GP神戸北海道勢速報
カズさんが7−3、Yyさんが6−2−1で二日目に抜けとの速報を
受け取りました。明日(今日?)は北海道の皆で応援しましょう!

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くらげ杯に出てきました。
使ったデッキはフェアリーではなく親和エルフ

まあ、折角の緑キャラのくらげなので
くらげリスペクトで緑単のデッキを使う事にしました。

使ったデッキは親和エルフ。
《召還士の契約》や《ラノワールのエルフ》を積んで
コンボに特化した形です。

参加者は10名で、成績は2−1の4位。まあこんなもんか。

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// Lands
22 [LRW] Forest/森

// Creatures
4 [EVE] Regal Force/威厳の魔力
4 [SHA] Devoted Druid/献身のドルイド
4 [EVE] Nettle Sentinel/イラクサの歩哨
4 [MOR] Heritage Druid/遺産のドルイド
4 [LRW] Imperious Perfect/傲慢な完全者
1 [CS] Boreal Druid/ボリアルのドルイド
4 [10E] Llanowar Elves/ラノワールのエルフ
2 [LRW] Garruk Wildspeaker/野生語りのガラク
2 [MOR] Bramblewood Paragon/茨森の模範

// Spells
4 [MOR] Hunting Triad/3人組の狩り
2 [FUT] Summoner’s Pact/召還士の契約
1 [MOR] Door of Destinies/運命の扉
2 [PLC] Harmonize/調和

サイドはちょい失念してしまいました。


・飛行がマジどうしようもないのでサイドに雲打ちを積むべきだったり
・《運命の扉》じゃなく《旗印》を入れるべきだったり
色々といじくる余地はありました。

1回戦目 赤単 ×-×

 1ゲーム目:普通に相手にぶんぶん回られて
 《つっかかり》でめくれたデミゴッドがどうしようも無くて負け。
 
 2ゲーム目:《ラノワールのエルフ》も《遺産のドルイド》も
 《傲慢な完全者》も出るクリーチャーがことごとく全て焼かれていって負け。

2回戦目 イーブンタイド白黒(NYKMさん) ○-○

 1ゲーム目:えるふいっぱいでてきました^^
 ぱんち ほんたいに101点です^^
 かちました^^
 
 2ゲーム目:本体39点ぱんちで勝ち。
 

3回戦目 スワンアサルト(K峠君) ×-○-○

 1ゲーム目:計算間違いをして、ライブラリ引きすぎになってしまうので
 《威厳の魔力》をこれ以上場に出せない
状況となりマナバーン7点。
 そのマナバーンとあわせて相手のスワン二匹で綺麗にライフ0に削られて負け。
 完全にこちらの計算ミスで負け。
 
 2ゲーム目:エルフがわらわら出てきて殴ってかちました。
 
 3ゲーム目:こっちのエルフが順調に育っていく一方、相手は闇。
 5/5の《ラノワールのエルフ》2匹で殴った所で相手が投了

という訳で、まあ僕が緑デッキ使ったにしてはなかなかの成績。
優勝は赤単。ちなみにYOU君もらせんの円錐でかなり頑張ってました。
彼のDNにその辺りの事は書かれる事でしょう。

