラマでもOK。
逆にオベリスクはあまり評価してないです。デッキの濃度が薄まるので。
《波掠めのエイヴン》や《熊手爪のガルガンチュアン》が複数枚あるとか
デッキの構成が重いとか、オベリスクを使う必然性が無ければ入れたくない。
そうでなければ、オベリスクを抜いて追加の土地を入れる方がまだマシ。
特にこの環境、3マナ域って一番主力になるマナ域だし。
ただ、一番安く取れるのも事実なので、
タップインランドやパノラマが無い場合の緊急手段として仕方ない場合も。
マナカーブについては、ドラフトはテンポ環境だという事もあり
パーツが強いデッキでも初動3T目だとナカティル一匹に殺されかねないので
とりあえず1~2マナ域のカードを用意しないとデッキとして成り立たない。
なので、2パック目が終わった時点で1~2マナ域のカードが少なかったら、
低マナ域のカードの点数をやや高めにしてピックする。
---------------------
基本的に、僕の最近のドラフトをやる上での思考はこんな感じです。
卓内のスキマ狙いが基本戦略なので、被り上等のナヤ・ジャンドはほぼ出来ないですw
結果として、5割くらいの確率でバント、たまにグリクシスやエスパー
よほど卓内で人気が無ければナヤかジャンド、といった形になります。
結局不人気色はバント、グリクシス、エスパーに偏る傾向にあるので、
1-1~1-3あたりも、その断片をあらかじめ意識して取る場合も多いです。
あと、1パック目の途中から半分決め打ちに入るので、5色になる確率は低いです。
というかこの方法で5色やって勝てた事が無い。
除去とか、土地の取り方とか、5色のピックの方法は未だに分からないです。
たまにやるけど、中途半端で弱いデッキにしかならない。なので敬遠気味。
----------------------
あとやっぱり、《野生のナカティル》は嫌いですw
以前のドラフト何取る問題でナカティル推進派の方が多かったので
1-1《野生のナカティル》をちょくちょく試してはみるものの、
やっぱりコイツに1-1を取る程の魅力は感じないというのが現在の意見。
《ヴィティアのとげ刺し》と《野生のナカティル》が居たらとげ刺しを取りたいし
《芽吹くトリナクス》と《野生のナカティル》があったらトリナクス取りたい、
《魂の火》と《野生のナカティル》でも魂の火取りたいです。
《聖域のガーゴイル》と《野生のナカティル》でもやっぱガーゴイルだなあ。
で、結局自分の上も緑絡みのデッキをやってたりして良いパーツが回って来ず、
本来除去を取るべき1-1でナカティルを取っているので除去も微妙な感じで
中の下くらいのgdgdビートダウンデッキになって乙る事が多々。
そんな感じで、初手《野生のナカティル》を取ったドラフトは
失敗ドラフトに終わる結果が多いです。
まあ、僕がナヤやジャンド絡みのガン被り上等ピックに慣れていないのと
テンポデッキを組んで回すのがそもそも下手ってのもあるとは思いますが
それでもやはり《野生のナカティル》に良い思い出はあんま無いです、うぐぅ。
----------------------
「そんなピックだからお前はダメなんだ!」
「こんな考えでドラフトしてたの? お前マジックなめてね?」
「だからやっぱり初手《野生のナカティル》だっつうの!」
みたいな愛の鞭はコメントにて随時受付中ですw
コメント
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
あの時は「慣れてないジャンドやナヤやってもどうせ勝てないから、もう半分バント決め打ちでいくしかねえ!」
とか謎の視野狭窄に陥ってしまっていましたorz
1パック目の考え方は基本的に同じです。ただ、1パック目の中盤~後半でサイクリングカードが流れてくるようなら(他のカードプール次第ですが)これを優先してとるようにします(もし呪文摘みであっても)。
で、2パック目中盤くらいで方向を確定させる感じですね。まあ、ごまかしが利く程度のものですけど。
私も初手ナカティルは怖いのでやれないですw。
そこはほら
除去じゃなくてもジャイグロ戦術あるから問題ないしょw
ジャイグロは除去よりは点数低いから、それこそ5~8手目くらいでかき集められるだろうし
>2パック目から色換えも悪くない
おそらく、自分に一番足りない部分はここなんですよねー。
どうしても1パック目で取った資産を活かしたいっていう意識があるのと、
2パック目は自分の下の人から来るカードなので、それをアテにしても3パック目で乙るのが怖いという。
まあ、だから2-1《炎波のドラゴン》を流す、とかいう大事件が起こる訳ですがw
《呪文摘み》は普通にデッキに入れてもいいレベルで、
《凶暴な飢え》すら最近は入れていいんじゃないかとか思ってますw
>カズさん
うーん、ジャイグロをあてにするより、初めから除去をピックしたいなぁ。
ナカティルをピックすると、どうにもテンポデッキを強制されるのが慣れないですw
白緑ジャイグロ的なデッキを組むとしたら、1-1ナカティルよりも、
1-7あたりで《ヴァレロンに仕える者》とか《印章の祝福》を見てからでも遅くはない気がする。
方針としては決め打ちでない限りは青黒以外の友好2色中心にピックしつつ目指してるシャードの反対側の色も2週目以降で少し集めに行く感じです。
勿論決め打ちした方がいい場合もあるので一概には言えませんが。
あと、《芽吹くトリナクス》と《野生のナカティル》なら自分もトリナクス取ると思う。
《魂の火》で何か事件とかあったんでしょうか?
