時期的にかなり遅くなってしまいましたが、ニッセン参加記をば。
あらかじめ最初に断っておくと、選手として参加した訳ではないので
サイドイベントへの参加記録および色々な人との交流記録がメインです。

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・16日(木) -1日目

仕事が終わった後にBMで遊んでいた亡骸さんやバスケ部員さん達と合流。
ご飯を食べた後に車で一旦家に帰ると、
全く何も旅行の準備してないのに準備時間が1時間も無いというミラクル発生。
(家に着いたのが10時過ぎで、11時頃に出発予定だったので)
とりあえず着替えと使えそうなカード類をぽいぽい鞄に放り込んで出発。

ちなみにこの時点での使用デッキは

本命:abiさんから提供して貰った青白ヒバリ
時点:白緑トークン

で、グリクシスフェアリーの影も形も見えませんでしたw

正確には、直前予選の数日前に赤タッチフェアリーをピコーンして
色々な人に「メイン《地震》フェアリーってどうでしょうか!?」と聞いてみた所

mol君「プッw」
千葉神様「プゲラw」
黒海老さん「プゲラッチョw」
kbrさん「プギャプギャプギャーw」

と皆からもの凄くディスられた気がしたので、所詮電波か…とバチューンしてました。

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という訳で、使用するデッキが結局定まらないまま、
デッキ製作は車の中でやればいいや、という事で車に乗り込み
亡骸さん、いぜっとさん、K6さん、yasuの合計4人で一路広島へ。
道中の車の会話は専らM10環境についての会話。

この時の車内はやっぱり白単安定かなー、みたいな感じでしたね。

あとなんか途中で眠くなったらインフィニティM10とか始まってたw
《火花魔導師の弟子》がやたら強かったww

というか、その車に乗ってる人たち、揃いも揃って
直前予選があと数時間後にあるのにサイドはおろかどのデッキを使うか未定
とか止めようよ! 直前でデッキ迷ってるのは死亡フラグだから!

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・17日(金) 0日目

車に乗ってる最後の方は気を失いながら、広島(むしろ福山)になんとか到着。

会場が開くまで1時間30分あったので、ファミレスで朝ご飯を食べる。
と同時に、店の人に悪いなーと思いながらデッキ構築。

白緑トークンは確かにマジック簡単なんだけど、ちょっとムラっ気があるのと
色的にこれを上手く使って勝ち抜ける自身が無かったので、K6さんに丸投げ。

青白ヒバリは、デッキの構成的にはかなり好きな形だったし、
何より《翻弄する魔導師》が使えるのがwktkだったのですが、
逆に新環境でいきなり《翻弄する魔導師》使うのってどうなのと思ったり
なんか評判によると実は新環境で勝ち抜けないという噂を聞いたので、保留。

…で、結局原点回帰でフェアリーでいくか、と開き直る。

ただ、白単と親和エルフが環境にはびこるだろうというメタ読みだったので
《地震》はやりすぎだとしても、《炎渦竜巻》を詰む形にしようというのは決定。

唯一の不安はマナベース。
エスパーフェアリーはダメランに頼っていた部分も多かったため、
ロクに実戦で土地配分を確かめる事も出来ずに実戦投入することに。

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直前予選@スタン 第1卓

使用デッキはとりあえず組んでみたグリクシスフェアリー。

1回戦目:Bye
2回戦目:負け

正直すまんかった。完全に調整不足で敗北
土地配分もなってないし《稲妻》も試験的に1枚しか入れてなかったし
下手すりゃこの時、《地震》入れてた気すらする。

この時の会場のメタは白ビートがぶんぶん言わせてましたね。
お互いに《清純の名誉》を張り合うミラーマッチが各所で勃発。
むしろ白ビートが隆盛する事を見越しての《静月の騎兵》のにらみ合いとかマジキモい。

思えば、この時が白ビートの最盛期だったなぁ…。
(直前予選を勝ち抜いたデッキはいずれも白ビート。
 ただしニッセン本戦ではベスト8に白ビートの姿は無し)

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直前予選@スタン 第3卓

雪辱を晴らすべくグリクシスフェアリーを再調整して再び直前予選に向かう。

1回戦目:勝ち
2回戦目:勝ち
3回戦目:負け

ざんねん! わたしのにっせんよせんは ここでおわってしまった!

ただ、グリクシスフェアリーに手応えは感じたのでこれを再調整して
翌日、翌々日のスタンのイベントに挑戦しようと意識を固める。

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その後はホテルで同室になるduncanさん達と合流。
duncanさん、海老さん、千葉さんはお久しぶり、
Hanoiさん、みっちーさんははじめましてでした。

HomoiさんHanoiさんは○○だと噂を聞いていてちょっと距離を置いていましたが
接していると普通に爽やかな好青年的なイケメンな感じで次第に打ち解けてくる。
なんだ噂は全くの事実無根で普通に良い人じゃん、と認識を改めた所で

「yasu君、よかったらこの後ホテルで二人きりで調整しない?」という
Hanoiさんの誘いにホイホイと乗ってしまって…アッー!

こうしてニッセン前の夜は更けていきました。
7/26日に行われたS-Cup 8th@スタンに参加してきました。
デッキはかなり新環境になじんできた感のあるグリクシスフェアリー。
全5回戦のスイスラウンドで結果は4-0-1で優勝!。 いえあ。

全体的にデッキパワーで勝っている部分が多く、
この環境でのグリクシスフェアリーの優位性を改めて認識しました。

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デッキ名:Might of Grixis ~これがグリクシスの力だ~
// Lands
3 [SHA] Sunken Ruins/沈んだ廃墟
1 [ALA] Island/島
1 [EVE] Cascade Bluffs/滝の断崖
3 [LRW] Vivid Creek/鮮烈な小川
2 [M10] Swamp/沼
1 [ALA] Mountain/山
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [MOR] Mutavault/変わり谷
3 [ALA] Crumbling Necropolis/崩れゆく死滅都市
3 [SHA] Reflecting Pool/反射池

// Creatures
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
3 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き
4 [LRW] Scion of Oona/ウーナの末裔

// Spells
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
4 [M10] Lightning Bolt/稲妻
2 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
2 [LRW] Broken Ambitions/砕けた野望
2 [M10] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
2 [M10] Doom Blade/破滅の刃

// Sideboard
SB: 1 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き
SB: 1 [M10] Duress/強迫
SB: 1 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
SB: 2 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 1 [M10] Deathmark/死の印
SB: 3 [M10] Flashfreeze/瞬間凍結
SB: 4 [SHA] Firespout/炎渦竜巻
SB: 1 [ON] Infest/蔓延
SB: 1 [CFX] Banefire/苦悩火


以下、以前と比較した変更点

・《稲妻》は4枚積みが確定スロット
やはり某あんちゃんさんの言葉は正しかったです。《稲妻》超強かったです。
初手に来ても中盤に来ても終盤に来ても常に腐らない。
1マナなので非常に細かく動ける。環境の大半のクリーチャーを除去れると
まさに言う所無しのスーパーカードです。
《苦悶のねじれ》も決して弱いカードではないのですが、
2マナと1マナの違いがこんなにもあるとは思わなかった。


・赤マナ源は7~8枚は必要
なんか某亡骸さんのページのグリクシスフェアリーだと
赤マナ源がvivid×4に山、フィルターの6枚構成になっていますが
赤マナまで到達出来ずに、《稲妻》も《炎渦竜巻》も撃てない事も多いと思います。
なので、個人的には《崩れゆく死滅都市》も加えた8枚体勢の方が良いと思います。
これだと、赤マナが無くて撃てないという事はあまりありません。

ただ、これはタップインランドの割合が多くなってしまうのに加えて、
亡骸さんの場合は「別に中盤以降に引ければいい」という理念の元に配分されてるので
どのレシピが正解だ、とかではなく、個人の好みに集結されると思います。

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という訳で、試合レポ

ゲーム1 白緑トークン ○-○

 マッチ1:《ウーナの末裔》で予防線を張っておいて
 相手の《萎れ葉のしもべ》を《誘惑蒔き》し、さらにあっぷきーぷきりしばり。
 相手の決死の《踏み荒らし》も《謎めいた命令》のタップドローでいなして勝ち。
 
 マッチ2:相手先手の《貴族の教主》→2T目《大貂皮鹿》の最速チェックメイトに対し
 《稲妻》で《大貂皮鹿》を打ち落とす。
更に後続は《炎渦竜巻》で一掃。
 息切れした相手にあっぷきーぷきりしばり! して勝ち。
 
 2T目《大貂皮鹿》からのぶんまわりにも難なく対応。これがグリクシスの力だ。
 
 
ゲーム2 白緑トークン? ○-×-○

 マッチ1:相手、3T目にまさかのメイン《大貂皮鹿》。
 しかしこれに涼しい顔で返しの《稲妻》。
相手は攻め手を鹿を頼りにしていたのか
 攻めの手が緩んだのであっぷきーぷきりしばり+青コマ構えの黄金パターンに持ち込んで勝ち。

 マッチ2:相手の展開を除去って除去って除去って除去って消耗戦に持ち込み、
 トップ勝負になった所で《幽体の行列》を引かれ、対抗手段を持たず負け。
 
 マッチ3:相手がひとしきり展開した所で《炎渦竜巻》。
 《雲山羊のレインジャー》が空に飛んでうっかり撃ち漏らすも、こちらは《苦花》の
 トークンが健在なので、チャンプブロックしつつ空からの攻めを継続する。
 満を持して2度目の《炎渦竜巻》。相手のクリーチャーは全滅。こちら無傷。
 あっぷきーぷきりしばりで相手投了。
 
 メイン《大貂皮鹿》にも何ともないぜ、これがグリクシスの力だ。
 
 
ゲーム3 ヒバリハスク ×-○-○

3回戦目の相手は何やら妖しげなデッキが相手。

 マッチ1:突然相手から出される《印章の隊長》に、暫くフリーズする。 
Sigil Captain / 印章の隊長 (1)(緑)(白)(白)
クリーチャー ― - サイ・兵士 AlaraReborn アンコモン
クリーチャーが1体あなたのコントロール下で場に出るたび、そのクリーチャーが1/1である場合、それの上に+1/+1カウンターを2個置く。
3/3
 相手曰く「《不屈の随員》持ってなかったんですよー」とか言っていたが
 これは嘘を付いている味だぜ・・・!
 
 が、結局その《印章の隊長》の謎が解けるよりも先に、
 こちらが事故っている間に《原初の命令》から《酸のスライム》を出されランデス。
 さらに《目覚ましヒバリ》がだめ押し。《印章の隊長》に普通に撲殺される。
 
 マッチ2:ランデスだけはされないようにカウンターを多めにサイドイン。
 相手の初動が微妙に遅かったので《ジェイス・ベレレン》を設置し、
 後はジェイスを守る形で相手の動きを阻害しながら展開。
 意外に良い働きをしたのが《くぐつ師の徒党》。
 特にアドを取れる生物が無くとも、普通に《印章の隊長》なんかを
 釣ってアタックするだけでも十分ダメージを持っていってくれました。
 そのまま殴りきって勝ち。
 
 マッチ3:《苦花》設置からの《霧縛りの徒党》の王者のマジック。
 途中で出てきた《印章の隊長》や《吸血鬼の貴族》等のこまいクリーチャーは
 《稲妻》でついでで焼いて相手の場にクロックを残さない。
 
 …あれ? 《吸血鬼の貴族》? 
Vampire Aristocrat / 吸血鬼の貴族 (2)(黒) →画像
クリーチャー ― - 吸血鬼・ならず者 Magic 2010 コモン
クリーチャーを1体生け贄に捧げる:吸血鬼の貴族は、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
2/2
 と、ここまできてやっと、相手のデッキが
 《目覚ましヒバリ》《印章の隊長》《吸血鬼の貴族》を絡めた
 無限頑強的なデッキなんだと気づく…けど、それとはあまり関係無い所で
 あっぷきーぷきりしばり+青コマ構えの王者のパターンで勝利。
 
 普通のフェアリーとしてのぶんぶんパターンも健在。これがグリクシスの力だ。
 
ゲーム4 赤単 ○-○

 マッチ1:相手の1T目赤黒境界石プレイを見て
 「うわー、ブライトニングか、苦手なの踏んだなあ」などと考えるも
 実は相手は赤単だったらしい(《突っかかり》の為だけに境界石を入れていたとか)
 相手の展開するクリーチャーを《稲妻》で細かく除去をしつつ
 《呪文づまりのスプライト》と《変わり谷》で隙を見てぺちぺち殴る。
 が、このままではらちが空かないなー、と判断して
 返しのターンに《復讐の亜神》が出なければ何出されてもいいやという読みで
 相手がタップアウトしたのを見てメインに《霧縛りの徒党》を着地させる。
 結果、亜神は出されず、そこから更に《霧縛りの徒党》を連打。押し切って勝ち。
 
 マッチ2:暫くお互いに土地を並べ合う展開。
 相手の《ボール・ライトニング》や《ボガード突撃隊》は除去除去。
 ここで偉かったのがまたも《くぐつ師の徒党》。
 cipで相手の墓地の《ボール・ライトニング》を釣って殴って6点。
 これで気持ちよく相手のライフが削れるw
 更に2匹目の《ボール・ライトニング》も釣って殴りにいこうとした所、
 相手から《火山の流弾》で攻撃クリーチャーを流され待ったがかかる。
 が、ここまでくればもうグリクシスフェアリーの領域。
 《変わり谷》や《呪文づまりのスプライト》で細かくダメージを与え、
 相手のライフが残り7点になった所で、
 おもむろに土地をフルタップして「《苦悩火》X=7!」で勝ち。
 
 火力を持って火力を制す。これがグリクシスの力だ。
 
 
ゲーム5 トースト(遊生さん) ○-×-△

 マッチ1:1T目《人里離れた谷間》プレイ《苦花》公開からの《思考囲い》。
 後は《苦花》を設置して、ちまちまちまちま殴って勝ち。
 相手は《炎渦竜巻》や《神聖なる埋葬》で必死に全体除去してくるも、
 一旦相手に流させてから再び湧き出てくるフェアリートークン。
 通したらダメなスペルだけを要所要所でカウンターして殴りきって勝ち。
 
 マッチ2:今回は《苦花》を設置できず。
 《変わり谷》で隙を見てぺちぺち殴っている状態だったが、
 《エレンドラ谷の大魔導師》を場に出されてさあ大変。
 何とか1:2交換で除去するも、その隙を突かれて《残酷な根本原理》が通る。
 それでライフを安全圏にもっていかれ、圧倒的なアド差を付けられて負け。
 
 マッチ3:2戦終わった所で時間が無く、引き分け。
 
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という訳で、結果は4-0-1。
13点が一人しかいなかった為優勝。これがグリクシスの力だ。

《炎渦竜巻》が強いのは勿論なんですが、それ以上に《稲妻》の恩恵も大きいです。
最近は《大貂皮鹿》が逆にかわいく見えて来ました。

後は、《くぐつ師の徒党》が偉かったですね。
長らくこいつに割いているスロットは1枚だったんですが、
《呪詛術師》だけでなく、普通に出して釣って殴るだけでも強いのが分かりました。
うっかり《復讐の亜神》とか《熟考漂い》釣ればフィーバーだし。
これからはサイド2枚は絶対に外せないスロットになりそうです。

という訳で、グリクシスフェアリーは
コントロールに対してはフェアリーとして優位に立ち回り、
ビートに対しては《炎渦竜巻》でチートな行為が出来るという、
とてもズルい仕様となっておりますw

まあ、そろそろネタもバレ始めてるので、これからどうなるかは分かりませんが
残り三ヶ月、こいつで駆け抜けていけそうです。

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日本選手権の旅日記とかFNGとかドラフトの事とか他にも書く事は色々あるのですが、
とりあえず今日はこのあたりで。
日選サイドイベントレポ と M10後の”グリクシスフェアリー”
日選サイドイベントレポ と M10後の”グリクシスフェアリー”
この4日間は広島で行われた日選予選に参加してきました
沢山マジックしたり色々な人と交流したりで面白かったです

やっぱりマジックは面白いなぁ、と思いながら、
フェアリー厨として、これからのフェアリーの形として
グリクシスフェアリーについて書いてみようと思います。

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デッキ名:グリクシスフェアリー v1.03
// Lands
3 [SHA] Sunken Ruins/沈んだ廃墟
1 [ALA] Island/島
1 [EVE] Cascade Bluffs/滝の断崖
3 [LRW] Vivid Creek/鮮烈な小川
2 [M10] Swamp/沼
1 [ALA] Mountain/山
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [MOR] Mutavault/変わり谷
3 [ALA] Crumbling Necropolis/崩れゆく死滅都市
3 [SHA] Reflecting Pool/反射池

// Creatures
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
3 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き
4 [LRW] Scion of Oona/ウーナの末裔

// Spells
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
2 [ALA] Agony Warp/苦悶のねじれ
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
2 [M10] Lightning Bolt/稲妻
2 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
2 [LRW] Broken Ambitions/砕けた野望
2 [M10] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
2 [M10] Doom Blade/破滅の刃

// Sideboard
SB: 1 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き
SB: 1 [M10] Duress/強迫
SB: 1 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
SB: 1 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 2 [M10] Deathmark/死の印
SB: 3 [M10] Flashfreeze/瞬間凍結
SB: 4 [SHA] Firespout/炎渦竜巻
SB: 1 [ON] Infest/蔓延
SB: 1 [CFX] Banefire/苦悩火

日本選手権予選直前予選から使い始め、徐々に実戦を交えつつ調整していましたが

その結果は

前日予選:3没、2没
GPT:10/64位
PTQ:16/72位

そして何と、PTQでデッキをシェアした亡骸さんが1位通過で権利獲得!
と、なかなか好調な成績を残しています。(デッキの細部は異なりますが)

僕自身のプレイングスキルの至らなさで、勝ち切れていない部分はありますが
環境に適合した、新時代のフェアリーになっているかなと思います。

グリクシスフェアリーの長所としては
・クリーチャーを並べる親和エルフや白単ビートに対して耐性が付く
・フェアリーの宿敵である《大貂皮鹿》との相性差がひっくり変える
・同型相手にも《苦悩火》でゆとり勝ちする事が可能
となっており、
その他にも赤を足した事による柔軟なサイドボーディングが可能となります