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北林杯

翌日は北林杯。デッキは色々訳あってくらげの緑単を借りて出場。
GPに人をとられているのもあり、いつもより少ない7名での開催。

結果は3−0で予選1位抜けするも、決勝1没で3位。悔しい。

第1回戦 赤単スライ ○-×-○

 1ゲーム目:大量のオオカミや雲打ちで圧☆殺
 《不気味な戯れ児》がすごいえらい子だった。
 
 2ゲーム目:《台所の嫌がらせ屋》も《原初の命令》も引かず
 頼みの綱の《ロクソドンの戦鎚》も《粉々》されて
 相手に焼かれたり殴られたりして負け。

 3ゲーム目:《台所》→《原初の命令》→《薄暮の大霊》で勝ち。

第2回戦 白黒(NKYMさん)○-○
 
 1ゲーム目:《コウモリ翼の霞》に多少戸惑うも
 《雲打ち》に《ロクソドンの戦鎚》がくっついて勝ち。
 
 2ゲーム目:《薄暮の大霊》に《ロクソドンの戦鎚》がくっついて勝ち。

第3回戦 緑黒エルフ(MTさん) ○-○
 
 緑単が苦手らしい正当派の緑黒エルフ。
 しかも使い手がMTさんという実力者で多少負けを覚悟する。
 
 1ゲーム目:《タルモゴイフ》を出されたりしてビビるも
 狼トークンを一杯出したり《不気味な戯れ児》が偉かったりして勝ち。

 2ゲーム目:相手があまり動けないまま《台所の嫌がらせ屋》3匹のビート。
 狼トークンをわらわら出したあたりで相手が投了。

3−0で予選1位抜け。割といけるんじゃね、とか思い始める。

ちなみに予選抜けの4名は

緑単ビッグマナ(僕)
ズアードラン(YOU)
黒緑エルフ(MTさん)
緑エルフ

と、ものすごい勢いで緑祭りになってました。

決勝1回戦 ズアードラン(YOU) ×-×

 1ゲーム目:薄々感づいてはいたけど
 このデッキクリーチャーに全く触れねえ。
 ズアーを除去れず、《神格の鋼》を出されたり《忘却の輪》されたり
 好き放題に場をかき回されて負け。
 
 2ゲーム目:またもやズアーから《神格の鋼》やら《忘却の輪》やら
 あげくの果てには《らせんの円錐》で100マナ貯められて負け。
 
 いやー、どうしようもないわ、これは。
 

という訳で決勝1没の3位でした。

優勝したのはMTさんの黒緑エルフ。
MTさんはこれで北林杯二連覇。貫禄を見せつけました。

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その後はAKMTさんを交えての8ドラ。

初手《バリーノックの軍勢》から白単にするか白緑か白青かをふらふら。
5手目《種かごの魔女》で吹き出して刹那ピックと共に白緑方面に。

結果は2−1しての3位。《神聖なる埋葬》おいしいです。
シャドウムーア-イーブンタイド環境になってからリミテッドが楽しいです。

あと、マインドマスターにもはまってたりします。
アドバンテージやらテンポやらのマジックの練習するには最適だと思うので
機会があれば色々な人とやってみたいです。
GP神戸に出た皆さんはお疲れ様でした。
11位のカズさん、15位のYyさんも大健闘。
帰ってきた時どれくらいポイントを吸っているのか楽しみですw

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そんな感じで世間ではGP神戸の話題で一色ですが、
自分は出場していないので、何とも語りにくい。

という訳で、くらげ杯に関連して(?)
ICA8周年記念大会の決勝戦のカバレッジを書いたのを思い出したので
こちらにはりつけておきます。くらげの晴れ舞台。
http://kitaevent.paslog.jp/article/922902.html
ブログの投稿日時の関係上、こうしないとあまり読まれない気がしたので宣伝宣伝。

カバレッジももっと色々書いてみたいですが、
大会がある時はプレイヤーとして参加したくなってしまうジレンマ。
※14:00 ver.2→ver.2aに微修正

最近アクセス数が増加してきて感謝感激雨あられなのですが、
その中でも「羽軸トゲ」で検索してくる方が非常に多いです。

おそらく、イーブンタイドの情報が出た頃に掲載した
羽軸トゲ無限デッキを検索してこられたと思いますが、

実はあのデッキはものすごい未調整で、
現在使っているバージョンは大分変わっている
ので、
無限コンボを求めてこちらに来られた方に
延々と未完成のデッキを晒してしまうという結果になっていました。

という訳で、折角なので新バージョンのデッキを晒してみます。

ちなみに、前回の記事はこちら
http://diarynote.jp/d/85896/20080708.html
羽軸トゲ無限の基本的な動きはこちらで解説しているので、
無限コンボって何ぞや? という方はこちらを参照してください。

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という訳で、レシピ公開。
前回から加えたカードは太字です。

デッキ名:出来損ないの無限機関 ver.2a
// Lands
4 [LRW] Forest/森
3 [LRW] Mosswort Bridge/苔汁の橋
8 [LRW] Swamp/沼
4 [LRW] Gilt-Leaf Palace/光り葉の宮殿
4 [EVE] Twilight Mire/黄昏のぬかるみ