立ち消えたり立ち消えなかったりとかそういうことではなく?
>茸さん
自分が決め打ち気味になってしまうもう一つの理由としては
「マナ安定カードを取りに走るより、構成的に安定させたい」
というのがあるので、そういう点で反対側タッチはなかなか難しいです。
なので、いつもはド2色t1色の形がメインですねー。
ただ、例えば赤緑t白黒だと、
一番赤緑とは関係ない筈の《エスパーの全景》が使えたりして
色々カード選択の余地が出てくるので、
反対側タッチも考えてはみたいと思ってますー。
ついにDNはじめてしまいました。
リンクさせていただきましたのでよろしくです。
ガーゴイル>ナカティル
ナカティル>魂の火
ナカティル>トリナクス
と私は思ってます。
タッチしてでも使うカード>受けの広いカード>タッチだと使う気になれない3色カード
という考えだと、トリナクスだけをタッチする事は正直したくないので、トリナクスに関してはナカティル優先すると思います。魂の火に関してはマナ域的な問題で、3マナ域は渋滞気味になりやすいのに対し、1マナ域は過疎地帯になりやすい・・・と思ってます(と思ってたらアクラサ3、ナカティル2、ハイドラ、イーオス入りのナヤに殺されましたが)。
開設おめでとうございます。早速リンクさせていただきました。
>亡骸さん
やはり、ナカティルの強みは1マナだというところにあるみたいですねー。
個人的に、生物と除去の間にはかなり越えられない壁があると思っているので、
やはり魂の火を優先してしまいそうです。
ナカティルはいくつか代用が利くようなカードがありますが(それこそ《シーリアのエルフ》とか)
除去はどう頑張っても生物では代用が利きませんからねー。
ただまあ、そんなことを考えてるから余計ナカティルに嫌われてる気がします。
イーオス入りのナヤは・・・ご愁傷様ですw
序盤さえ耐え切ればデカ物ナヤは勝てるます。
土地17マナクリ3ガルガンチュアの贈り物2のナヤで除去が枝分かれの稲妻、血焚きの精霊の2枚しか無かったけど3-0できましたし
こっちなら積極的にナカティルピックしなくてもいいんでお勧めです。
ジャイグロより除去のほうが点数高いんだから、あてにできると思うんだ
除去よりジャイグロの方が取りやすいんだから優先的にかき集めれば、あとは弱めのカードでもテンポ押しできるデッキにさえなれば問題ない
忘却や三点火力は点数高いからナカティル先にとると期待できないけど、ジャイグロはあとから来るカードだからこっちは期待できる、ってことでいいんじゃないかと思うけどね
>ルーリング崩壊
どうせレスポンスで除去られて「対象はいないからこのカードは何もしない」に( ゚Д゚)ポカーンとしてたんだろwww
崩壊って言うより、もともとあるルールに沿ってるからこれ専用のルールではないんだけどね
2009ジャッジ『前者が死んだらダメージ飛びませんよ』
自分で調べてなかったから裁定変わったかのように見えたという話。
ナカティル使うのは嫌いだけど使われても嫌いというのは理論崩壊してると思う。
亡骸さんは目の前で見てたけどあれは無理です。相手のデッキ的な意味で。