何より《炎渦竜巻》の存在は偉大で、
白単ビート相手の後手ダブマリから3T目《炎渦竜巻》で一気にアドを取り返して勝てたり、
《鮮烈な小川》から無理矢理緑マナを出していざとなれば上にも撃てたりと、脅威の性能を誇ります。

フェアリーだと、《ブレンタンの炉の世話人》を消したり除去ったり対処しやすいのも利点の一つ。

以下、グリクシスフェアリーについて色々だらだら書いていきます

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<グリクシスフェアリーができるまで>

v1.00(直前予選 ver)
M10後のフェアリーを考えると、大きく変更される点は2つ。

・《神の怒り》が落ちる
・《地底の大河》をはじめとする各種ダメランが落ちる

この2点は非常に重要で、《地底の大河》が落ちてしまうと
結果として白のダブルシンボルへタッチするのが非常に難しくなってしまいます。

また、《神の怒り》が落ちてしまう事で、エスパーフェアリーの強みであった
「コントロールには勿論強いけど、生物ガンメタモードでビートにも耐性がある」
という長所も無くなってしまう結果となりました。

そもそも、環境が変わってしまうので、環境的に強いかどうかも微妙です。

なので、これは抜本的に構成を考え直す必要があるなと思考しました。

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《神の怒り》無きあと、代用品となるのは《神聖なる埋葬》や《質素な命令》
《軍部政変》やあるいは《次元の浄化》等となりますが、
微妙に重かったり、役割が違ったり、そもそもダブルシンボルタッチが難しかったりと
どうにもしっくり来ません。

ただ、白系デッキや親和エルフ等の台頭、ミシュラランドの撤退など
全体除去が強い環境であるのもまた事実でした。

そこで、環境的に今《炎渦竜巻》が強いという結論にまずは至りました。
よって当初はフェアリーではなく、トースト的なデッキを構想していました。

しかし、そこで頭を過ぎったのがエクテンのフェアリー。
フェッチランドから《蒸気孔》を引っ張ってきての赤おんりー《炎渦竜巻》は
「地上にだけ3点」という鬼畜な効果でZooや親和エルフに絶大なる威力を発揮し、
さながら遊戯王における《サンダーボルト》の如きスペルでした。

《サンダー・ボルト/Raigeki》
相手フィールド上に存在する全てのモンスターを破壊する。


《神の怒り》が無く《流刑への道》も環境的に微妙ならば、白に固執する必要は無い。
それなばいっそ、エクテンフェアリーの如き炎渦フェアリーを目指そうと考えました。

広島へと向かう会場の中で構想を練りながらデッキを作成し、
ほぼ脳内構築だけでグリクシスフェアリー完成。

ただし、とりあえず作ってはみたものの、30分~1時間程度練習したのみ、
どのスペルを入れるかはおろか、土地構成もぐちゃぐちゃなまま突入する事に。

結果、直前予選に出た時には反省点ばかりがぼろぼろ見つかって、
それをもとに会場内で色々と修正を加える結果になりました。

                 ↓
v1.01(GPT ver)
実戦の経験を踏まえて色々と再構築を行う。

特に困ったのが除去の選択。
《苦悶のねじれ》をはじめ、《破滅の刃》や《終止》、《稲妻》など
優秀な除去がありすぎて逆に何を入れれば良いのか分からないといった状態でした。

どれもこれも一長一短で、あれこれ悩みながら調整していると
何故かあんちゃんさんが突然デッキの中身を10秒くらいバラバラっと見て、
すぐさま「除去は《稲妻》が強いよ」と一言コメント
していただきました。

その時は、《稲妻》の強さに半信半疑だったのですが、
試しに《稲妻》を1枚だけデッキに入れてみると、これが強い強い。

・1マナなので非常に細かく動ける
 (3ターン目に、《砕けた野望》X=1でカウンターしながら《稲妻》で除去とか)
・相手がトースト系でも腐らず、最後の一押しの本体火力にもなる
・フェアリー対策最終兵器である《大貂皮鹿》が僅か1マナで処理できる

と、予想以上に八面六臂の大活躍を見せて貰えました。

今になって思えば《大貂皮鹿》の流行を見越した上での助言だったのかもしれません。
《稲妻》の強さにビビったのもさることながら、
上手い人の助言は素直に聞いた方が良いという事を実感しました。


v1.02(PTQ ver)
今までの修正点を踏まえた上で、土地配分を整え、除去も《稲妻》の枚数を増やし、
《強迫》が思ったよりも強くないので再び《思考囲い》の枚数を増やし、
割合安定した形でのデッキレシピがやっとこさ完成。


そして、更に微調整を加えたのが上記に書いた1.03となっています。

という訳で、M10環境では暫くグリクシスフェアリーで行く予定です。

《苦花》が無かろうが、《祖先の幻視》と《滅び》が落ちようが
《火山の流弾》や《大貂皮鹿》みたいな露骨なメタをされようが
ローウィンブロックが入ってから何があろうとフェアリーを使ってきた自分。

フェアリーが落ちる残り三ヶ月、初志貫徹でフェアリーキャラを貫きたいと思います!

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グリクシスフェアリーについては、PTQを抜けた亡骸さんのDNにも記事が載っているので
もしよければそちらも参考にしてください
http://74987.diarynote.jp/200907200703517108/

現在は準々決勝までのレポしか書かれていませんが、
そのうち決勝戦までのレポとかレシピとか載るはず、たぶん。

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という訳で、色々ありましたが、とりあえず参加者の皆様お疲れ様でした。
大会に行くたびに色々な人と交流が出来て、こちらとしてもとても楽しかったです。
今回はM10発売直後という事で、色々な方にカードを貸していただいたり、
行きの車や帰りの電車などを任せてしまったりして、色々と皆様に助けていただきました。

また、新潟や他のプレミアイベントにも顔を出すと思うので、よろしくお願いします!

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その他のレポなどは気が向いた時に後日書きます。
M10のプレリお疲れ様でした。

どちらかというとレアカード確保に奔走したプレリでしたが、
皆様のご協力もあって、無事に予選に出る分のカードは確保できそうです。
(あと2箱剥けば各種レア1枚くらいは出るだろう、というメタではありますが…)

また、亡骸さんやabiさんをはじめ、ご迷惑をお掛けした皆様は申し訳ありませんでした。
今回の事を教訓に、もっと周囲に配慮するように心がけたいと思います。

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世間ではM10のプレリが行われ

「《危害のあり方》やばい」「白の強さが異常」「《ゴルゴンのフレイル》強い」
「《火の玉》《オーバーラン》環境だな今回」「《ジャンプ》(笑)」

という声があちこちから上がってきた今回。

白が《危害のあり方》《清純の名誉》等の強力カードを手に入れ、
赤も《稲妻》《ボール・ライトニング》《包囲攻撃の司令官》等の強力カード目白押し
黒も《強迫》や《堕落の触手》などの魅力的なカードが再録され
緑も《大貂皮鹿》や《エルフの大ドルイド》などの壊れカード一歩手前のカードがあり
期待が膨らんでいる中、青は…青は…と、ひとりお通夜が続いています。

そんなM10で迫害を受けている青について、公式でコラムが掲載されました

Feeling Blue(日本語訳:憂鬱
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/47

…何だか、タイトルから既に小馬鹿にされている感が漂いますが
内容はなかなか面白く、4人のカードデザイナーが
「どうやってこの青のカードを製作したのか」という事を語っています。

今回はその中から、特に興味深かったカードをピックして紹介したいと思います。

【↓ここから翻訳↓】 ※は僕が勝手に付けたコメントです。

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※まずは、《ブーメラン》が落ちた! とお嘆きの方に。

《送還/Unsummon》 (青)
対象のクリーチャーをそのオーナーの手札に戻す

1つの議題は、青いバウンス呪文をどうするかという事である。
象徴的な2つのスペルは《送還》と《ブーメラン》である。
アーロンと私は、両方とも入れようと提案した。
ブライアンとデヴィンは、削る選択を示した。

結局、先手2ターン目に相手の土地をバウンスする《ブーメラン》の能力が
いくつかの問題を引き起こす
として、《送還》が承認された。

※逆に先手2ターン目に土地をバウンス出来るのが《ブーメラン》の面白さだと思ったんだけどなぁ

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※続いては、青厨なら誰しもが気になる打ち消し呪文について。
 Wizardsの打ち消しに対する現在のスタンスがかいま見えます。


《取り消し/Cancel》 (1)(青)(青)
対象の呪文を打ち消す

これは唯一、4人の意見が一致したカードだ。
このカードは現在青を象徴するカードであり、基本的なスペルである。

私達が《対抗呪文》を戻すかというアイデアを出したかどうかだって?
まあ、一言二言ほど話し合ったくらいかな。

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《Essence Scatter/本質の散乱》 (1)(青)
対象のクリーチャー呪文を打ち消す

このカードは、《霊魂放逐》から名前を変更された
私は、一つの”堅い”カウンター(例えば《取り消し》の様に何にでも対処できる)と
それを取り巻く”柔らかい”カウンター(例えば、《マナ漏出》のように不確定で補助的なもの)
その二つを青に用意することが必要だと思った。
そして結局、1つの堅いカウンター(《取り消し》)と、2つの”柔らかい”カウンター(《本質の散乱》と《否認》)を入れる事で決定した。

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《否認》 (1)(青)
対象のクリーチャーでない呪文を打ち消す


《マナ漏出》を再録するかもという話も出たが、結果的に《否認》となった。
私たちは、この環境で求められる2マナスペルはこちらだと思った。

全てのコントロール好き達よ、常に何でも消せるんだ、という訳ではないんだよ。

※どうやら、《対抗呪文》再録は遠い話のようですね。

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※そして最後は…

《Jump》 (青)
対象のクリーチャーは、ターン終了時まで飛行を得る。


私たちは、コモンで何かしら飛行を付けるカードが欲しかった。

候補に挙がったのは以下の三つだ

Flight(飛行)
エンチャント - オーラ (青)
エンチャントされたクリーチャーは飛行を得る


Gust(突風) (青)
インスタント
対象のクリーチャーは飛行を得るか、飛行を失う


Leap(跳躍) (青)
インスタント
対象のクリーチャーは、ターン終了時まで飛行を得る。
カードを1枚引く


いくつか《Junp》の亜種が作られ、オーラにする試みも行われた。
結局、誰もそれらのカードを大して使わなかったので、
フレイバーテキストが良いという理由でもっとも弱い《Jump》が選ばれた。

気がついたら30万を超えていましたこのページ。
10万ヒットは感慨深いものがありましたが、
なんか20万、30万といくのはあっという間だった気がします。

社会人になって更新頻度が落ちてきているのが申し訳ないですが、
これからもがんばって記事を配信していきたいなと思います!

ご来店頂いている皆様、ありがとうございます。

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昨日のリスト、色々不備がありました。
《大貂皮鹿》(プロテ青黒アーモドン)が居なかったり
《気まぐれイフリート》が気まぐれで、《魔力のとげ》が無かったり。
その点を修正したものをもう一度記しておきます。

ちなみに気になる《大貂皮鹿》のお値段は750円。
思ったよりも高くないなーというのが個人的な印象です。
まあ、そこまでフェアリーの時代でもないですからね、今は!

という訳で、リストを再掲載

M10 ヤフオク初動価格たぶん完全版(7/7落札分)

悪斬の天使:2025
野生語りのガラク:2000
清浄の名誉:1800

------------------1500円以上のエリートの壁

ダークスティールの巨像:1155
竜髑髏の山頂:1105
氷河の城砦:1075
水没した地下墓地:1075
根縛りの岩山:1075
ガーゴイルの城:1050
陽花弁の木立ち:1050
真髄の針:1037

------------------1000円以上の勝ち組の壁

沈黙:975
包囲攻撃の司令官:962
ボール・ライトニング:925
ジェイス・ベレレン:850
ボガーダンのヘルカイト:850
極楽鳥:850
野生の狩りの達人:850
警備隊長:775
大貂皮鹿:750
リリアナ・ヴェス:750
エルフの大ドルイド:725

-------------------700円以上の実力派の壁

次元の浄化:575
消えないこだま:502
時間のねじれ:430
ザスリッドの悪魔:405
地震:380
惑乱の死霊:375
蟻の女王:350
吸血鬼の夜候:305
チャンドラ・ナラー:305

-------------------300円以上の人権のある壁

白金の天使:260
蔵の開放:235
マーフォークの君主:202
双つ術:202
墓地を刈り取るもの:202
マグマのフェニックス:202
心の傷跡:200
吠えたける鉱山:177
地獄界の夢:152
願いのジン:127
エルフの笛吹き:127
光帯びの聖騎士:125
血なまぐさい結合:125
思考の粉砕:107
変身:102
樫の力:102
旗印:102

---------------------100円以上の格差社会に負けない壁

メサの女魔術師:52
隠れ潜む捕食者:52
不滅:50
魔力のとげ:50
気まぐれイフリート:50
歪んだ世界:50
シヴ山のドラゴン:50
カロニアのビヒモス :50


再計算してみた所、平均価格は約550円
という事で、相当に期待値の高いパックであるという事が分かりますね。

噂によるとBOX買いをすると《清浄の名誉》が手に入るという噂もありますし
皆さんがんばってBOX買いをしましょう!(?)

------------------------------------

それに付随して

直前予選に出るにあたって、M10のカードを募集します。
金曜日にすぐ使いたいので、プレリの会場で買い集める方針でいこうかなと。

という訳で

《清浄の名誉》×4
《ガーゴイルの城》×4
青白、青黒、白緑エムテンランド×4

のあたりを募集です。…って思ったより少ないな。

《危害のあり方》あたりは普通に4枚集まるものだと信じたい。

もしプレリで出たはいいものの使うアテがない人は
僕に言って貰えれば引き取りますので是非どうぞー。

さて、毎度恒例となりましたヤフオク価格調査

皆様のシャークトレード有意義なカード交換のお役に立てるため
今回もがんばって集計しました。

さすがに5回目ともなると要領も得てきて、計算早かったですw

という訳で、まずはみなさんお待ちかねの価格表はこちら↓

M10 ヤフオク初動価格(7/7落札分)

悪斬の天使:2025
野生語りのガラク:2000
清浄の名誉:1800

------------------1500円以上のエリートの壁

ダークスティールの巨像:1155
竜髑髏の山頂:1105
氷河の城砦:1075
水没した地下墓地:1075
根縛りの岩山:1075
ガーゴイルの城:1050
陽花弁の木立ち:1050
真髄の針:1037

------------------1000円以上の勝ち組の壁

沈黙:975
包囲攻撃の司令官:962
ボール・ライトニング:925
ジェイス・ベレレン:850
ボガーダンのヘルカイト:850
極楽鳥:850
野生の狩りの達人:850
警備隊長:775
リリアナ・ヴェス:750
エルフの大ドルイド:725

-------------------700円以上の実力派の壁

次元の浄化:575
消えないこだま:502
時間のねじれ:430
ザスリッドの悪魔:405
気まぐれイフリート:400
地震:380
惑乱の死霊:375
蟻の女王:350
吸血鬼の夜候:305
チャンドラ・ナラー:305

-------------------300円以上の人権のある壁

白金の天使:260
蔵の開放:235
マーフォークの君主:202
双つ術:202
墓地を刈り取るもの:202
マグマのフェニックス:202
心の傷跡:200
吠えたける鉱山:177
地獄界の夢:152
願いのジン:127
エルフの笛吹き:127
光帯びの聖騎士:125
血なまぐさい結合:125
思考の粉砕:107
変身:102
樫の力:102
旗印:102

---------------------100円以上の格差社会に負けない壁

メサの女魔術師:52
隠れ潜む捕食者:52
不滅:50
気まぐれイフリート:50
歪んだ世界:50
シヴ山のドラゴン:50
カロニアのビヒモス :50

トップレア3強は《悪斬の天使》。続いて《清浄の名誉》の姿も見えます。
どちらも白のレアだというあたり、今回の白の優遇っぷりが伺えますね。

《野生語りのガラク》が根強く2000円台を保っているのもなかなかの貫禄。

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続く1000円↑のラインには、仲良くエムテンランドが並んでいます。
前評判の高い《ガーゴイルの城》や、
未だ評価の定まらない《水没した地下墓地》をはじめとするエムテンランド達は
予想に反して非常に仲良く、1000~1100のあたりに固まっています。
色による人気差なんかはさほどなかったですね。

まあ、これはまだ評価が定まっていない今だからこその結果で、
そのうち価格差は開いてきそうな気はしますが。

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惜しくも1000円には到達しなかったものの、その下の900~700ラインには

・下の環境にも影響を及ぼしそうな《沈黙》
・その強さは折り紙付きの《包囲攻撃の司令官》
・熱狂的なファンを持つ、赤を象徴する《ボール・ライトニング》
・スタンのデッキで採用実績のある《ジェイス・ベレレン》
・ビッグマナでも、コンボデッキにも《ボガーダンのヘルカイト》
・もはや説明不要《極楽鳥》
・M10期待の新人群《野生の狩りの達人》《警備隊長》《エルフの大ドルイド》

など、構築に耐えうる実力派のカードが揃っています。

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新しいラスゴとなる《次元の浄化》は順位としてはやや低め。
やはり6マナという色拘束は厳しかったのでしょうか。
(むしろそれなら《神聖な埋葬》《質素な命令》《軍部政変》がある)
クリーチャーだけでなく、アーティファクトやPWも流れてしまうというのが
コントロールデッキに微妙にマッチしていないのも要因の一つでしょうか。

意外に低いなと思ったのは《蟻の女王》(350円)と《蔵の開放》(235円)

《蟻の女王》は能力だけ見れば《スリヴァーの女王》
そりゃ《流刑への道》や《終止》が飛び交うこの環境では心許ないですが、
それでも決して弱いカードではない、むしろ対処できなかったら終わりますし
《蔵の開放》は何やら色々悪さが出来そうな気がします。

後は《マーフォークの君主》(202円)も狙い目ですねw
マーフォークデッキを組むのは今しかない!!!!!