// Creatures
4 [SHA] Devoted Druid/献身のドルイド
4 [EVE] Bloom Tender/花の手入れをする者
4 [EVE] Quillspike/羽軸トゲ
4 [SHA] Manaforge Cinder/魔力炉の燃えがら
2 [EVE] Voracious Hatchling/大食の雛

// Spells
2 [SHA] Rite of Consumption/消耗の儀式
4 [SHA] Fate Transfer/命運の転送
3 [SHA] Mercy Killing/安楽死
4 [SHA] Umbral Mantle/暗黒のマントル
3 [SHA] Beseech the Queen/女王への懇願
2 [LRW] Profane Command/不敬の命令
《湿地の飛び回り》+《残忍なレッドキャップ》は
あまりにも重く実戦で使えないレベルだったので排除して、
新たに《花の手入れをする者》を軸にした無限コンボを導入しました。

《献身のドルイド》+《羽軸トゲ》
《献身のドルイド》+《暗黒のマントル》のコンボは今までの通り。

今回新しく加わったギミックはこちら

《花の手入れをする者》+《魔力炉の燃えがら》+《暗黒のマントル》
 ※場合によっては《魔力炉の燃えがら》は《大食の雛》でもOKです。

《魔力炉の燃えがら》が場に居れば、《花の手入れをする者》は
赤+黒+緑(or白+黒+緑)の3マナ出す事が出来るので、
《暗黒のマントル》を使って無限にパンプアップする事が可能です。

無限パンプアップした後は《消耗の儀式》なり《安楽死》なりお好きに。
今回追加した《苔汁の橋》を使って無理矢理勝ち手段に繋げる事も可能です。

この方法の強みとしては、このパターンは非常に美しいマナカーブを描く事が可能で

1T目:《魔力炉の燃えがら》プレイ
2T目:《花の手入れをする者》プレイ
3T目:《暗黒のマントル》プレイ→《花の手入れをする者》に装備、無限コンボ成立

と、最速3Tキルを決める事が可能となります。


必殺パターンが増えた事により、以前のバージョンよりも勝率は上がっています。
相変わらず電波&初手ゲーなのは変わりませんが。

ちなみに、その他の必殺パターンとしては

1T目:ランドセット
2T目:《献身のドルイド》
3T目:《羽軸トゲ》→《消耗の儀式》

これでも3キルが可能となっています。
1T目のランドセットを《苔汁の橋》にして
3T目の無限P/Tから起動で《消耗の儀式》とかでも可能。

4キルになるともうちょっと色々方法がありますが、
その辺を言い出すとキリがないので割愛。

補足として、今回追加したカードの小ネタ的な運用として

・《魔力炉の燃えがら》の能力で《献身のドルイド》の緑マナを黒に変換したり
 3ターン目に無理なく《女王の懇願》を打てたりする。

・《大食の雛》+《羽軸トゲ》で1ターンだけ《羽軸トゲ》が超巨大化。
 13/13からの《安楽死》や《消耗の儀式》は試合を決める決定打ともなりえるし、
 ぐだった時には《大食の雛》一匹で場を制圧して勝てたりする。
 《花の手入れをする者》や《栄華の防衛》とも緩やかにシナジーを形成したり
 《命運の転送》で相手のクリーチャーを除去しつつ無理矢理殴りにいったり
 いぶし銀の活躍を見せます、《大食の雛》。

・《不敬の命令》についても
 序盤に焼かれてしまったコンボパーツを墓地から戻したり
 10000/10000になった《献身のドルイド》から10000点ライフルーズさせたり
 無限P/Tにしたクリーチャーの攻撃を通す為に使ったり
 色々柔軟に動けるので採用しました。

繰り返しますが、相変わらず電波&初手ゲーなのは変わりません。
間違っても大会で優勝できるようなデッキではありませんし、非常に不安定です。

ただ、動き自体はものすごくうさんくさく、
ギミックを知らない相手だとうっかり死ぬ事も多々ある為、
ネタデッキが好きな人にのみ強くお勧めしますw
今週末に札幌で行われる大会の告知。

思った以上に大盛況だったくらげ杯の2回目が行われます。

第二回くらげ杯

日時:8月8日(金)、午後4時受付開始
場所:狸小路4丁目 アルシュビル4階ミント札幌店
参加費:200円
定員:12名
レギュレーション:スタンダード


第一回目は親和エルフ、ミシュラカカシ、らせんの円錐無限マナ、
スワンアサルト、ワープワールド等、電波のバーゲンセール
だったくらげ杯。

果たして第二回目はどんな電波が巻き起こるのかが楽しみです。

いや、別に電波デッキで出ろと言ってる訳じゃないですよ?