《思考の粉砕》(107円)や《白金の天使》(260円)は
ここまで落ちてしまったのか…とちょっともの悲しくもなったり。

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そんな感じで、今週末のプレリのシャークトレードの参考にどうぞ。

ちなみに、今回のエキスパンションはエムテンランドがある事もあり
全体的なレートはやや高め。

レア全ての平均金額が

イータイ:477円
アラーラ:431円
コンフラ:558円
リボーン:453円

となっていたのに対し

エムテン:547円

と、かなりの大健闘となっています。

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直前予選に出る人は《清浄の名誉》4枚をどう確保するかが勝負になりそうですねw
【M10入り電波デッキ】スリーピング・マーフォーク
それは、3人の決闘者(デュエリスト)の会話から始まった…。

決闘者A「もうすぐニッセン直前予選ですよねー。
     なんかM10入った後で強いデッキありませんかね
具体的には直前予選で5-0できるやつ。」

決闘者B「神話エルフ安定じゃない? 新しいロード入ったし」

決闘者A「あー、あのティタニアロードキモいですよね。」

決闘者C「そういや他の部族にも新しいロード出たんだよね」

決闘者A「出ましたね」

決闘者B「ゴブリンってどんなんだっけ?」

決闘者A「たしか速攻付けるとかいうやつだった気がします」

決闘者B「マーフォークは?」

決闘者A「…えっと、何だっけ、なんかもの凄く地味な能力だった気が…
     ああそうだ、アンブロッカブルにする能力持ちです。」
     
決闘者B「アンブロッカブルか。何かに使えないかな」

決闘者A「妥当な所だと《航跡の打破者》ですかね。
     あいつ回避能力無いのだけがネックでしたから。」
     
決闘者B「確かに、相性良いよね」

決闘者B「…お! M10でマナバーンが無くなるから
     相手のターンエンドに躊躇無く土地を寝かせられる
のは強いんじゃない!?」
     
決闘者A「…!!! それはなかなかの良電波!」

決闘者B「やべえ、マーフォークはじまったんじゃねこれw」

決闘者C「うーん、でもまだひとつパンチが足りないよね。」

決闘者A「確かに、なんかいまいち勝ちきれない感じしますよね」

決闘者B「なんかあと一つ欲しいよなぁ、うーん…」


決闘者A・B・C「うーん・・・・・・」


決闘者C「…お!?」

決闘者C「そういえばあいついなかったっけ!?
     なんか攻撃通ったらワイムワープするやつ!
     
決闘者A「あ! 《Wanderwine Prophets/ワンダーワインの予言者》!」

決闘者B「いたっけそんなやつ?」

決闘者A「いますって、ローウィンブロックに、カスレアだったけど。

決闘者C「《霧縛りの徒党》のマーフォークバージョン。俺も存在忘れてたけど」

決闘者B「ああ、そういえばいた気がする」

決闘者C「あいつって、一度攻撃通ればゲームエンドじゃなかった?」

決闘者A「まあ、タイムワープして、いわゆるずっと俺のターンで勝ちですね」

決闘者C「お、これキタんじゃね!?」

決闘者B「新ロードの能力でアンブロッカブル付ければ勝ちだな。」

決闘者A「単純にフィッシュとしてのビートダウンでもいいし
     《航跡の打破者》で一撃で致命打を与えられるし
     《ワンダーワインの予言者》決まれば勝ちだし

     ・・・・・!!!」
     
決闘者A・B・C「ニッセンに持っていくデッキは決まりだな!」

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という会話をもとに5分で作ったのがこのデッキw


デッキ名:スリーピング・マーフォーク
// Lands
4 [LRW] Wanderwine Hub/ワンダーワインの分岐点
7 [ALA] Island/島
2 [ALA] Plains/平地
3 [SHA] Mystic Gate/秘境の門
4 [M10] Glacial Fortress/氷河の城砦
4 [MOR] Mutavault/変わり谷

// Creatures
2 [LRW] Wanderwine Prophets/ワンダーワインの予言者
1 [LRW] Merrow Harbinger/メロウの先触れ
4 [EVE] Wake Thrasher/航跡の打破者
3 [LRW] Sygg, River Guide/川の案内人、シグ
4 [M10] Merfolk Sovereign/マーフォークの君主
4 [LRW] Merrow Reejerey/メロウの騎兵
4 [SHA] Cursecatcher/呪い捕らえ
4 [LRW] Silvergill Adept/銀エラの達人

// Spells
2 [M10] Harm’s Way/惨害のあり方
2 [CNF] Path to Exile/流刑への道
2 [M10] Sleep/(眠り)
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令

基本的な動きは上で延べた通りです。
デッキのキーは言わずもがな《航跡の打破者》と《ワンダーワインの予言者》
デッキコンセプトと噛み合う《Sleep》も採用してみました。

…まあぶっちゃけ《ワンダーワインの予言者》はかなり電波入っていますが
《航跡の打破者》は割と冗談抜きで強い。

M10ルールの採用によって躊躇なく相手のエンド時に土地をフルタップできる
(しかもその時にマナを浮かせておけば、カウンターも構えられる)し

・《謎めいた命令》×4
・《Sleep》×2
・《川の案内人、シグ》×3

と、アンブロッカブルにさせるカードが10枚近く入っているため
割と容赦なくライフを削ってくれます。

で、万が一《ワンダーワインの予言者》の攻撃が通ろうものなら勝ち。

しかも、アンブロッカブルにさせるカードが10枚近く入っているため
うっかり攻撃も通る! …といいな。(大事な事なので2回言いました。)

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実際、他のデッキと対戦してみたら

3マナ域が渋滞しすぎてて動きがもっさりしてたり
こっちが体制を整える前にトークンやエルフにフルボッコにされたり
一度も《ワンダーワインの予言者》が場に出なかったりしましたが

それらは全て5分でくみ上げた調整不足の為の敗北であり
デッキコンセプト的には勝ちを狙いにいけるデッキのはず!(たぶん!)

…という訳で皆さん、ニッセン予選を目指すデッキとして、
スリーピング・マーフォークはいかがでしょうか?w
すっかり週1更新が板に付いてきたこのブログ。
皆さんどうか見捨てないで頂けると嬉しいです。

という訳で

先週の日曜日に日選予選@東海に出てきました。

使用デッキはエスパーフェアリー。結果は5-3のモストドン。
もちろんこの成績で抜けられる筈もなく、
それどころか、早々に1-2して目無しになったので、
そこから後は練習半分ではありました。

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デッキリストはこちら
デッキ名:エスパーフェアリー v1.3くらい
// Lands
4 [ALA] Arcane Sanctum/秘儀の聖域
1 [10E] Faerie Conclave/フェアリーの集会場
4 [10E] Underground River/地底の大河
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [SHA] Mystic Gate/秘境の門
3 [SHA] Reflecting Pool/反射池
3 [MOR] Mutavault/変わり谷
1 [UNH] Plains/平地
1 [LRW] Vivid Creek/鮮烈な小川

// Creatures
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
3 [MOR] Vendilion Clique/ヴェンディリオン三人衆
2 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き

// Spells
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
2 [10E] Loxodon Warhammer/ロクソドンの戦鎚
2 [LRW] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
2 [CNF] Path to Exile/流刑への道
2 [ARB] Soul Manipulation/魂の操作
3 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
3 [ALA] Agony Warp/苦悶のねじれ

// Sideboard
SB: 1 [10E] DeathMark/死の印
SB: 2 [LRW] Wispmare/薄れ馬
SB: 1 [10E] Loxodon Warhammer/ロクソドンの戦鎚
SB: 3 [10E] Wrath of God/神の怒り
SB: 3 [10E] Flashfreeze/瞬間凍結
SB: 3 [LRW] Burrenton Forge-Tender/ブレンタンの炉の世話人
SB: 1 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 1 [CFX] Celestial Purge/天界の粛正

色拘束や、同型との相性の問題から《恐怖/Terror(10E)》を今まで使ってたんですが
最近のビートの多さをかんがみて、《苦悶の記憶/Agony Warp(ALA)》に変更。

あと、《ジェイス・ベレレン》つよいです。
《エスパーの魔除け》の100倍くらい強かったです、ごめんなさい。

特に、除去&だらだらなこのデッキには非常に噛み合う。
この事にもっと早く気づいてれば良かった。

--------------------

という訳で、以下試合レポ

第1回戦が始まる前、グリクシスの女帝さんと
「なんかうちらってよく大会で当たりますよねー(笑)
 でも僕、女帝さんとキャラ相性悪いんですよねー、4-1くらいで負けてる」

みたいな会話をしていたら

第1回戦 緑黒エルフ(グリクシスの女帝さん) ×-×

な ん と い う 死 亡 フ ラ グ 

ゲーム1:相手先手から除去を殆ど引かず。フツーに展開されて殴られて負け。

ゲーム2:《ヴェンディリオン三人衆》で相手のハンドが土地2枚だけなのを確認し
次のターンの戦闘フェイズに《霧縛りの徒党》プレイしたらまさかの《眼腐りの終焉》
一気にゲームプランが崩れ、《神の怒り》も《ロクソドンの戦鎚》も間に合わず負け

という訳でいきなり手痛い負けが付く。
女帝に逆らった結果がこれか・・・・。


第2回戦 白単コントロール ×-○-○

2回戦目は何だか会場でちょっと話題になってた? 白単コントロールデッキ。
構造としては白単のエンチャントコンで、エンジェルホライズンに似た形でした。
http://faerie.diarynote.jp/200901210146415396/

《ルーンの光輪》や《物語の円》等で相手の行動をひたすら縛る。

ただ、特徴としては《空位の玉座の印章》が1枚もデッキに入ってない。

じゃあ何が勝ち手段なのかと言えばデッキに1~2枚差された《軍部政変》のみ。
そしてそれを《霧覆いの平地》で使い回して勝つというなんとも凄い発想のデッキ。

ゲーム1:
《反射池》
《反射池》
《苦花》
《呪文づまりのスプライト》
《ヴェンディリオン三人衆》
《霧縛りの徒党》
《謎めいた命令》
みたいな、土地をあと1枚引けばテンパイなハンドを後手キープ。
そこから10ターン以上何も土地を引きませんでした。
ナチュラスディスカードで墓地に8枚くらいカードが捨てられていきました。

3枚目の土地を引いた頃には、もう場は完全に相手のものに。

…最近マジックが下手になったとはいえ、さすがにこれはキープしてもいいハンドだよね!?

ゲーム2:相手に《物語の円》を青指定、黒指定されかなりダレた試合になるも、
《霧縛りの徒党》で土地を寝かせて軽減できなくしてから一斉攻撃で勝ち。

ゲーム3:普通のフェアリー的な周りをして相性差で勝ち。

第3回戦 ブライトニング ×-×

ゲーム1:あまり除去をひかず、もたついている所を殴られ殴られ焼かれ。
最後は二段構えの本体火力で死亡。

ゲーム2:ブレンタンの炉の世話人が出たものの、後続が上手く続かず
数の暴力に踏みつぶされて負け。

この時点で1-2して目無しに。
某亡骸さんから「どうせ目無しだしドロップしてリミテやろうぜ」と誘われるものの
なんかここでドロップするのは逃げな気がしたので、最後まで続行する事を選択。

第4回戦 青白ヒバリ ○-○

ゲーム1:相手の展開をこちらが打ち消し、長期戦の流れに。
相手の《エレンドラ谷の大魔導師》を《誘惑蒔き》するタイミングを逃すという
かなりの大きいミスをやらかし、これが原因でかなり長引くものの、
最終的には何とか盤面で押して勝利。

ゲーム2:相手が微妙に土地事故気味な所を、こちらが攻める展開になるも
うっかり相手の《目覚ましヒバリ》が場に出てしまう。
ヒバリを殺すに殺せず、《苦花》も《薄れ馬》で割られチャンプが許されず、
あと2~3ターン何も引かなければ負けるなー、という所で
《魂の操作》トップデッキ→墓地の《誘惑蒔き》回収
で相手の《目覚ましヒバリ》をパクってそのままビートして勝利。


第5回戦 黒緑エルフ ×-×

ゲーム1:相手がプレイした土地8枚の内、3枚が《樹上の村》、3枚が《変わり谷》
あまりにも凶暴すぎる土地達を目の前に蹂躙されるわたくし。

ゲーム2:今度も似たような感じで、土地クリーチャーに蹂躙される。
なんか黒緑エルフとは相性悪いなー。個人的には5:5と思ってるんですが。


第6回戦 ゴミバコ(hokurin)○-○

ここでまさかの身内ゲー勃発。
お互い「はじめまして^^」「はじめまして^^^」と白々しい挨拶から始まる。
hokurinとは前日の練習でお互いのサイドプランを熟知してる微妙な展開にw

ゲーム1:「メインはフェアリー勝てんわ」と本人が言うように、
とりあえず妥当にフェアリー的な立ち回りで勝ち。

ゲーム2:妥当に展開してこちらが優勢な盤面の中、
あっぷきーぷきりしばりに対してhokurinがキレ5マナ浮かしを敢行。
願うようにhokurinがドローするも、むなしくそのままマナバーン5点受けるhokurin。
その5点に後押しされ、霧縛りビートダウンで勝利。


第7回戦 青黒フェアリー ○-○
俺はエスパーフェアリーを使い手なんだが相手が残念な事に青黒フェアリーを使ってきたので「お前それで良いのか?」と言うと「何いきなり話かけて来てるわけ?」と言われた。
おれはいつも勝つから相手が気の毒になったので聞いただけなんだがむかついたので「お前あっぷきーぷきりしばりでボコるわ・・」と
言って開始直後に苦花出してジェイスをプレイして3キルして一本取ったら多分リアルでビビったんだろうな、2ゲーム目相手が苦花してたから手札にあった薄れ馬をカカッっと素出ししながら苦花を破壊したらかなり青ざめてた
おれは一気にアドバンテージを稼いだんだんだけど相手が硬直してておれの動きを見失ったのかウーナの末裔を召還したから誘惑蒔きでコントロールを奪った上についげきのロクソドンの戦鎚でさらにダメージは加速した。
わざと誘惑蒔きを殺され(※)「俺はこのままタイムアップでもいいんだが?」というとようやく必死な顔してなんか相手はデッキトップから霧縛り2連打してきた。
おれはトップデッキ霧縛りで回避、これは一歩間違えるとカウンタ-で大ダメージを受ける隠し技なので後ろのギャラリーが拍手し出した。
俺は「うるさい、気が散る。一瞬の油断が命取り」というとギャラリーは黙った
相手の霧縛りは必死にやってくるが、時既に時間切れ、ロクソドンハンマーを装備した俺にスキはなかった
ウーナの末裔で強化されてガチでは通らない攻撃もハンマーで撃退、終わる頃にはズタズタにされた相手がいた

(※《ウーナの末裔》をパクった《誘惑蒔き》が殺されたのは完全にプレイミスでした。
 これのおかげで圧倒的に勝っていた試合をわざわざ長引かせる結果に…すいません。)

第8回戦 黒緑エルフ ○-○

ゲーム1:こちらの土地が3枚で詰まる苦しい展開ながら、4枚目の土地を引いてから
あっぷきーぷきりしばり→あっぷきーぷきりしばり→あっぷきーぷきりしばり
という圧倒的なあっぷきーぷきりしばりで相手の心を折りつつ勝ち。
手札に更に青コマを3枚抱えていたので、更に6ターンあっぷきーぷきりしばりが可能でしたw

ゲーム2:あまり覚えてないけど妥当にビートして勝ち、だった気がする。

-----------------------------------------

という訳で結果は5-3でした。予選抜けはおろか、賞品も貰えず。
負けた原因は細かいプレイングミスにあると思うので、悔しい限りです。
悠々と全勝してID抜け確定するYOUを遠くに見ながら、
やっぱり、悔しいなぁ、という思いが強かったです。

---------------------------------------------

という訳で

YOUが予選抜けたのもあり、17日に会社の休みを取れたのもあり、

広島の直前予選に出て、本戦に出場する権利を獲得してやる!

と意識を新たにしたわたくし。
丁度M10のカードリストも全部出た事ですし、
直前予選のスタンを勝ち抜く事を目標にマジックを頑張りたいと思います。

という訳で、暫くM10後のスタンを研究してみたいと思います。
M10スタン導入後の練習をしてくれる方も併せて募集。

とりあえず白単ウィニーは強そうですね。メタの一角になるのかなぁ。
最近マジックを練習できる時間が無くて本格的に悩んでいるyasuです。

先々週の日曜日はPractice@東海に出てきました
結果は2-2ドロップという何とも微妙な結果に。

先週はS-CupとMTG Tornament in Tsuに出てきました。
が、こちらも3-3と2-3というかなり酷い成績。

負けた原因は深刻な練習不足。
社会人になってからというもの、平日はほぼ夜まで時間が埋まってしまい、
毎日ように終電、終バス帰り、タクシー帰り。
家に帰ったらカードを触る時間も無く、
ほとんど脳内構築&練習時間ゼロで大会に臨む事になってしまっています。

その結果、自分でも分かるくらいの酷いプレイミスの嵐と、
環境把握もロクに出来ていないのに戦場に出かけて案の定ぶっころされて、
なんだかもう色々ダメだ。

こんなんで日選予選を迎えられるのか…。

-------------------------------------------------------------
とりあえず簡単にPractice東海のレポ

第一試合:白黒トークン サンコンさん ○-×-○
→《思考囲い》で相手のハンドを見てその内容をメモするも、
 相手の土地をメモするのを忘れてしまい
 「土地がなかったら手札のカード1枚もプレイ出来ないじゃん」と勘違いし
 「手札そのままでお願いします^^」とか寝ぼけた事を言う僕。

 当然のように相手は土地セット、スペルプレイ、呆気にとられる僕。
 …ちなみに、なんかフューチャーされてたので、
 これはカバレッジにて詳細に書かれていると思います。
 http://magicplayersnetwork.blog73.fc2.com/blog-entry-17.html


第2試合:緑黒エルフ グリクシスの女帝さん ○-×-×
→これが今回一番酷かった。
 相手の残りライフは7、相手の土地はフルタップ。
 こちらの場には《霧縛りの徒党》と《ヴェンディリオン三人衆》
 相手の場に飛行クリーチャー、および到達持ちクリーチャーは居ない。
 
 つまり、霧縛りとヴェンディリオンで殴れば確定で勝ちの場面。

 なのに、何を勘違いしたのかそのままターンエンドを宣言する僕。
 
 怪訝な表情をする相手。
 
 返しのパンチで死ぬ僕。
 
 
 
 試合が終わった瞬間「何で!?」とすごい勢いで相手に叱責される。

 
 何が起こったのか分からない僕。
 
 「さっきのターンフルパンしたら勝ててましたよ!?」と言われる僕。
 
 状況を整理する僕。
 
 
 
 ・・・
 
 
 状況を把握すると同時に、とても死にたくなるわたくし。
 
 ありえん。マジありえん。
 
 自分がやったミスの中でも最大級に酷かったです、これ。
 

 1ミス死亡というか、このミスだけで心が完全にぽっきり折れました。


第3回戦 青黒フェアリー(ケロヨンさん) ○-×-×
→という訳で、この辺りは心が折れたままプレイしてました。
 ケロヨンさんはさすがに強かった。プレイングの差で負けてた気がする

第4回戦 ブライトニング ○-×-○
→勝った2ゲームはどちらもハンマーゲー。ハンマーつよいです

という訳で結果は2-2というふるわないものに。

-----------------------------------

MTG Tornament in Tsuでは、じんじんさんにつれられて
abiさん、丸さんと共に出場するも、

じんさん、abiさん、丸さんは順調に3勝して3人とも最終ラウンドIDで予選抜け、
僕は一人1-2して予選落ちという、あまりにも酷い結果になって心折れました。

-------------------------------------

以前は「まあ何とか勝ち越しは出来る」成績だったのが、
今では「引き分け~負け越し」が平均ラインと、明らかに下がってます。

時間が削られて仕方ないとはいえ、確実にマジックが下手になってる自分。

DiaryNoteも、携帯からちょくちょく見てはいるのですが、
昔は毎日更新だったこのサイトも、今では週1更新ですよ。

世間ではラスゴが落ちるとかギャンコマ再録とか色々騒ぎになってますが、
それどころじゃなく、何とかニッセン練習したいです。

明日は無理ですが、土曜日は廃人的に練習したいです、マジで。
土曜日が本番でした。また練習時間ゼロでつっこむ事になりそうですw

マジックしたい。

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そういえば

Practiceでカバレッジライターやりました。
http://magicplayersnetwork.blog73.fc2.com/blog-entry-13.html

なかなかカバレッジライター面白かったです。
これからもちょくちょく機会があったらやってみたいな。
《稲妻/Lightning Bolt》再録ってちょっとまて
仕事続きでなかなかDNを書けない日々。
今日もまた夜遅く帰ってきて、そのまま寝るか…と思いきや
なんか某掲示板の最新セットスレが祭りになっとる。

何事かと思って見てみると
《稲妻/Lightning Bolt》再録

http://forums.mtgsalvation.com/showthread.php?t=167580

こんな大ニュースが飛び込んできたので、急遽更新しました。

…いやー、凄いですねこれ。
《強迫》に続いて、昔の強力カード再録目白押し。

《稲妻》と言えば、最近本格的にマジックを始めたばかりの僕でも
その名前に聞き覚えがあり、かつ強いなと直感的に理解できる1枚。

1マナ3点とか。《火葬》とか《欠片の飛来》とか涙目ですね。

これは環境に影響を与えそう。
《ボール・ライトニング》と並んで、赤絡みがアツそうですね。
《血編み髪のエルフ》から《ボール・ライトニング》がめくれたり、
《強迫》+《稲妻》+《荒廃稲妻》とか、

M10発売直後の日本選手権がとてもカオスな事になりそうで愉しみですw

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最近の仕事中のヒトコマ
とあるプログラムを作っている最中、
承認と却下を行うモジュールを製作している時のこと。

同僚「承認の反対の言葉って何だっけ?」

僕「《否認》だよ!」

同僚「あー、否認かなるほど。じゃあこれ否認ボタンでいいか
   否認って英語でどう言うか分かる?
   (※プログラムを書くのに、英語で書く必要がある為)」

僕「《negate》だよ!」

と、無意味に英語に堪能になったわたくしでした。
でも昔、マジックのおかげで英語が無意味に得意になった事とか、皆さんもありますよね!
超久々の更新 で エムテンランド とか M10がフェアリーに与える影響について考えてみた
ここ10日ほど大会どころかカードに触れない日々が続いてました。
それに伴ってブログも更新できず、うずうずするばかりの毎日。

そんなこんなしてる間に、世間では色々動きがあったみたいですね。
とりあえず一番大きな変更点はM10の新ルール導入でしょうか。

既にこのネタは他のDNさんや各種サイトで散々議論し尽くされているでしょうから、
今更ここで取り上げるのも芸が無いと思うので、

フェアリー馬鹿の観点から、M10でフェアリー事情はどう変わるか
を考えてみたいと思います。(特にエスパーフェアリーについて)

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とりあえず、フェアリーにとって嬉しい事柄から先に

・《強迫》の追加

これは純粋かつ一番の強化点といえるでしょう。

《思考囲い》はライフ2点ロスが痛い為に、特定の相手に対して弱く
メインで4積みは今まで躊躇していましたが、《強迫》ならそんな事もありません。
ブライトニングなんか相手には、その差が顕著に出ますね。

特にエスパーフェアリーは、《流刑への道》や《神の怒り》など
やたらクリーチャー除去呪文は豊富な構成になっている上に
《魂の操作》との相性が良いのも嬉しい所。

今まで足りなかった、痒い所に手が届く一枚となっております。

《強迫》を加えた新たな形のエスパーフェアリーに期待ですね。
相手からも《苦花》が抜かれやすくなってしまいますが、そこはご愛敬。

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・・・・・で、ここからはあまり嬉しくない変更点w

・マナバーンの廃止
あっぷきーぷきりしばり! の脅威が多少下がってしまいますね。
「あ、霧縛り? じゃあとりあえず土地から全部マナ出すわ」とか言われるのは
なんかこう、美しくないというかやりきれないものを感じますが仕方ない。

ただこれ、結構痛い変更なんだよなぁ。
黒緑エルフとか相手に、トップデッキ《雲打ち》待ちとかされかねないし、
ブライトニング相手にも、とにかく火力引ければいいや、みたいな事されそう。


なんかこれはどうやら「フェイズの終了時にマナプールを空にする」という新ルールのおかげで
むしろアップキープ霧縛りの確立が上がる事になるらしい。
ほへー、もっとルール勉強しないとダメだな。
ゆうたそ様、dds666さん、情報ありがとうございました。


・新2色ランド
遂に出ましたね、新2色ランド、通称エムテンランド(?)の情報
氷河の城砦
氷河の城砦は、あなたが平地か島をコントロールしていないかぎり、タップ状態で場に出る。
(T):あなたのマナ・プールに白か青を加える
…これが《アダーカー荒原》と入れ替わりになる訳ですが
エスパーフェアリー的にはこの土地、ちょおびみょうです。

エスパーフェアリーは現在基本地形が平地1枚のみ。
つまり、この土地ってほぼタップイン2色ランドと変わらない扱いなんですよね。
現時点で既にタップインランドが6枚入っているのに、
これ以上タップインランドを入れる全く持って余裕は無いです、はい。

あ、もちろん、青黒2色フェアリーにとっては朗報だと思いますよ。
《地底の大河》は4枚積めなかったのが、これならすんなり4枚入りますし、
青黒2色なら結構基本地形の数も多くなるので、十分な働きをするでしょう。

そう考えると、これって何もエスパーフェアリー・青黒フェアリーに限らず
2色では強い、3色では弱い土地になりそうですね、エムテンランド。

あと、従来のダメランとのデザインとして
ダメランがアグロ向きの性能(白青ダメランより赤緑ダメランの方が相対的に強い)
なのに対して
エムテンランドはコントロール向きの性能(赤緑よりも白青ランドの方が相対的に強い)
という構図が面白いですね。

コントロール厨ではありますが「青白黒」という3色が好きな自分にとっては、
なかなか今回のランドは微妙な感じです。決して弱くないのは確かなんですが。

…まあ、何だかんだ言っても発売と同時に青白、青黒は各4枚ずつ確保しますけどね。
その内使うであろう事は確定的に明らかな上に、
土地は持ってないとデッキを組む気が起こらないからなぁ。

ドラフトやトレードで悠長に集めるよりは、最初に確保したい部類のカードです。


・戦闘ダメージスタックの廃止
これについては、フェアリーにとって特なのか損なのか分かりかねますね。

ルールを聞いた最初は
「《ヴェンディリオン三人衆》でクリーチャーをブロック。
 ダメージスタック後に《霧縛りの徒党》をプレイ、覇権します」
とか出来なくなるのが嫌だなぁ、とか思ってたんですが

よくよく考えてみると、そう嫌な悪い事ばかりでも無いんですよね、これ。

例えば《朽ちゆくヒル》が格段に処理しやすくなります。

例えば、《ヴェンディリオン三人衆》と《朽ちゆくヒル》がお互い向かい合ってて
こちらが《苦悶のねじれ》を握っている場合

今までは

・《ヴェンディリオン三人衆》で《朽ちゆくヒル》をブロック
 →ダメージスタックを乗っける。その後相手がヒルをパンフ。
  →それに対して打ちたければ《苦悶のねじれ》を打てばヒル死亡
   →ただし、結果としてこちらはアド損

・で、上のようなアド損を嫌って《朽ちゆくヒル》をスルーすると
 →相手「じゃあ2点で」
  →僕「くやしい…! 《苦悶のねじれ》が打てない…! ビクンビクン」
   →結果、ヒルを処理できずに2点クロックを刻み続けられる。
   
という結果になっていた訳ですが、これからは

・《ヴェンディリオン三人衆》で《朽ちゆくヒル》をブロック
 →僕「ヒルをパンプしますか?^^」
  パンプしなかった場合:ヴェンディリオンと相打ちで一対一交換
  パンプした場合:「じゃあ《苦悶のねじれ》をプレイで^^^」一対一交換

こんな感じになる訳ですね。

似たような現象は”カメコロと青コマバウンスのにらみ合い”でも考えられたり。

という訳で、あまり良いとも悪いとも言えないです、この変更。

でもまー

個人的には「戦闘ダメージをスタックに載せていいですか?」というやりとりを含む
戦闘時のスタックを用いた駆け引きが好きだったので、惜しい変更ではあります。

戦闘時のみダメージがスタックに乗る、という概念がそもそも直感的ではないので
仕方ないと言えば仕方ない変更なのかもしれませんね。



ただ、今まで挙げた点は、どちらかというと影響度は少ないものでした。
M10が出る事によって、フェアリーにとって大打撃になる変更点が一つあります。

それは

・《ロクソドンの戦鎚》のローテーション落ち

まだM10の情報が全部出された訳ではないですが、半分は新規カードになる上
リボーンに《ビヒモスの大鎚》が出た以上、クソハンが落ちるのはほぼ確定でしょう。

クソハン、という愛称自体が「あまりにもクソゲーになるから」という
不名誉な由来ではありますが、それくらいにこのカードは強かったです。
そして、このカードはフェアリーにとっての必須パーツだったと思います。

ライフが危なかった時、戦線が膠着した時、あと一押しでライフを押し込める時。
数々の場で、このハンマーは危機を救ってくれました。

特に、ブライトニング相手や緑黒エルフ、同型の戦いでは
「いかにクソハンを着地させて装備させて殴るか」というゲームになる事も多々。

酷い時には2T目《苦花》、3T目《ロクソドンの戦鎚》で
後はほとんど何も呪文をプレイしなくても勝てた時さえありました。

そんなクソハンともあと一ヶ月でお別れ、という事で
クソハンが失われる事によって、フェアリーデッキが崩壊する危険性すらあります。

まあ、今まで自分がクソハンに頼り切っていたといえばその通りなんですが

《強迫》が来る嬉しさより、ルール変更より、
何よりもクソハンが落ちる事に戦々恐々とする毎日です。

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今週末は、さすがに大会に出ないと収まらない! という事で

よーさん主催の日本選手権予選の練習会に出場する予定です。
勢い次第では土曜日に行われるねこ愛でにも出てみようかな。

あと、hokurinから「今度の三重の大会アラーラブロック構築だよ」と言われて
なんか無性にアラーラブロック構築で出てみたくなったわたくし。
あまり練習時間は無いけど、アラーラブロック構築のお話とか練習とかしたいなぁ。

そんな感じで。

とりあえず、長い事更新サボっててすいませんでした。
もうちょっと仕事のペースを掴んで、カードに触りたいと思っています
職場の休憩時間とか通勤時間に皆様のDNはしっかり見せていただいています
とりあえず、今後もお付き合い頂ければ幸い。

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ところで、土地と言えばダメラン、溜めラン、フェッチランド、ショックランド等
愛称が出来るのが通例っぽいですが、新2色ランドの通称ってどうなるんでしょ?。
M10初出の土地だからエムテンランドと自分では勝手に呼んでおりますw

「今度の桑名の大会で優勝すると1BOX貰えるらしいから出ようぜ」
とhokurinから誘われ、ホイホイとついていった僕。

という訳で、Gateway予選@桑名に出場してきました。

今回はちゃんと事前にデッキの枚数を確認して、60枚で構成。
どうやら前回は《変わり谷》が本来3枚だった所が4枚になってたみたいです。
多分気のせいレベルだとは思うけれど、そりゃデッキが歪むわと納得。

スイス4回戦で、デッキは相変わらずエスパーフェアリー、
で、昨日の反省を活かして今日は勝ちに行くぞ! と思ったら
うっかり4-0で優勝してしまいました、いえい。

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デッキリストは↓

デッキ名:エスパーフェアリー v1.2くらい
// Lands
4 [ALA] Arcane Sanctum/秘儀の聖域
1 [10E] Faerie Conclave/フェアリーの集会場
4 [10E] Underground River/地底の大河
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [SHA] Mystic Gate/秘境の門
3 [SHA] Reflecting Pool/反射池
3 [MOR] Mutavault/変わり谷
1 [UNH] Plains/平地
1 [LRW] Vivid Creek/鮮烈な小川

// Creatures
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
3 [MOR] Vendilion Clique/ヴェンディリオン三人衆
2 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き

// Spells
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
2 [10E] Loxodon Warhammer/ロクソドンの戦鎚
2 [ALA] Esper Charm/エスパーの魔除け
3 [CNF] Path to Exile/流刑への道
2 [ARB] Soul Manipulation/魂の操作
3 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
2 [10E] Terror/恐怖

// Sideboard
SB: 2 [LRW] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
SB: 1 [10E] Loxodon Warhammer/ロクソドンの戦鎚
SB: 4 [10E] Wrath of God/神の怒り
SB: 3 [10E] Flashfreeze/瞬間凍結
SB: 3 [LRW] Burrenton Forge-Tender/ブレンタンの炉の世話人
SB: 1 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 1 [CFX] Celestial Purge/天界の粛正

主な変更点として、《ロクソドンの戦鎚》を二刀流に変更。
コイツ1枚で勝てる、逆にコイツじゃないと勝てないマッチアップが多いので。
その分、電波気味だった《軍部政変》には抜けていただきました。

サイドの《神の怒り》は多分3枚が適正枚数なんですが、
このカードって欲しい時は常に欲しいし、
欲しい相手(緑黒エルフとかバントビートとか)には複数枚数あっても腐らないので
それなら開き直って4枚積むべ! と4積みに。

使い続けてるだけあって、全体的に構成は安定してきた気がします。
おそらく多くの人が危惧しているであろう色事故はほぼ無いです。いやマジで。
《神の怒り》を撃つのに困った事は無いですし、
2T目に《苦花》が出せなかったり《流刑への道》が撃てなかったりする事も無い。
《謎めいた命令》も4T目に撃てます。(そもそも青の出ない土地3枚しか無いし)

まあ、その代償として青黒フェアリーよりも土地クリーチャーの数は減少してるので
その辺りは好みが分かれる所かなとは思います。

とりあえず詳しいレポ

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第1回戦 ジャンドビッグマナ ○-×-○

 ゲーム1:2T目《苦花》から、相手が微妙に展開が遅れている所を
 《思考囲い》でハンドを覗くと、《炎渦竜巻》×2とかいう
 ものすごい全体除去祭りだったので、カウンターは温存して
 相手の《炎渦竜巻》を苦花トークンに使わせ、
 その代わりに相手の脅威はきっちりカウンター。
 再び沸き出してきた苦花トークンで殴り勝ち。
 
 ゲーム2:相手ダブマリから、こちらは2T目《苦花》からのブンブン展開に。
 が、ここで凡ミス発生。フェアリーが並び、圧倒的に盤面が優勢になり、
 手札には《呪文づまりのスプライト》×2、《流刑への道》、《誘惑蒔き》と
 かなり盤石の体制が出来上がり、このまま完封勝利しようかという所で
 相手が《カメレオンの巨像》をプレイ。
 
 プランとしては
 ・《呪文づまりのスプライト》で打ち消し → 一番安全かつクロックも増える
 ・《流刑への道》で除去 → 相手の土地が伸びるが、手札のスプライトは温存可能
 ・《誘惑蒔き》 → 相手のハンドに除去が無ければ勝ちだが不安定
 
 の3種類があり、何を思ったか自分は《誘惑蒔き》プランを選択
 そして返しで《炎渦竜巻》をお空に向かって放たれる。自軍壊滅。
 堅実に他のプランで行けば確実に勝ててた試合をクズプレイングで落とす。
 
 ゲーム3:もうプレイングミスは出来ないぞ、と気合いを引き締めて試合に臨む。
 こちらはまたも2T目《苦花》するも、相手も《大爆発の魔導師》や《火山の流弾》
 更に2匹の《呪詛術師》と、こちらが押され気味のゲーム展開に。
 
 こちらの残りライフは3点で、相手は《包囲攻撃の司令官》フルタップでプレイ。
 もう一度相手にターンが返ってくると、間違いなく死亡が確定する場面
 。
 こちらの盤面のクロックは5点、相手のライフは10。 
 どうやっても返しのアタックでは相手のライフに届かないし、
 《ロクソドンの戦鎚》はサイドアウトしてしまっていた為、大逆転も期待出来ない。
 あー、こりゃ負けたかな、と思いながら盤面を見ていると、
 相手が《呪詛術師》でアタックを仕掛けてくる。
 
 …ん? と思いながら、ふと自分の場を見てみると《くぐつ師の徒党》の姿
 あれ? これもしかしてワンチャンス出来た? と思いながら
 《くぐつ師の徒党》で《呪詛術師》をブロック。
 お互いに致死ダメージを与え合い、墓地に落ちる。
 墓地に落ちた時に《くぐつ師の徒党》の頑強能力が誘発。
 場に戻る《くぐつ師の徒党》。対象は今しがた墓地に落ちた《呪詛術師》
 
  奥義”呪詛返し”が炸裂し
 相手のライフを10→5に。そして返しのパンチで5点与えて勝ち!
 