絶対だぞ! 絶対電波デッキで優勝してやるとか画策するじゃないぞ!

あ、ちなみに僕は《光り葉の宮殿》と《黄昏のぬかるみ》を貸してくれる方が居れば
ワンチャンス某デッキで出るつもりです。
どっちも1枚も無いので、だいぶ怪しいですけどねー。

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そして、土曜日日曜日はfinals予選夏の陣。

土曜日はグリフォン厚別店でスタンダード

日曜日はイエローサブマリン札幌店でスタンダード

という予定になっているみたいです。
プレミア予選に参加したい方は奮ってご参加ください。

とはいっても、予選が仙台で行われるとかいう不穏な噂も流れていますが…。

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ものすごいマジックと関係ないロボットアニメのお話

何やら巷ではガンダム00の第二期が発表されたらしいです。
00はほとんど見てないのですが、とりあえずどんなMSが出るのかチェックしたら

第一期 
http://www.gundam00.net/ms_1st/index.html

            ↓

第二期
http://www.gundam00.net/ms/index.html

な ん だ こ の や る 気 の 無 い デ ザ イ ン は

もはや間違い探しの領域に入ってる気がする。
ついうっかり旧機体のバンクシーンとか出てこないか心配です。
ロボットものでは後継機萌えな僕ですが、これは流石に燃えないなぁ。

それに比べてマクロスFは神アニメですね。

マジックと関係無い話題でごめんなさい。
GP神戸も終わって、次回PTQのメタが気になる今日この頃。

GP神戸もフェアリーが優勝してしまい、
札幌の上位陣の人もかなりフェアリーを使っているので、
おそらくトップメタがフェアリーなのは確実だと思われます。
まったく、ローウィンの頃から比べて生きにくい世の中になったもんだ

で、もう何というかフェアリーだのキスキンだの言うのは飽きたので
mwsのブロック構築で戦った方の中で面白かったデッキを紹介します。

バーチャル空間での混沌としたメタをお楽しみください。

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傷刃の精鋭

日本だと全然見ないのにmwsだとやたら見るこのカード。
主にドランとのハイブリッドになっている事が多いです。

暗殺のエサになるカードは《名も無き転置》や《カメレオンの巨像》
たまに《残忍なレッドキャップ》とか《外見の交換》が飛んでくる事も。

ただ、実際使われて強いかどうかと言われるとやや微妙。
普通に嫌ですが、普通に嫌というだけで、そこまでチートな訳でも無く。
そもそも《傷刃の精鋭》に除去耐性がほぼ無いに等しいですし。
キスキンやドランや赤スライに対しては強いという事なんだろうか、うーん。
「Destroy target creature」っていう一文は確かに強いんですけどねー。

なんていうか、フェアリーの《苦花》とか、キスキンの《鏡編み》とか
その辺りのチートに対抗するにはちょっとチート力が足りない感じ。

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ドランとエレメンタルのハイブリッド

1ゲーム目に《ツリーフォークの先触れ》から《包囲の搭、ドラン》を出され
《カメレオンの巨像》《葉冠の古老》とガチムチビートされたと思いきや

2ゲーム目の初手がいきなり《炎族の先触れ》で
「うぇ!? ちょ、別のデッキですか?」とビビりながら聞いたら
「いいや? 一緒のデッキだよ。」とクールに返されました。