 いやー
 
 《呪詛術師》って強いですね!
 

第2回戦 ターボフォグ ○-○

 第2回戦の相手は以前東京の日選予選で結果を残したターボフォグ。
 ボーダーポストとかテゼレットとか入ってるタイプのやつ。
 
 ゲーム1:《吠え猛る鉱山》を1枚、2枚、3枚と場にどんどん置かれていくが、
 あちらがなかなかフォグを引かず、《変わり谷》でちまちま殴る。
 途中、《霧縛りの徒党》が《ルーンの光輪》される事件があったものの、
 最終的には相手のフォグを使わせ&打ち消してライフを削りきって勝ち。
 
 ゲーム2:《苦花》を場に設置し、クロックを確保してから
 《思考囲い》や《ヴェンディリオン三人衆》でドロソをピンポイントで落とす。
 相手が撃ってくるフォグは全スルー。ただし《吠え猛る鉱山》は不許可。
 そんなやりとりを繰り返していたら、いつの間にか苦花トークンで場が溢れ返り
 相手はフォグが引けずジリ貧に。そのまま押し切って勝利。
 

第3回戦 ジャンドビート ○-×-○

 ゲーム1:《ジャンドの斬刃》や《ボガード突撃隊》に攻められ、
 何とか《苦花》や《ヴェンディリオン三人衆》等でしのぎ、
 多少キレ気味に《ロクソドンの戦鎚》をプレイ。
 その後は、《ロクソドンの戦鎚》を装備した苦花トークンが、
 攻撃を通すか通さないかというゲームになるw
 苦花トークンに《炎の投げ槍》とか使ってくれる大判振る舞いをするも、
 「トークンにハンマー装備→殴りたいです」を4回くらい繰り返すと
 いいかげん相手も息切れしたようで、攻撃が通る。
 そこからライフゲインして、後はクソハンのターンで勝ち。
 
 ゲーム2:相手が1マリのハンドをキープ。
 それを《ヴェンディリオン三人衆》でどんなハンドかと見てみると…。
 
 土地
 土地
 土地
 《帰化》
 《血編み髪のエルフ》
というハンドだったので、
 速やかに《血編み髪のエルフ》をボトムに送って頂き、
 後は攻め手が無くなった相手でふるぼっこで勝ち。
 

第4回戦 5色カスケード ○-○

4回戦目の相手は、よーさん&じんじんさん作の5色カスケードを操るたむたむさん。
本来珍しいデッキの筈の5色カスケードだったのですが、
以前よーさんからデッキ構想を教えて頂き、自分で作って回してたりしたので
相手の動きが分かるというマインドアドバンテージを持って試合開始w

あ、商品の1BOXについては、事前にスプリットしましょうという事で
勝ったら20パック、負けたら16パックという事で試合しました。

 ゲーム1:2T目《苦花》から3T目《ヴェンディリオン三人衆》。
 更に《霧縛りの徒党》まで繋げてビートダウンを開始。
 相手も《血編み髪のエルフ》with《台所の嫌がらせ屋》等で対抗してくるも、
 ピンポイントで嫌なものだけカウンターしてダメージレース開始。
 《台所の嫌がらせ屋》や《捕らえられた陽光》にかなり長引かされつつも
 最終的には《流刑への道》で相手のブロッカーを退かしてのフルパンで勝利。
 
 ゲーム2:相手の土地が2枚で止まる事故発生。相手が止まっている間に
 こちらは2T目《ブレンタンの炉の世話人》→3T目《ロクソドンの戦鎚》プレイ
 4T目《ロクソドンの戦鎚》を《ブレンタンの炉の世話人》に装備してアタック
 5T目《プレンタンの炉の世話人》でアタック
 6T目《プレンタンの炉の世話人》でアタッk・・・
 と、まさかの《さまようもの》ビートダウンで勝利
 
 実は《ブレンタンの炉の世話人》、対ターボフォグ戦でも
 《さまようもの》として活躍していた経緯があり、かなり輝いてましたw
 
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という訳で結果は4-0で優勝。
昨日の悔しい結果をバネに、結果を残す事が出来て何よりです。

1回戦目の大きなミスこそありましたが、
全体的には無難に立ち回り、デッキもかなり応えてくれました。

青白黒という構成にはやはり疑問が出る所だとは思いますが、
《神の怒り》や《流刑への道》は相当強いカードであるのは確かですし、
青黒フェアリーの型から外れた攻め方で、相手の虚を付けるのは利点だと思います。
《神の怒り》を全く警戒せず展開され、そこを一掃にしたり、
《翻弄する魔導師》を出されて、指定が《苦悶のねじれ》だったり。
マインドアドバンテージ大好きな自分にとっては、かなりその部分が楽しいです。
(まあ、ネタバレしたらそれまでだという話もありますが)

何より自分が青白黒ってカラーが好きだから使ってる側面が大きいですね。

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リボーンが出た当初は「フェアリーの時代はもう終わった」と言われてましたが
なんだか最近はメタが回って、フェアリーも悪くないんじゃないかと思う今日この頃

ローウィンが落ちるまでは、こいつらと心中するつもりでいこうと思います。

あと、景品でアラーラの再誕20パックが手に入ったので
これでまた身内ドラフトやりたいなー、とか言いながら、今日はこの辺りで。

とりあえず、これでやっとhokurinやYOUと並べたってのが嬉しいです。
日選予選に向けてがんばるぞー!
今日はS-Cup@スタンに出てきました。

使用デッキはエスパーフェアリー…だったのですが
ちょっと会社の用事で忙しかったのもあり、当日時間ギリギリまで
デッキ構築もままならず、他ごとしてました。

結果、時間ギリギリに慌ててデッキだけ掴んで会場に飛び入り。

なんかデッキを数えてみると、どう見ても61枚あるんだけども
組み直しの途中で何がどう多いのかすら分からないgdgdな状況で、
自分のデッキの内容も把握しないまま開き直って61枚で参戦。

デッキの内容だけじゃなくプレイング自体もかなり酷く、
全体的に「次トップでこれ引くの期待してプレイしよう」とかいう
トップデッキ前提のカスプレイ連発。

…結果、3回戦終わって0-3というかなり切腹モノの戦績を残してしまい
かなり心が折れそうになる。

が、ここでドロップしたら負けだなと思ってその後頑張り2-3でフィニッシュ。

やっぱりマジックは万全の体調&万全の状況で望まないとダメだな、
と深く思い知らされた一日となりました。

なんか時々「徹夜明けでも大会平気だよ!」という人が居るけど凄いと思う。
自分は絶対ムリだ。ただでさえマジック下手なのに考えられないミス連発する。

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で、久々に負け越した今回の試合。
悔しい悔しいと思いながら、そういえば前に負け越したのいつだっけと思い立ち
ここ最近の過去の戦績を見返してみた。

4-2 @ファイナルズゲートウェイ
3-2 @ファイナルズゲートウェイ
2-1 @ファイナルズゲートウェイ
4-3-1 @PTQホノルル
4-3-1 @GP神戸
2-3-1 @PTQホノルル
3-2 @PTQホノルル
2-1-2 @GPT神戸
4-2-2 @どこでもGPT
4-2-1 @PTQホノルル
おお、確かに微妙に勝ってる試合が多いw
安定して引き分け+1とかいう、嬉しいのか何なんだかよく分からない成績に。

まあ、しかし実際これが名実ともに自分の立ち位置になってますね。
微妙に勝てるんだけど、勝ちきれない。強い人に勝てない。

学生の頃と比べて、このまま惰性で続けていけば更に勝てなくなるのは明白なので、
もうちょっと身の入った練習なり情報収集なりをしないと、
この「微妙に勝てる」という壁を乗り越える事は出来なさそう。

しかし、エクテンシーズンの引き分けっぷりがひどいなぁ。
試合においては引き分け≒負けだし、単純に相手の方への失礼にもあたるので、
プレイングは早くしないといけないですね、うん。

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とりあえず現在は
Constructed:1798
Limited:1739

Total:1804


らしいので、当面の目標としては
コンスト1850、リミテ1800、トータル1900を目標に頑張ってみようと思います

…どっちかというと、コンスト1800維持を目標にした方が良さそうですがw

目標:愛知で○○位! とかやりたいけど愛知に名前が無いので無理そう、無念。

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↑に付随して、DCIのレーティングの市町村って何で決まるんでしょうか?

いつのまにか北海道から名前が消えていて、愛知に移ったのかと思いきや
なんか住所情報が消えていて(?)japanって区分に移されてました。

慌てて愛知の住所を入力したものの、相変わらず区分はjapanのまま。

レーティング見る時に不便&褒賞の宛先も変更したいので、
区分を愛知に変更したいんですが、なんか特別な手続きとかって必要でしたっけ?
【新カード速報】《ボーラスの奴隷》プロモ版 と 緑黒の新プレインズウォーカーの画像 と M10の新規イラストいろいろ
【新カード速報】《ボーラスの奴隷》プロモ版 と 緑黒の新プレインズウォーカーの画像 と M10の新規イラストいろいろ
【新カード速報】《ボーラスの奴隷》プロモ版 と 緑黒の新プレインズウォーカーの画像 と M10の新規イラストいろいろ
社会人になると、毎日マジック!
という訳にはなかなかいかず
必然的に更新するネタも少なくなります。

という訳で、ネタも無いので、
こういう時は必殺技の
「困ったらとりあえずsalvation!」
を発動させようと思います

という訳で今回の情報源は全てサルベから。

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まず1枚目は、みんな大好き《ボーラスの奴隷》の
絵違いのプロモーションバージョンの画像。
http://i.ebayimg.com/22/%21BS8mB7g%21mk~$%28KGrHgoOKkYEjlLmbku,BKFy7nGOZg~~_1.JPG

画像が潰れててあまりよく見えませんが、
こちらもなかなかエロい雰囲気のある絵となっています。

でも個人的にはノーマルバージョンの方が好きかなー。

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2枚目は、以前ちらっと(※)情報が出た
緑黒の新プレインズウォーカー《Nissa Revane》の絵。
http://forums.mtgsalvation.com/attachment.php?attachmentid=89618&d=1243521334

《リリアナ・ヴェス》や《チャンドラ・ナラー》に負けず劣らずの
気の強そうなお姉様のイラストですね。
アメリカではそういう女性が好まれるのだろうか。

黒緑というカラーのPWという事もあり、注目の一枚です。

(※「ちらっと」とは
 アメリカで行われたなんかのGPのライブ中継配信の時に
 XBOX版MTGのすごく簡単な紹介をやり、
 その中のメニュー画面に、今までのプレインズウォーカーの名前に加えて
 《Nissa Ravane》という名前が載っていた、という出来事
 XBOX版での登場は確定ぽい。リアルなカードになるのがいつかは不明。)

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そして、3枚目はM10に収録されるイラストの1枚。
http://forums.mtgsalvation.com/attachment.php?attachmentid=89602&d=1243482676

なんだかものすごくでっかい睡蓮の花が咲いております。
なんかここまでくるとものすごくキモいですな。

でっかいロータス (5)
アーティファクト
~を生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに好きな色のマナを5つ加える


絵から想像するとこんな感じかなあ。
なんか《合成ゴーレム》とかいたけど気にしない。

ちなみに、他にもいくつかイラストが上がっていて

明らかにChippyが描いてるエロい躍動感に溢れる天使がやられてるイラストや
http://forums.mtgsalvation.com/attachment.php?attachmentid=89601&d=1243482676

なんか《血を赤く染める者》にしか見えない謎の絵や
http://forums.mtgsalvation.com/attachment.php?attachmentid=89603&d=1243482676

微妙にエロい戦うお姉さんの絵があったりします。
http://forums.mtgsalvation.com/attachment.php?attachmentid=89604&d=1243482676

これらの絵は再録カードか新規カードかはまだ分からないので、
どのカードの再録か、あるいは新規のカードなのか
色々想像しながら楽しむのもアリではないでしょうか。
【翻訳記事】 拡張アートカードを使用する為の実用的な試み
【翻訳記事】 拡張アートカードを使用する為の実用的な試み
ノリで立ち上げた拡張アート普及委員会ですが、
思った以上に反響が多く、なんだか自分でビビってます。

各所で反応されている皆様、コメント出来ず申し訳ありません。
しっかりと拡張アート日記は拝見させて頂いておりますので
頑張って拡張アートの動きを作っていきましょう!

とりあえず僕は僕でデッキの拡張アート化を進めております→

前回の反省で「土地やスペルを拡張アートするよりも
場に出るパーマネントを拡張アートにした方が
相手によりアピール出来る」
という事が判明したので

今回は《呪文づまりのスプライト》と《ロクソドンの戦鎚》
の2枚を拡張アート化しました。

コモン、アンコモンは割と気軽に出来るんだけど、
どうしてもレアにはまだ手が出ませんねw

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という訳で、今回は通りすがりさんからの情報提供で
なんとWotc公式に拡張アートについて言及された記事があったので、

拡張アート普及委員会会長(?)として、
これは翻訳しない訳にはいかない、と思って急遽翻訳しました。

いつものように誤訳したり意訳したりはしょったりしてますが、
なんとなく雰囲気は掴んで頂けるかなと思います。

原文はこちら
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=judge/article/20090414a

という訳で、翻訳記事をどうぞ。

【↓ここから翻訳↓】

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A Practical Approach to Handling Altered Cards
拡張アートカードを使用する為の実用的な試み

Claire Dupre

黒枠のカードや、フォイルのカード、あるいはアジア圏のカードを
デッキに使用する事はCoolな事であるという事は皆知っていると思う。

この最近のトレンドは、ついにはトーナメントに
”改造した”カードを使用する所まで進化した。

カードの半分を塗ったり、あるいは単なる落書きであったり、その範囲は広い。

その手段がどうあれ、これらのカードは何らかの修正が加えられており、
”Alterd”(=改変された)カードである事は否めない。
そしてそれは、トーナメントシーンで使用するのには相応しくない。

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ルールはどのように主張しているのか?

まずは、どの規則が適用されるのかを最初に調べよう。
UTR28UTR32のどちらもが、その問題に対して述べている。

UTR23
トーナメントで使用するカードは、サインまたは芸術的な修正以外の書き込みが無いものに限る。
修正は、カードを認識出来なくなる為にイラストを隠さない事が条件となる。
カードへの修正がヘッドジャッジによってルール違反と認められたならば、
上記のカードを用いたプレイヤーはDCIペナルティガイドラインの処罰の対象となる


UTR32
ヘッドジャッジは、カードの解釈に対する最高権威者である。
カードを解釈する方法に関して、より多くの細則を見たいのであれば
DCIのフロアルールを参照する。
ヘッドジャッジがまぎらわしいテキストまたはイラストを用いて、
ミスプリントのカードや多言語カードを用いていると判断するならば、
そのプレイヤーはDCIペナルティガイドラインの処罰の対象となる


ルールは、この問題に対してかなり回避的だ。

UTR23は、カードのイラストが認識できなければならないとするだけであり、
UTR32は、改変されたカードによって与えられる不正な利益に着目し、
それを利用しようとする行為を禁じようとするだけである。

ただし問題として、拡張アートカードは誤解させる気が無くとも、
カードの認識を阻害してしまう事が考えられる。

また、カードの重さ、形、柔軟性等の物理面が修正される可能性もあるので、
それらのカードは区別できるようになってしまう。

では、何が許されて、何が許されないというのだろうか?

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改変 それとも 偽造?

カードが本当のMTGのカードであるかが、最初の一歩である。

レガシーやヴィンテージ等でのいくつかのカードの価格の上昇により、
イラストの改変は《灰色熊》を《Force of Will》に変える事も出来た。
それはいくら出来が良くても、偽物である。

既に、カードの偽物は昔から作られていただろう。
偽物のカードの一般的な識別方法は、カードを曲げる試験である。

本物のMagicのカードは、曲げてもまた平面に戻るだろう。

しかし、拡張アートのカードは、Magicのカードの上に描画を行う。
そのため、このテストを簡単にすり抜ける事が出来る。

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ユーモア それとも 攻撃的?

フランスの有名なユーモア主義者のPierre Desprogesは
「人は何でも笑う事が出来る、しかし、それは誰でもという訳ではない」と言った。

これは、拡張アートに関する解釈も同じ事である。
この問題は、とてもパブリックな議論である。
拡張アートが引き起こす潜在的な不快感は考えておかなければならない。
(例えば、ナチズムへの言及で議論を巻き起こした《暗黒の儀式》のように)

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イメージを修正する事

ここで、私たちは問題の核心に迫る。

マジックは、カードに書かれているテキストが重要であると同時に、
カードに描かれているイラストも重要なゲームである。

トーナメントプレイヤーの多くは、テキストでは無く、絵でカードを認識する。
時々、彼らはその絵が何かすら知らなく、大まかな形でしか知らない場合すらある。

よって、イラストによって見やすいゲーム環境を構築するため、
常に絵は簡単に認識できなければならない。

・ケース1 フレームの無いカード

”フレームレス”カードは、イラストの枠を取り払い、絵を拡大する。

《Swords to Plowshares》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/swordstoplowshares.jpg

《Illusionary Mask》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/illusionmask.jpg


時折、以下のようにテキストボックスすら取り除いてしまうものも出てくる。

《Teneb the Harvester》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/teneb.png


この種の変更は、通常は大した事ではない。比較的簡単に認識が可能である。

では、ヘッドジャッジは何を禁止するのか?

拡張が混乱に繋がるのであれば、それは問題であるとされる。

キャスティング・コストや、パワー/タフネスが消えたらどうだろう?
それらは、カードの色を決定したり、クリーチャーの特性を記している。

似たような事例としては、名前やタイプ、テキストボックスの欠如だ。
しかし、これらはフレームレスのカードと、キリル文字のようなカードとで
どれほどの違いがあるというのだろうか?

《Frozen Shade》について考えてみよう。
それは、フレームレスカードは中国語のカードと同じくらい、
「飛行」の能力を持っていそうに見えてしまうだろうね。

(※訳者注 《Frozen Shade》の初期のイラストはこちら
http://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=65&type=card
 確かにこれは、何も言わなければ飛行を持っていると錯覚してもおかしくない。)

また、テキストが前の世紀から時代遅れだった《Illusion Mask》について考えよう
テキストがそもそもOracleテキストにマッチしていないカードの場合は、
かなりの混乱を呼ぶだろう。

(※訳者注 《Illusion Mask》のカードテキストはこちら
http://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=617&type=card


協議の結果、上記に挙げた拡張カードの3枚の内、
私は《Teneb the Harvester》にだけ、僅かに問題があるのではないかと考える。
その理由は、カードからパワーとタフネスが消えたという点である。
しかし、それは大した問題点ではない。


・ケース2 変更

技術的にカードのイメージを変えるという事は、
本来のイラストに2,3の要素を加えたか、あるいは排除した事を意味する。

今日、絵師達は色々なイラストを書き加えている。
これらの変化は、《Gemstone Mine》から《Island》
そして《Meddling Mage》にその軌跡を見る事が出来る

《Gemstone Mine》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/gemstonemine.png

《Island》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/viviisland.png

《Meddling Mage》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/meddlingmage2.png

後になるに従い、変化の影響の度合いは大きくなっていく。
カードの禁止の観点から、意見はいくらか変化する事になる。

《Gemstone Mine》の例は、おそらくそこまで危険では無いだろう。
イラストはほぼ変更されておらず、テキストも多くは失われていない。

《Island》への変更は多大だ。イラストの中央とテキストをほぼカバーしている。
しかし、カード名は有名であり、そして、追加されたイラストは
元のイラスト(青のイメージ)に適合している。
また、この《Island》には他の土地カードを上に積んでいく事が出来るため、
より混乱は減らす事が出来るだろう。

《Meddling Mage》は、《island》よりも変更は小さく、
元のイラストの範囲内で保たれているが、これについては議論の余地がある。
カードを簡単に識別する事が出来ない為だ。

このパーマネントはゲームに影響を与えるため、
あなたはこのカードに常に注意を払っていなければならい。

よって、トーナメントでの使用が適当であるかどうかを考えなければならない。

オリジナルカードの特徴も考慮されなければならない。
それは、パーマネントか、ソーサリーか、インスタントか。
それがパーマネントならばどのような影響を及ぼすのか。
それは、土地か、あるいははっきりしないカードなのか。
もう一度、ゲームにどのような影響を及ぼすカードなのか?

このカードを見て欲しい。
これは、《Pernicious Deed》なのか、それとも《Juzam Djinn》か?
http://www.wizards.com/dci/judge/images/perniciousdeed2.png

もちろん、カードの内容は全てテキストに描かれている。
そして、あなたはそれが何であるかについてそれを読む必要がある。

それは、revisedの《Serendib Efreet》よりも合法的な行為だろうか?
相手がそれを理解するより前に《Remove Soul》を見せてしまったらどうだろう?

(※訳者注 mtg wikiより《Serendib Efreet》
 http://mtgwiki.com/wiki/Serendib_Efreet
 Revisedでは、どうやらミスプリで違った絵がプリントされていた模様です。)
 
上記の《Meddling Mage》の件は、それがパーマネントであるという
その事実が危険であると私たちは判断した。

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物理的な修正

イラストを変化させる事がもっとも顕著な変化の例であるが、
物理的なカードの変化も考慮に入れなければならないだろう。

重さおよびカードの柔軟性は、これらの問題からは遠い。
カードのマークドによる識別を考える際に、あまり重要ではない為だ。

逆に、厚みと形に関する事はやや重要な事柄となる。



・厚み

ボールペンで書いたものは、カードの裏に見える事となり、溝を創り出す。
その為、そうして拡張されたものは使ってはいけない。

絵画はとても広く普及した技術で、材料は多岐にわたる。
アクリルが素晴らしい画材である反面、油絵とガッシュはあまりに厚い。

そのため、我々はマークドされたカードを見つける手順を記載する。

デッキを一つの束にして、2枚のカードの間で空間を探しなさい。

ここのトリックは、この厚みがカードの4隅の1つだけに存在するという事だ。

フォイルカードが曲がっている場合、これらの厚みは取り除く事が出来ないだろう。


・テクスチャー

カードのテクスチャーは、厚みの項目と酷似している。

あなたがカードの表面に対して指でなぞったならば、
あなたは拡張されたカードを認める事が出来るようになるだろう。
重さや柔軟性の項目のように、これは明らかに別種の動作を必要とするため、
通常それほど注目はされない。


・形

もし、拡張されたカードの現状が完璧な状態でないならば、
カードをある特殊な状態(たとえば、曲がった状態)にする事ができた。
これは、フォイルと同じような修正を必要とされる。

フォイルをトーナメントで使うのと同じ事だ、
カードの状態を平らな状態に戻せば、きっと大丈夫だろう。

しかし、何が大丈夫で何がダメかをはっきりと線引きする事は決して簡単ではない。
古典的なマークド方法で、拡張アートカードに「新しい線」を書き加える事が出来る
それは、ヘッドジャッジにしてみれば禁止を行う為の理由となるだろう。

拡張カードを理解して貰う事は、より多くの問題を孕んでいる。
プレイヤー全員があなたが拡張カードを使っているという事を知っている訳ではない。
また、彼らはトーナメントにおいてそれほどリラックスをしている訳でもない。

しかし、ここで悲観的になってはいけない!

その線引きが難しいという問題は、フォイルに関しての問題を参照する事で
どのようにあなたが振る舞えば良いのかを理解するのに役立つだろう。

もちろん、あなたはリスクを避ける為に、
全ての拡張アードカードを排斥する事も出来る。

しかし、Magicは回りのコミュニティを構築したゲームである事を忘れてはいけない。

Magicをプレイする時、多くのプレイヤーは、
彼らの好きなカードを使い、楽しみたいと思っているはずだ。
拡張アートはフォイルや日本語版のカードと同じように、
そうした楽しみを行う為の一つの方法であると言えるだろう。


最後に、Kevin Desprezに校正と翻訳を、そしてカードの資料を頂いたcardkittyに対して感謝したい。

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【↑ここまで翻訳↑】

…何というか、思ったよりも遥かに好意的な記事でびっくり。

なんかWotcって著作権に厳しいとか聞いてたので、
実際に拡張アートのカードを引っ張ってきてまで解説するとは。

しかも、この方の言っている内容を要約すると

・拡張アートってのが最近流行ってるね、Coolだね
・テキストボックス潰したり絵そのものを潰すのはちょっとマズいかもね
 (=イラストをちょっと拡張するだけならあまり問題無いね
Magicは楽しむゲームだよね! 拡張アートカード使うの楽しそうだね!
・でも結局最後はヘッドジャッジ次第だね

という事で、拡張アートに関してはかなり前向きなのではないかと思います。
これが公式記事として載ってるんだから、そりゃ勇気付けられるってもんですよ。

Wotcからのお墨付き(?)も貰い、
名古屋や東京の大会主催者さんの「使いたければ使えば?」というお言葉も頂き、
とりあえず草の根大会で使う分にはほぼ大丈夫という事になりつつあります。


なので


拡張アートカードを使うのが怖い人は、積極的に使いましょう!

拡張アートに手を出すのを躊躇っている人は、是非手を出してみましょう!


と、布教活動にいそしむわたくしでした。
最近更新できてなくてほんとすいません。
日曜日はほぼ何も調整せず、finalsゲートウェイ予選@港湾会館に出てきました。

大会は56名参加の6回戦。使用デッキはエスパーフェアリー。
結果は4-2の14位。まあこんなもんかといった感じ。

とりあえず詳しいレポは以下に。

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デッキレシピはこんな感じ。

エスパーフェアリー ~029風味~
// Lands
4 [ALA] Arcane Sanctum/秘儀の聖域
1 [10E] Faerie Conclave/フェアリーの集会場
4 [10E] Underground River/地底の大河
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [SHA] Mystic Gate/秘境の門
3 [SHA] Reflecting Pool/反射池
3 [MOR] Mutavault/変わり谷
1 [UNH] Plains/平地
1 [LRW] Vivid Creek/鮮烈な小川

// Creatures
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
3 [MOR] Vendilion Clique/ヴェンディリオン三人衆
2 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き

// Spells
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
1 [10E] Loxodon Warhammer/ロクソドンの戦鎚
2 [ALA] Esper Charm/エスパーの魔除け
3 [CNF] Path to Exile/流刑への道
2 [ARB] Soul Manipulation/魂の操作
3 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
1 [CFX] Martial Coup/軍部政変
2 [10E] Terror/恐怖

// Sideboard
SB: 2 [LRW] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
SB: 1 [10E] Loxodon Warhammer/ロクソドンの戦鎚
SB: 3 [10E] Wrath of God/神の怒り
SB: 3 [10E] Flashfreeze/瞬間凍結
SB: 3 [LRW] Burrenton Forge-Tender/ブレンタンの炉の世話人
SB: 1 [10E] Pithing Needle/真髄の針
SB: 1 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 1 [CFX] Celestial Purge/天界の粛正
基本的な構成は変えてないのですが
029さんにデッキを見せて意見を頂いた際に
「《砕けた野望》って弱く無い? どうせ後手の時にもサイドアウトするよね?
 それだったらいっそ開き直って《思考囲い》をメインに入れた方が良いと思うけど」
という意見を聞いてなるほどと思い、《砕けた野望》を全抜き。
そもそも、《流刑への道》が入っているこのデッキじゃ相性悪いですしね。

その分、《思考囲い》を3枚メインに入れ、
サイドに空いた3枚には《瞬間凍結》を入れました。

また、メインに1枚《軍部政変》を電波に1枚差しw
いや、このカードのカードパワーって結構はんぱないと思うんですよ!
…この選択が吉と出るか、凶と出るか…。

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第1回戦 エスパービート ○-○

1回戦目の相手は、エスパーカラーのビートダウンデッキ。
境界石や《虹のフラスコ》等を置きまくって
《エーテリウムの達人》や《時の篩》で悪さをしようというデッキ。
隣を見てみたら偶然にも隣もエスパーミラーで、
最近のトップメタはエスパーデッキなのかと錯覚しましたw

 ゲーム1:相手が展開してくる《エーテリウムの達人》を《流刑への道》でいなし、
 こちらは《霧縛りの徒党》を着地させ、後は順当に殴りきって勝ち。

 ゲーム2:後手だった為、初手を《神の怒り》キープしたら
 相手が2T目、3T目、4T目と《潮の虚ろの漕ぎ手》を連打してきて
 こちらのハンドが根こそぎ取られ、ハンドが土地ばっかりになってぴんち。
 が、そこからトップ《神の怒り》で綺麗に盤面をひっくり返し、
 奪われたハンドも全て返して貰って、そこから巻き返して勝ち。


第2回戦 ナヤビート(ケロヨンさん) ×-○-○

2回戦目の相手はかの有名なケロヨンさん。
それを知ってかなり緊張するわたくし。何故か試合開始前から勝てる気がしないぜ!
デッキは029さん謹製のまっぽかと思いきや、オリジナルのナヤビートでした。

 ゲーム1:相手の繰り出してくる《崖崩れのビヒモス》や《パレオロス》を
 《流刑への道》や《恐怖》で順当に除去っていくも、
 うっかり出てきた《怨み唸り》を、アドを失うのを嫌うあまり
 《呪文づまりのスプライト》でチャンプブロックすれば良かった場面を
 うっかり本体に通してしまい、ごっそりライフを削られる。
 慌てて《怨み唸り》を除去に向かうも、やや行動が遅く、
 デカブツと火力でライフを削られきって負け。

 ゲーム2:相手の手札を《ヴェンディリオン三人衆》で確認し、
 《苦悩火》など、インスタントの除去が無いのを確認してから
 《霧縛りの徒党》を着地させて、ビートダウンを開始する。
 一度こちらに有利な盤面を作ってしまえば、後は除去とカウンターでいなし、
 その内に相手のライフが無くなって勝ち。

 ゲーム3:あちらがデカブツを場に出し、こちらはそれに対応するお馴染みの展開。
 こちらは《苦花》と《ヴェンディリオン三人衆》でクロックを形成し、
 お互いにライフを削り合っていく状況に。決定打となったのは
 《呪文砕きのビヒモス》が場に出ている状態で、《崖走りのビヒモス》をプレイされ 
 かなり焦るも、まずは《流刑への道》で《呪文砕きのビヒモス》を処理し、
 続けて《魂の操作》で《崖走りのビヒモス》をカウンターし、
 墓地にある《霧縛りの徒党》を手札に戻す、という展開となり、
 そこからこちらの残りライフ1で、そのライフを守りきる形で勝ち。


第3回戦 ブライトニング ×-○-×

 ゲーム1:こちら1T目《思考囲い》で相手のハンドを見ると、見事に赤黒。
 やばいなー、と思いつつも《ゴブリンの異国者》をハンドから落とし、
 相手の攻勢を除去で対応しながらいなしていく。
 …が、《呪詛術師》が盤面に出てきてから全てが台無し。
 とりあえずcipで5点食らい、こちらが有利な盤面までもっていくも、
 相手が7マナ溜まった瞬間に蘇生されて終わり。ι゛ゅιょι゛ゅっι っょぃ…

 ゲーム2:あまり覚えてないけどどうやら勝ち。
 メモによるとくそはんげーに持ちこみ、ライフを安全圏にもっていったらしい。

 ゲーム3:相手に序盤に展開された《ゴブリンの異国者》に触れず
 (こちらの除去が《恐怖》と《流刑への道》なので、構造的に触れない)
 その上、こちらの場ががら空きになった所で
 《ジャンドの斬刃》×2に6点クロックを刻まれ、為す術無く死亡。
 

第4回戦 緑黒エルフ ○-×-○

 ゲーム1:こちらが《誘惑蒔き》を手札に抱えている状態で、
 3T目に《ヴェンディリオイン三人衆》で相手のハンドを確認すると、
 《カメレオンの巨像》×2、《台所の嫌がらせ屋》で除去が見えなかった為、
 《カメレオンの巨像》を下に送って頂く事を選択する。
 予想通り相手は《カメレオンの巨像》をプレイしてきたので、
 《誘惑蒔き》でおいしく《カメレオンの巨像》を頂く。
 相手はそれに対する解答が無く、《誘惑蒔き》が場に立っている状態となり
 ダメ押しで《霧縛りの徒党》をプレイして勝ち。
 
 ゲーム2:相手の2T目《朽ち行くヒル》と、
 こちらの《呪文づまりのスプライト》《ヴェンディリオン三人衆》の削り合い。
 が、途中で《雲打ち》を想起され、盤面が壊滅的な状態に。
 そこから押し寄せる緑の軍勢を抑えきれず、負け。
 
 ゲーム3:《ヴェンディリオン三人衆》《謎めいた命令》《誘惑蒔き》という
 微妙なゆとりスタートのハンドをキープしたら、
 2T目ドローが《苦花》、3T目ドローが《霧縛りの徒党》でかなり盤石に。
 そこからは《ヴェンディリオイン三人衆》で相手のハンドを確認した後
 《霧縛りの徒党》着地。《誘惑蒔き》でテンポを稼ぎ
 《謎めいた命令》で相手の動きを阻害して、最後は《流刑への道》で
 相手のブロッカーを退かしてフィニッシュ。
 
第5回戦 白黒トークン ×-×

 ゲーム1:こちら《思考囲い》を握っていたものの、相手に先手を取られ
 こちらのファーストアクションが《秘儀の聖域》だった為に《思考囲い》を打てず
 結果として相手に《苦花》をプレイされてしまう。
 そこからはずるずると相手の場にクリーチャーが立ち並び、
 《風立ての高地》や《黄金のたてがみのアジャニ》など展開されて押しきられ負け。
 
 ゲーム2:こちらが《謎めいた命令》×2、《流刑への道》のゆとりキープすると
 相手も白マナしか出ないゆとりスタートで、ものすごいダレた展開になる。
 お互いに何もスペルをプレイできないまま、相手の《変わり谷》にビートされ、
 こちらのライフをがりがり削られたので、こちらも《変わり谷》で相打ちを取る。
 相手の土地が白しか出ず、かなり事故ってる風味だったので
 《流刑への道》を打ちたくても打てず…。
 そんな事をしている間に相手に黒マナを引き当てられ、そこからは
 溜まりに溜まったハンドをひたすら展開され、捌ききれなくなって負け。
 