で、実は、ドランもカメコロも先触れもみんなシャーマンなんですよね。
ひとしきりガチムチを展開された後に《憤怒の鍛冶工》プレイ。

「アタック宣言で4点。更にカメコロとドランと先触れ2体をどう裁きますか?」
とかいうものすごく理不尽なデッキでした。

ポテンシャルはもの凄く高そうだけど、見た感じ脅威の4色構成。
土地もスペルも相当切り詰めないと難しそう、デッキリスト見せて貰えばよかった。

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ランドスーサイドデッキ

個人的に一番びっくりしたのがこれ。
黒緑を中心とした鮮烈地形を並べられて、ドランかと思いきや
おもむろにプレイされる《田舎の破壊者》

え? はかいしゃ? うわーなつかしい

呆然としていたら破壊者でめくれる《虫の収穫》

なるほどそういうデッキかー。と思ってたらおもむろにプレイされる《風景の変容》

うわーあ、10/10になった破壊者に殴られて死んだあーぁ。

なんというか、全ての挙動が予想外の所から飛んできて面白かったですw
これもデッキリスト見せて貰えばよかったなー。

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印象に残ったのはこんな感じですねー。

トップメタは《傷刃の精鋭》で、次いで《包囲の搭、ドラン》
フェアリーと赤単がそれに次いでちょくちょく居る感じです。

あと、最近は《憤怒の鍛冶工》をよく見るようになってきた気がします。

あまりにもぐちゃぐちゃすぎるのであまり本格的な練習にはなりませんが
デッキを試してみるにはいい場所だと思うので、
MWSを体験した事の無い方は一度試してみると良いかもです。

最低限のマナーさえ調べていけば、意思疎通も意外と出来ますし。
自分でも思ってたより敷居は全然低かったです。
何より24時間すぐに対戦相手が居るのが幸せすぎる。

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という訳で、あまりにもしゃどむー環境のブードラがやりたいがために
今晩は噂のMKN邸に潜入してきます。ふるぼっこにされてきますb
シャドウムーア-イーブンタイド環境になってからブードラがとても楽しく、
ブードラに餓えていたので、噂のMKN邸にホイホイと足を運んでみました。

Yyさんから「北大から自転車で大体10〜15分くらいでいけるよー」と言われるも
実際行ってみたらなんか30分くらいかかった気がする。きっと気のせい。

会場には普段あまりは対戦しないFakeさんやAKMTさんが居て何か新鮮。
冷静にこの場のレーティング平均値の計算をしたら凄い事になるんじゃないかと思った

早速ブードラやるべ! という事で8ドラ開始。

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何やらシャドウムーア1袋目を開けた所で皆がざわざわしはじめる。

「シャドウムーアで価格的には一番高いカードが出た!」との事。
何だろ、亜神FOILかフィルターランドFOILでも出たのかな? とか思っていたら
どうやら絵描きの召使いFOILが出たらしい噂を聞いて俄然やる気が出る。

1−1《絹縛りのフェアリー》ピックで白か青を軸に進めようとして
1−2《ミストメドウの魔女》で大好きな青白方向に決定。
《ミストメドウの魔女》は俺の嫁、むしろ俺のお婆ちゃん。

2−4《羽毛多い》
2−5《神格の鋼》でなんかもう勝った気がして
2−6《神格の鋼》で血の気が引く思いをしながら刹那ピック。

3−1で《神話の超者》と《バリーノックのわな師》の二択で
青t白か、青白均等2色かの選択を迫られて、わな師をピック。

結果的にこれが大正解で
3−2《至福の休息》
3−3《至福の休息》という流れで、これは勝ったなという確信を抱く。

結果的に、青白というゆとり色を上とも下とも被らずにピックできて
非常に僕好み&アホみたいなカードパワーのデッキが完成。

以下、超簡易レポ

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1回戦目:Yyさん - 勝ち
 《至福の休息》のライフゲインを7点分くらい忘れるゆとりプレイをするも
 そんなの関係ねぇとばかりにデッキパワーで粉砕。
 この時から《至福の休息》をプレイした時はカウンターをデッキの上に置く事にした。

2回戦目:NKYMさん - 勝ち
 1マッチ目:3T目に暇だったので《キスキンの盲信者》を場に出したら
 《刺す稲妻》+《炎の突き》で除去されるという謎のアドバンテージプレイングをされ、
 その直後に《ミストメドウの魔女》がこんにちわ。勝ち。