第6回戦 バントビート ○-○

 ゲーム1:いきなり相手の初動が《翻弄する魔導師》でビビる僕。
 トーナメントシーンでこいつの姿って初めて見たよ!
 しかし、指定が《苦悶のねじれ》というのを聞いてニンマリするわたくし。
 デッキリストを見て貰えば分かるのですが、僕のデッキの除去は
 《恐怖》と《流刑への道》の為、《苦悶のねじれ》は1枚も入ってないんですよね。
 その後も続けて《翻弄する魔導師》を出され、《霧縛りの徒党》を出されるも
 これは《流刑への道》で除去って、《ヴェンディリオン三人衆》で安全確認し
 《霧縛りの徒党》をプレイ、そのまま殴り勝ち。
 
 ゲーム2:初手に《神の怒り》と《軍部政変》を握って
 かなりニヤニヤしてたら、《ヴェンディリオン三人衆》でハンドを覗かれるorz
 その後は、《クァーサルの群れ魔導師》にビートされつつ、
 仕方なく《神の怒り》を《クァーサルの群れ魔導師》1匹の為だけに撃つ。
 も、これは《否認》される。
 その後、展開してきた相手がタップアウトしたのを見計らい
 《軍部政変》をX=5でプレイ。やっとこのスペルを使えたよ!
 相手は返しに《ロウクスの戦修道士》×2をプレイしてくるも、
 片方は《恐怖》、もう片方はトークン達でブロックして殺し、
 後は残ったトークン達と追加の《ヴェンディリオン三人衆》で殴り勝ち。
 
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という訳で、結果は4-2でしたの14位でした。

やってみた感想としてはやっぱり自分はエスパーフェアリーだという事ですね。
青黒の方が強いとか、そもそもフェアリーが環境にあってないだとか
色々とご意見はあると思いますが、それでもこのデッキが自分にあってると思います。

白を足した事によって《神の怒り》や《流刑への道》《ブレンタンの炉の世話人》等
より柔軟にカードを採用する事が可能となっていますし、
実際それらのカードがあったが為に勝利出来た場面も少なくありません。

特に《神の怒り》と《流刑への道》は単純にカードパワーが高く、
これらがあるだけで勝てるデッキも少なくなかったり(特にメタ外のデッキに対して)

また、青黒フェアリーだと、ブライトニングや白黒トークンに対して
取る事が出来る有効な対策手段も限られてしまう為、
やはり自分は、色々なカードが積める青白黒が好きだなーと思いました。

単純にこのカラーリングが好きというのが一番の理由ですけどねw

という訳で、日本選手権予選に向けて、もっと煮詰めていこうと思います。

大会でお世話になった色々な人もありがとうございました。
色々ご迷惑をお掛けすると思いますが、また話しかけて頂ければ幸いです。
拡張アート普及委員会! で 2000円で始める拡張アート
拡張アートについて布教を続けてきた当ブログですが、
”拡張アート普及委員会”の一員として、
より世の中に拡張アートを広める為
大会に出る度に、主催者様に実物のカードを見せて
「これを大会で使っても良いですか?」と聞いてきました。

※ちなみに”そもそも拡張アートって何?”という人は↓を参照
http://faerie.diarynote.jp/200812091552505138/

で、ジャッジの皆様の大まかな答えとしては
PTQや日選予選のような大会は無理だけど、草の根レベルでの大会ならまあOK
といったものが大多数でした。(おそらくルール適用度が競技レベルだと無理)

で、実際名古屋でジャッジをしてる人にも色々聞いてみたんですが
かなり好意的に使用許可して頂ける方が多く、
むしろ「使うの禁止」と言われた事が一度も無いため、
開き直って拡張アートのカードを積極的にデッキに投入する事にしました。



実際、デッキに入れてみると、対戦相手の方からも概ね高評価を頂きます

出した瞬間「あれ?」という表情をされるので、
すかさず「あー、これ実は噂の拡張アートのカードなんですよー!」
って感じで返すと、大抵の場合羨ましそうに見られますw

厳密にルールを解釈していけば、マークドなりカードへの書き込みなりで
何かしらの警告を受ける対象になるのかもしれませんが、
ジャッジの方からも対戦相手の方からも、今の所は難癖を付けられた事は無いです。
(もちろん、日選予選では普通のカードと入れ替える予定ですが。)

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という訳で、更に積極的に拡張アートを広めていく決意を固めるわたくし。

拡張アートと言えば、DNでも密かに活動されてる方が居るので改めてご紹介。

まずは、日本における拡張アートの元祖とも言える
NGI画伯ことすみれちゃん。彼から貰った《黄昏の番人》は未だに僕の宝物です。
http://llanowar.diarynote.jp/

代表作品:http://diarynote.jp/data/blogs/l/20090115/88099_200901152236161231_1.jpg

拡張アート普及活動を本格的にはじめようと思ったそもそものきっかけも、
すみれちゃんが描いた拡張アート《バントの全景》を見たのが契機でしたし、
《黄昏の番人》を貰って感激して、拡張アートの素晴らしさを知りましたし
拡張アートの描き方の手ほどきも彼から受けたという事で、
本人が自覚してるかどうかは知りませんが、かなり拡張アートに与えた影響大です。


続いては、現在の日本における拡張アートの第一人者とも言えるマルシェさん
http://mtgalter.diarynote.jp/

先月にDNを開設したばかりではありますが、その更新頻度と内容の濃さは特筆もの。
1日に2回以上更新する事も多々あり、色々な意味でホットなDNとなっています。
某所で5本の指候補に入ったのも頷けますね。

何はともあれDNを見て頂ければ、膨大な作品&情報があるのですが


拡張アート&アナログ拡張アートのやり方など
http://mtgalter.diarynote.jp/200904111712395395/

拡張アート普及 ~画材の選び方はもう勝負ついてるから~
http://mtgalter.diarynote.jp/200904240205592127/

この2つのエントリは秀逸。これを見れば誰でも拡張アートを始められます。

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という訳で、偉大なる先人達に続いて、僕も拡張アート初めてみました。

手持ちの資産は何も無い状態から、
東急ハンズで絵の具(1700円)と筆(300円)を購入。

絵の具は色々悩みましたが、一番初心者向けっぽいこれ↓を購入。
http://www.amazon.co.jp/Liquitex-%E3%83%AA%E3%82%AD%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-10ML-%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%AF12C%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88R1/dp/B000P296P8/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=toys&qid=1242660288&sr=1-3

筆は一番使いやすそうな大きさ(2号)?を購入しました。

しめて2000円でおつりが来る投資です。
それだけあれば拡張アートを始められるなんて! まあお得!

後必要なのは、水入れ(紙コップとか、ペットボトルを半分に切ったのとかでOK)と
パレット(紙皿とか、マジックの要らないカードとかでOK)なのですぐに開始できます。

という訳で、ちょこちょこっとラクガキして
エスパーフェアリーのパーツである
《魂の操作》《秘儀の聖域》《エスパーの魔除け》の3枚を拡張アートしました。
この3枚は主に紫と黒系がメインだったので、色の使い回しが効いて楽だったのでw

今回張ってある画像は、その中の1枚《魂の操作》の写真です。
携帯のカメラがかなり壊れかけてるので映りが悪いのが残念な所ですが、
何となーくな雰囲気は感じ取って頂ければ幸い。

すみれちゃんの描いた《人里離れた谷間》と比べるとだいぶ見劣りはしますが
それでも拡張アートのカードがデッキに入っていると嬉しいものです。

目指すはフル拡張アートエスパーフェアリー…ですが
さすがに《苦花》4枚とか、《思考囲い》4枚とかにラクガキをする勇気は無いw

あと、留意点としては、冒頭にも描いた通り
ルール適用度の高い大会では使用に対して罰則を適用される可能性が高い
その時の為に拡張アートされていない代用カードを用意しておく必要があるという事。

つまり、ガチデッキであるフェアリーを拡張アートしようとすると
《苦花》や《思考囲い》が更に4枚ずつ必要に・・・ひいいい!!!

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という訳で、皆さんもどんどん拡張アートに挑戦しましょう!

一度2000円投資すれば、しばらくはお絵かきして遊べますよー。
また、それに際して拡張アート普及委員会のメンバーも大募集ですw

活動内容は謎。メンバーも謎、目的も謎。
とりあえず拡張アートカードを普及させれば何でもいいんじゃないでしょうか。

各自で拡張アートに挑戦してみて、
出来上がった作品をDNにうpしたり、
デッキに入れて大会に持ち込んだり地道に活動を続ければ、
拡張アートが一つの文化として認められる・・・といいな。

とりあえずすみれちゃんとマルシェさんは入っているのでよろしく!(?)
この週末は久々にマジックが触れる大会続き。
という事で、エスパーフェアリーを片手に大会に出場し、
土曜日にはS-CUP@スタンに出場して2-2。
日曜日はFinalsゲートウェイ予選@BM名古屋店に出て3-2でした。
どちらも果てしなくびみょーな成績で何とも言えませんね。

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まあそんなあまり面白くもない僕の戦績は置いておいて、
今回は特番として、北のモ○カツことhokurinさんの
オリジナルデッキを紹介したいと思います。

と言うのも、このデッキ、最近かなりもの凄い勝率を誇っており、
S-CUPでは3-1、Finalsゲートウェイ予選では何と5-0の優勝
北海道に居た頃からは想像も出来ない(?)くらいの大躍進。

そしてこの度、晴れて大会初優勝を飾った彼のデッキのレシピを、
本人からの許可を受けた上で紹介したいと思います。

では、まずはデッキリストをご覧ください
デッキ名:ゴミバコ
デッキデザイナー:キタバヤシ
// Lands
3 [CNF] Exotic Orchard/風変わりな果樹園
3 [LRW] Vivid Meadow/鮮烈な平野
3 [SHA] Graven Cairns/偶像の石塚
1 [SHA] Mystic Gate/秘境の門
1 [EVE] Cascade Bluffs/滝の断崖
2 [EVE] Rugged Prairie/岩だらけの大草原
3 [LRW] Vivid Marsh/鮮烈な湿地
4 [SHA] Reflecting Pool/反射池
3 [LRW] Vivid Crag/鮮烈な岩山
1 [SHA] Mountain/山
1 [LRW] Island/島
1 [10E] Swamp/沼

// Creatures

4 [SHA] Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
2 [SHA] Murderous Redcap/残忍なレッドキャップ
4 [LRW] Mulldrifter/熟考漂い
4 [ARB] Anathemancer/呪詛術師
3 [10E] Siege-Gang Commander/包囲攻撃の司令官
3 [MOR] Reveillark/目覚ましヒバリ

// Spells
2 [LRW] Makeshift Mannequin/その場しのぎの人形
2 [CNF] Path to Exile/流刑への道
3 [ARB] Terminate/終止
3 [ARB] Maelstrom Pulse/大渦の脈動
3 [10E] Wrath of God/神の怒り
2 [ALA] Cruel Ultimatum/残酷な根本原理

// Sideboard
SB: 2 [LRW] Makeshift Mannequin/その場しのぎの人形
SB: 4 [LRW] Burrenton Forge-Tender/ブレンタンの炉の世話人
SB: 4 [MOR] Negate/否認
SB: 2 [ALA] Ajani Vengeant/復讐のアジャニ
SB: 3 [CNF] Volcanic Fallout/火山の流弾
デッキ名の由来は「とにかく適当に色々なカードを放り投げで作った」ためとの事。

しかし、改めて見ると色々凄いですね、このレシピ。

一言で言えば「トースト」に分類されるデッキになるんでしょうけれども

もうちょっと細かくデッキタイプを区別するとしたら

除去大量マネキン呪詛術師ヒバリ残酷コントロールトーストとでも言うのでしょうか。

入ってるカードも節操無く、見渡す限りパワーカードの山、山、山。
一番カードパワーが低いであろうカードが《終止》でしょうか?

今、旬となっている《呪詛術師》を最大限に活用できるように
《その場しのぎの人形》《目覚ましヒバリ》等でバックアップしています。

それに合わせて、マネキンコントロール+ヒバリのギミックも組み込まれ、
更にトーストの最強力カードである《残酷な根本原理》も搭載。

《謎めいた命令》や《砕けた野望》等のカウンターはほぼ搭載せず、
超攻撃的なトーストとして仕上げられています。

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このデッキの強みはとにかくゲーム中盤から後半にかけてトップデッキが異常に強い

手札ゼロからトップデッキ《その場しのぎの人形》で《目覚ましヒバリ》を釣り、
それが場を離れて《熟考漂い》と《残忍なレッドキャップ》を釣り上げて、
《熟考漂い》のドローで《残酷な根本原理》を引き当てて勝ち!


と、本人が決勝を決めた一戦で実際に決めたように、
とにかくデッキ全体のカードパワーが高く、アドを取れるカードが非常に多い為、
”引き勝負”に持ち込んだ時に異様な強さを発揮します。

また、トーストが下火になりつつある原因となっている
《自我の危機》と《呪詛術師》の2枚に対しては
サイドから《否認》と《ブレンタンの炉の世話人》できっちりケアし、
《火山の流弾》でフェアリーもきっちりメタっているという念の入れよう。

最近トーナメントシーンから姿を消しつつあるトーストですが、
このような形で組むのもアリなのではないでしょうか、とご紹介しました。

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以下、hokurinさんへの勝利インタビューなど

 -お疲れ様です、今日の戦いの感想はいかがでしたか?

「マジックは今まで何年間も続けてきたんだけど、
 今回が公認大会初優勝だったんで、凄く嬉しいわ。」

 -初優勝おめでとうございます。やはりデッキが強かったという事でしょうか?

「いやー、今日は引きが強かったわ。もうこりゃ負けたなーと思って
 カードをドローする時にそのまま机に叩き付けたら《残酷な根本原理》
で勝ちやった
 優勝できたのはかなりマグレな部分もあるね」

 -なんというナシフ。北のモ○カツに次いで、次は三重のナシフですね!
  実際、このデッキはかなり環境にあったデッキなんじゃないでしょうか?

  
「このデッキの一番の強みは、
 コントロール相手には攻めていく事ができて、
 ビート相手にはコントロールする事が出来る
点だと思う。
 相手に合わせて戦略を変えられるから、どんな相手にも戦えるよ」

 -ありがとうございました。最後に何か一言あれば。

「サイドボードの《否認》4枚とか、メインの土地構成とか
 かなりテキトーな部分もあるので、皆さんよければデッキ内容に色々ご意見ください
 
-------------------

という事で、今回はhokurin公認大会初優勝を祝うと共に、
超攻撃型トースト”ゴミバコ”の紹介となりました。

噂によれば、同じく元北海道勢のYOUも静岡の大会で1位を取ったとの事。
http://tundoran.diarynote.jp/200905172212262121/

元北海道勢が健闘する中、いつまでも中途半端な成績の自分が悔しいです。

個人的な大会の感想やエスパーフェアリーのあれこれなど
語りたい所も色々あるのですが、とりあえず今日はこれにて。

大会でお会いした皆さんもお疲れ様でした。
色々な人から「もしかしてyasuさんですか?」と声を掛けられ、
びっくりするやら嬉しいやら。色々な人が見ているんだなあと実感。
これからもちょくちょく名古屋の大会に出没すると思うので
仲良くして頂ければ幸いです。
会社の同僚と 新旧スタンダード対決 と 4ドラ記録
会社の同僚と 新旧スタンダード対決 と 4ドラ記録
会社の同僚と 新旧スタンダード対決 と 4ドラ記録
最近仕事に追われてる自分ではありますが、
その中でも仕事の同僚である、のり君が
昔マジックをやっていた事が判明しました。

・・・という訳で、その同僚の人とマジックをやってみる事に。
とはいえ、あちらは高校の頃にやっていた身で、
6~7年カードに触っていません。
当然、最近のカードなど持っている訳も無いので、
現在のスタンデッキ vs 昔のスタンデッキ
異色な勝負が開催される事になりました。

あちらの持っているデッキはマスクス時代? のスタンデッキ。

果たして、《苦花》や《謎めいた命令》が昔のデッキに通用するのか
やはり《対抗呪文》は強いのか、なかなか興味深い戦いになりました。

第1回戦 (新)エスパーフェアリー vs (旧)静態の宝珠+対立デッキ

相手は《静態の宝珠》と《対立》でロックをかけてくるデッキ・・・だったのですが
これはあまりにもデッキの相性差がありすぎました。
当時は《ブラストダーム》メタで入れられていた《氷河の壁》が
フェアリー相手にあまりにも置物すぎ
て苦笑するほかありませんでした。
そもそもキーパーツとなる《対立》がなかなか出ないのと、
いざ《対立》が出てみても、《苦花》と《対立》の相性が悪すぎてわろた。

                  第1回戦→(新)エスパーフェアリーの勝ち
------------------


第2回戦 (新)エスパーフェアリー vs (旧)赤黒緑グッドスタッフ?

相手は《虚空》や《ウルザの激怒》等の赤黒緑のパワーカードを詰め込んだデッキ。
偶然にも《終止》が相手のデッキにも積まれており、リアルタイムシフトを体感しました。
試合の方は、《苦花》+《ロクソドンの戦鎚》のダメコンボを発動させ
相手はハンマーを壊せそうに無いし、完全に場を掌握して勝ったかな、と思いきや
いきなり相手から《破滅的な行為》を出される。
そしてX=3で起動されて綺麗に壊滅する我が戦線。
その後、お互いに土地が並ぶダレた展開に一変。

そこで出てくるのが相手の《火葬のゾンビ》
相手の場に土地が9枚くらい既に並んでおり、場を行ったり来たり
2点ダメージを飛ばされたりしてえらい事に。墓地対策? 何それ。

毎ターン《苦花》から出るトークンを焼かれながら本体にダメを叩き込まれ、
一時期は30近くあったライフが削られて負け。

               第2回戦→(旧)赤黒緑グッドスタッフの勝ち

--------
               
第3回戦 (新)ヤギデッキ vs (旧)赤黒緑グッドスタッフ

あまりにもフェアリーばかりを回していたので、気分を変えてヤギデッキで出撃。
どう考えても《破滅的な行為》でggなのですが、そこはまあ仕方ない
試しに回してみると、こちらが《メドウグレインの騎士》をプレイすると
「今の白いクリーチャーってそんなに性能良いんだねー!」と驚く。
続けざま、《運命の大立者》を「2/2になるよー、4/4になるよー」と言うと
「え!? それってターン終了時までじゃないの!? 超強くない!?」と驚かれる。

あー、やっぱり昔と比べるとクリーチャーの質は上がってるんだなー、と実感。

そして《幽体の行列》から、《黄金のたてがみのアジャニ》に繋げる。
初めて見るプレインズウォーカーというタイプに、戸惑う相手。
何分にも、昔はプレインズウォーカーというタイプそのものが無いため
「あれどうやって対処すればいいのー」とかなり困惑気味。
そんな中強化されたトークン達で撲殺。新時代の勝利となりました

              第3回戦→(新)ヤギデッキの勝ち

----------------

第4回戦 (新)みら☆とら vs (旧)黒単ウィニー

続いては、相手は昔懐かしの黒単。《黒騎士》とか《カーノファージ》とか。
ただし《暗黒の儀式》は無いらしい。なんかちょっと残念な自分。

試合結果は・・・かなり無残なものとなりました。
2T目《黒騎士》からなんか+3/+1されるエンチャントを付けられ
こっちの除去が《処刑人の薬包》と《叫び大口》でかなり困り果てる。

こちらがロクに展開できる間も無く圧倒的な速度で撲殺されるわたくし。
いやー、今のスタンとは明らかに速度感が違いましたね。

              第4回戦→(旧)黒ウィニーの勝ち


---------------------

という訳で、他にも色々やったのですが、記憶に残っているのはこんな所です。
全体的に年代の差というか、色々なギャップがあって面白かったです。
相手の土地が全部寝てるから動いてやろうと思ったらピッチでカウンターされたり
思った通りに《対抗呪文》がものすごい強かったり
噂には聞いていた《破滅的な行為》がめちゃ強かったり。

ただ、あちらからしても「いやー、今のカードって強いねー」という感想でした。

二人の言い分を集約すると、結果的には
「クリーチャーは今の方が強く、スペルは昔の方が強い」
という言葉を実感する事となりました。

《氷河の壁》とか、《崇敬の壁》や《否定の壁》と比べると・・・ねぇ。
逆に、《砕けた野望》とか、《対抗呪文》と比べるとかっこわらいだったり。

とりあえず色々面白かったですw
残念な事に、のり君はマジックに本格復帰するのは難しそうですが、
リミテッドならたまにやるかも、との事なので、
復帰者とか知り合いとかを集めてドラフトやってみたいなあ、とか考えつつ

とりあえずお疲れ様でした>のり君


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その後は、K.Kさんに誘われて4ドラ。

初手《破片撒きのスフィンクス》見てからエスパー狙い余裕でした。
《聖域のガーゴイル》や《フェアリーの機械論者》等の
エスパーを代表するようなアドバンテージカードは取れなかったものの、
《エスパーの鵜》×2や《エスパーの嵐刃》×2等の中堅カードが取れ、
除去も《圧倒する静寂》や《引きずり落とし》等が揃い、
マナベースも取れた、非常に安定したデッキとなりました。

そして何より今回のMVPは《飛行機械の鋳造所》

Thopter Foundry / 飛行機械の鋳造所 (白/黒)(青)
アーティファクト
(1),トークンでないアーティファクト1つを生け贄に捧げる:飛行を持つ青の1/1の飛行機械(Thopter)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体場に出す。あなたは1点のライフを得る。
こいつ、見た目以上にやりおるカードでした。
相手の攻撃をクリーチャーでチャンプブロック→これでサクったら全く損してないとか
アド厨の僕にとって涎がじゅるじゅる。これからは見たら取ります。

という訳で、以下簡易レポ

第1回戦 のりくん ○-○

 ゲーム1:序盤は相手のクリーチャーにライフをごりごり削られ、
 ライフを一気に10点近く持って行かれて焦るも、
 《エスパーの鵜》から《破片撒きのスフィンクス》へと繋げ、
 後は《破片撒きのスフィンクス》無双して勝ち。
 《感染性の恐怖》をあんなに怖いと感じたのは久しぶりだ。
 
 ゲーム2:相手がかなり序盤に《ケデレクトの寄生魔》を出してきて
 隣に赤いパーマネントもあったもんだからさあ大変。
 結構な勢いでライフが削られ、危ないか…と思いきや
 相手が《終止》を《ヘドロの徘徊者》に対して打った後に
 《破片撒きのスフィンクス》を場に降臨させる、無双、勝ちました。
 
 
第2回戦 K.Kさん ×-○-○

続いての相手は世界のK.Kさん。
格が違う相手の戦いに震えながら望む。

 ゲーム1:序盤、相手にビートされながらも《ヘドロの徘徊者》を展開し、
 続けて《破片撒きのスフィンクス》を場に出し、これは勝ったなと思いきや
 K.Kさんは余裕の表情で《溶岩崩れ》をX=4でプレイ。
 頼みの綱のスフィンクスごと崩れ落ちていく我が軍。
 真っ新にになったこちらの場を相手のクリーチャーが襲いかかってくる、死。
 これがK.Kさんの恐怖か・・・!
 
 ゲーム2:相手の1T目境界石を《天界の粛正》でリムーブしてテンポを稼ぎ、
 《溶岩崩れ》をケアしながら盤面を展開していくも、
 どうやら相手が持っていないらしい動きをしていたので、これはしめたと思い展開。
 そして《ヘドロの徘徊者》と《飛行機械の鋳造所》が場に並んでひどい事になる。
 
 ( ´ー`)<《飛行機械の鋳造所》で《エーテリウムの彫刻家》をサクります
 
 ( ´ー`)<サクったので1点ライフゲインします
 
 ( ´ー`)<場を離れた時に1マナ払い1ライフゲイン、そちら1ライフルーズで
 
 ( ´ー`)<飛行機械トークンが場に出ましたので1マナ払いますね
 
 ( ´ー`)<場を離れた時に1マナ払って1ライフゲイン、そちら1ライフルーズで
 
 ( ´∀`)<更に《飛行機械の鋳造所》をサクります
 
 ( ´∀`)<サクったので1点ライフゲイン、更に場を離れた時に・・・・(ry
 
 と、もの凄い勢いで相手のライフをドレインしていき、勝ちました。
 久々に脳汁が出るようなアドの稼ぎ方を出来ました。
 
 
 ゲーム3:今回も《溶岩崩れ》をケアしながら…と思うも
 ある意味《溶岩崩れ》は引かれたら仕方が無いカードなので、
 試合の途中からは無いものだとして飛行クロック展開、そして殴る。
 結局、ゲーム1以来《溶岩崩れ》は一度も打たれる事なくこちらが殴りきる。
 
第3回戦 ○-○

3回戦目のお相手は名前をお伺いしていくのを忘れてしまいました、無念。
隣で戦ってる時に《ビヒモスの大鎚》と《茨異種》があるのが見えていたので
かなり勝てる気がしないまま卓に向かう。

 ゲーム1:こちらが飛行クロックを形成し、相手は地上から攻めてくる形に。
 お互いにライフが詰まってきた局面で、相手が《ビヒモスの大鎚》をプレイしたので
 手に持っていた《取り消し》でそれを打ち消す。
 すると、相手のライフ計算が狂ったらしく、そのまま殴りきって勝ち。
 
 ゲーム2:個人的にかなり熱かった1戦。
 こちらは《エスパーの嵐刃》や《エスパーの鵜》等の飛行クリーチャーで攻めるも
 相手の出してくるクリーチャーも《野生のレオトー》や《茨異種》等
 かなりパワフルなクリーチャーなので、お互い凄い勢いでライフが削れる。
 
 最終的に、こちらのライフが残り10点、相手のライフが残り2点の所で
 相手がフルパンチ&フルパンプで11点のダメージを与えようという所で
 《飛行機械の鋳造所》でライフゲイン&飛行クロック形成し、
 残りライフ1の状態で空から殴り勝ち! というぎりぎりの勝負でした。
 
---------------------------------

という訳で3-0して1位の商品は《茸の番人》。
《大渦の脈動》が欲しかったが無かったものは仕方ない。

しかし、この環境はどうもエスパーに行ってしまって困りもの。
自分がエスパー好きなのは確かにあるんですが、
それ以上にリボーンが入ってみんなエスパー・グリクシスを敬遠してる気がする。

確かに、アラアラコンの頃に比べれば弱くなった気はするけど(特にグリクシス)
リボーンはリボーンなりにエスパーもグリクシスも強いよ!

・・・とはいえ、そんな語れるほどドラフトをやってる訳でもないので、
とりあえず練習したい、マジックしたいなあと思う日々でした。
アラーラの再誕スタンダードウォッチング - 白黒トークン と 変なデッキいろいろ
スタンダードシーズンになってしばらく経ちましたが
自分があまりにも現環境を知らなすぎる
ということ気がついて愕然としました。

”マジックは環境把握ゲー”という持論に基づけば、
このままでは勝てないのは自明の理。

という訳で、Deckcheckの海を漂って現在の環境のデッキを眺めてきました。

ひときわ目に付くのが、リボーン後のトップメタと専らの噂の白黒トークン

B/W Tokens by Patrick Chapin
creature [17]
3 Cloudgoat Ranger/雲山羊のレインジャー
4 Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
4 Knight of the White Orchid/白蘭の騎士
2 Marsh Flitter/湿地の飛び回り
4 Tidehollow Sculler/潮の虚ろの漕ぎ手

instant [6]
3 Path to Exile/流刑への道
3 Zealous Persecution/妄信的迫害

sorcery [4]
4 Spectral Procession/幽体の行列

enchantment [7]
4 Bitterblossom/苦花
3 Glorious Anthem/栄光の頌歌

land [24]
4 Arcane Sanctum/秘儀の聖域
4 Caves of Koilos/コイロスの洞窟
4 Fetid Heath/悪臭の荒野
2 Mutavault/変わり谷
3 Plains/平地
2 Reflecting Pool/反射池
1 Swamp/沼
4 Windbrisk Heights/風立ての高地

planeswalker [2]
2 Ajani Goldmane/黄金のたてがみのアジャニ

60 cards
Sideboard:
3 Burrenton Forge-Tender/ブレンタンの炉の世話人
3 Wispmare/薄れ馬
1 Zealous Persecution/妄信的迫害
3 Identity Crisis/自我の危機
3 Thoughtseize/思考囲い
2 Wrath of God/神の怒り

このデッキ、こうして改めて見てみるとよく分かるんですが
《妄信的迫害》と《自我の危機》以外は以前の白黒トークンとほぼ変わらないんですね

なので、基本的な動きや強み・対策等は以前のままだと思います。

では、何故ここまでトップメタに上がってきたのかといえば、
やはり《妄信的迫害》の強さが光っているのかなと思います。
Zealous Persecution / 盲信的迫害 (白)(黒)
インスタント AlaraReborn アンコモン
ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受け、あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは-1/-1の修整を受ける。
全体強化+全体除去。
数を並べて攻める白黒トークンには、カラーも戦略も完全に合致してますね。
実際、これ1枚あれば1/1トークンと《レンの地の克服者》が相打ちとかいう
かなり笑えない事態になるので、相当強いと思います。

そして何より、今まで白黒トークンのガンだった《静月の騎兵》への解答にもなり、
フェアリーに対しても綺麗に突き刺さるという至れり尽くせりっぷり。

白黒トークンを相手にする際、これを常にケアしながら動くのは、相当疲れそうです。

《火山の流弾》に弱い、という構造的欠陥を抱えていたデッキでしたが、
《自我の危機》が微妙に《火山の流弾》すらケアしているからいやらしいですね。
サイド後には《ブレンタンの炉の世話人》もあるし。

コントロール系デッキ(特に、トーストとガッポ)に対しては
《自我の危機》という突き刺さるカードも手に入れたため、
どのデッキと当たっても非常に安定した戦績で戦う事が出来そうです。

うーむなるほど。
書いてて思ったけど、こりゃ確かにトップメタになるポテンシャルはあるな。

単体除去にも全体除去にも強く、ビートにもコントロールにも強いという
非常にインチキくさいデッキ内容となっています。
とりあえず新環境はこれを意識する所からはじめよう。

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で、後はDeckcheckに転がっていたひと味違ったデッキ達の紹介。

National Qualifier 2009 - Aachen / Germany 2nd
G/W Aggro by Julian Plagge

creature [17]

1 Birds of Paradise/極楽鳥
3 Cloudgoat Ranger/雲山羊のレインジャー
4 Dauntless Escort/不屈の随員
3 Noble Hierarch/貴族の教主
2 Qasali Pridemage/クァーサルの群れ魔導師
4 Wilt-Leaf Liege/萎れ葉のしもべ

instant [4]
3 Path to Exile/流刑への道
1 Sigil Blessing/印章の祝福

sorcery [6]
2 Martial Coup/軍部政変
4 Spectral Procession/幽体の行列

enchantment [3]
3 Glorious Anthem/栄光の頌歌

artifact [1]
1 Behemoth Sledge/ビヒモスの大鎚

planeswalker [6]
2 Ajani Goldmane/黄金のたてがみのアジャニ
1 Elspeth, Knight-Errant/遍歴の騎士、エルズペス
3 Garruk Wildspeaker/野生語りのガラク

land [23]
3 Brushland/低木林地
5 Forest/森
6 Plains/平地
3 Treetop Village/樹上の村
2 Windbrisk Heights/風立ての高地
4 Wooded Bastion/樹木茂る砦

Sideboard:
1 Burrenton Forge-Tender/ブレンタンの炉の世話人
2 Chameleon Colossus/カメレオンの巨像
1 Cloudgoat Ranger/雲山羊のレインジャー
2 Qasali Pridemage/クァーサルの群れ魔導師
2 Stillmoon Cavalier/静月の騎兵
3 Wall of Reverence/崇敬の壁
2 Celestial Purge/天界の粛正
2 Wrath of God/神の怒り
アラーラの再誕が出た当時、誰もが考えたであろう緑白ビートダウン
ただ、緑白という色の素直さ故か、いまいち結果を残すレシピはありませんでした。

そんな中、国別選手権予選で2位を取ったのがこのデッキ。
緑白の優秀なカードで非常に綺麗にまとめられています。

《不屈の随員》《クァーサルの群れ魔導師》《ビヒモスの大鎚》といった
リボーンのカードもしっかり使われているあたりが好印象。

デッキ内容的にも、実に正当派のビートダウンといった感じなので、
緑白ビートを組んでみたい方は、参考にされては如何でしょうか。

---------------------------

続いて紹介するのはこちら


National Qualifier 2009 - Cluj Napoca / Romania 6th
Turbo Grinding by Dan Moldovan
creature [4]

4 Plumeveil/羽毛覆い

instant [22]

4 Boomerang/ブーメラン
4 Cryptic Command/謎めいた命令
4 Dream Fracture/夢の破れ目
2 Evacuation/脱出
4 Remove Soul/霊魂放逐
4 Twincast/双つ術

sorcery [10]
2 Ponder/思案
4 Sanity Grinding/正気の削り落とし
4 Traumatize/心の傷跡

land [24]

20 Island/島
4 Shelldock Isle/殻船着きの島

60 cards
Sideboard:

2 Broken Ambitions/砕けた野望
3 Counterbore/呪文穿ち
2 Flashfreeze/瞬間凍結
4 Negate/否認
4 Unsummon/送還
k峠君が以前作っていた《正気の削り落とし》デックウィンの姿を
まさかガチの場で見る事になるとは思いもしませんでした。

《心の傷跡》が4枚積みなあたりに本気さを感じます。

動きは非常に単純。ひたすら相手の動きを阻害しながら
《正気の削り落とし》で相手のライブラリーを削りきる。

一度《正気の削り落とし》が打たれると、軽く10枚~20枚は持って行かれます。
《双つ術》されたり、《殻船着きの島》に連鎖したりするとさあ大変。

ただ、あまりにも勝ち手段が薄すぎるのに加えて、
いわゆる「やる気デストラクション」なデッキなので、
あまり流行してほしくはなかったりしますね、これw

フェアリーが少なくなってきている今、このデッキもあり・・・なのか?

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最後にご紹介するのはこれ

GPT Barcelona 2009 - FUNtainment Berlin / Germany 4th
The Fantastic Four by Mike Klein

instant [12]

4 Broken Ambitions/砕けた野望
4 Cryptic Command/謎めいた命令
4 Path to Exile/流刑への道

sorcery [6]
2 Martial Coup/軍部政変
4 Wrath of God/神の怒り

artifact [5]
4 Mind Stone/精神石
1 Obelisk of Alara/アラーラのオベリスク

land [25]
4 Adarkar Wastes/アダーカー荒原
1 Battlefield Forge/戦場の鍛冶場
1 Cascade Bluffs/滝の断崖
1 Island/島
1 Mountain/山
4 Mystic Gate/秘境の門
1 Plains/平地
4 Reflecting Pool/反射池
1 Rugged Prairie/岩だらけの大草原
1 Shivan Reef/シヴの浅瀬
1 Vivid Crag/鮮烈な岩山
1 Vivid Creek/鮮烈な小川
4 Vivid Meadow/鮮烈な平地

planeswalker [12]
3 Ajani Vengeant/復讐のアジャニ
2 Chandra Nalaar/チャンドラ・ナラー
3 Elspeth, Knight-Errant/遍歴の騎士、エルズペス
4 Jace Beleren/ジェイス・ベレレン

60 cards
Sideboard:
3 Negate/否認
4 Volcanic Falloutk/火山の流弾
2 Wild Ricochet/野生の跳ね返り
2 Runed Halo/ルーンの光輪
2 Dispeller’s Capsule/祓い士の薬包
2 Pithing Needle/真髄の針
分類としてはプレインズウォーカーコントロールに入るんでしょうか。
青の打ち消しと白の除去でとにかくダれさせながら、
プレインズウォーカーのアドや《アラーラのオベリスク》で何とかするデッキ。

トーストに勝てるのかどうかだけが不安ですが、構想としては面白いですね。
構成としてはほぼトーストに近いので、色々なカードを抜き差しできるのも強み。

いつもはデッキの味付け程度にしか使われていないプレインズウォーカー達ですが、
たまには主役に据えたデッキを作ってみるのも面白いのではないでしょうか?

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