 2マッチ目:《バレントンの岩盤踏み》に《神格の鋼》と《天主の勢力》が付いて
 6/6アンブロッカブル被覆絆魂という頭の悪い生物が出来上がってまじっく簡単。

3回戦目:K峠君 - 勝ち
 こちらのデッキ内容を把握しているからか、戦う前から露骨に嫌な顔をされるw

 1マッチ目:
 《盲信の守護者》→《神格の鋼》が最速で決まってエンチャントゲー

 2マッチ目:
 今度は相手が青緑ミミック→《超者の意向》が最速で決まってエンチャントゲー

 ほんとにこれはもうねえ・・・。

 3マッチ目:
 相手ダブマリ、こっち順当に展開。
 場に出たクリーチャーも《至福の休息》×2でブロックすら許さず勝ち。

という訳で3−0して絵描きFOILゲットしました。わーい。
とりあえず早めに捌いた方がいいんだろうか、これ。

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なんか2卓目が開催される空気だったのでノリで参加。

1−1で《火の力》と《神格の鋼》が出てどちらか迷うも
「僕、《神格の鋼》大好きだし!」 という事で鋼を選んだら結果的にこれが大失敗。

1−2で《痕跡焼き》が流れてきて、何となく赤推奨の匂いを感じる。

が、1−4あたりで《集団の石灰化》をピックしてしまった所から何かが狂う。
自分の中では既に白単以外は考えられない状態に。

そこから先は1卓目と違って、白青系の優秀カードがほとんど流れてこない展開。
半ば意固地になりながらも、赤は切って白方面のピックしていく。

2−1《炎渦竜巻》をスルーした辺りでピックミスを痛感する。

2−3《猪牙のしもべ》をスルーした辺りでマジック止めた方がいいんじゃないかと思い始める。

2−5《石の顎》をスルーした辺りで冷静に自分は死んだ方がいいんだと思った。

無理矢理白単方向に寄せるも、明らかに赤単にした方が良かった流れ。
かなり自失呆然としていて、《刺す稲妻》とかの優秀カードもがんがん流してたと思う。
逆に白の優秀カードはほとんど無く、《キスキンの盾挑み》すらデッキに入れる始末。

あー、こりゃ0−3だな、とか脳内で心が折れ始める。

イーブンタイドで《バリーノックの罠師》や《戦争の貴神》、《至福の休息》をピックして
何とか戦える形にするも、赤単ならどれだけ強いデッキが出来ただろうと後悔しきり

あまり意固地になるのもダメですね、これからは流れを読む事も気をつけよう…

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2卓目簡易レポ

1戦目:SKIさん - 負け
 戦う前から「あ、僕の負けですよ」と力なく告げるくらいグロッキー状態で参戦。
 引きの強さだけで《戦争の貴神》とか《神格の鋼》とか《バリーノックの罠師》とか
 デッキの強い部分を都合良く展開して拮抗するも、
 《痕跡焼き》を4点ダメージだと勘違いして、《魔法を回す者》に打つゆとりプレイ
 結局相手のライフを残り2点まで削るも負け。《痕跡焼き》を有効に使えていれば…。
 デッキもさながら、プレイングも相当酷かった反省すべき1戦。

2戦目:Yyさん - 勝ち
 お互いコントロール系のデッキだった為、とてつもなくダレた展開に。
 ものすごい場が拮抗して、お互い10体くらいクリーチャーを並べる疲れる場。
 相手がフィニッシャーの《遁走の恐君主》を出した返しにトップデッキ《集団の石灰化》
 やっと場が綺麗になったと思ったら《羽毛多い》と《首つり罠》を出されて再硬直
 たりいいいい、と思いながらふと相手のライブラリを見ると残り6枚。
 そのままだらだらプレイしてライブラリアウトにさせて勝ち。

3戦目:Rさん - 勝ち
 相手に飛行クリーチャーが見えなかったので、4T目に《忠実なシロハヤブサ》を
 「こいつ、無害な3/3飛行ですよ^^」と言いながら場に出す。
 次のターン《戦争の貴神》をプレイして。防衛を無くして5/3でアタック
 続くターンにも白スペルをプレイしてアタック、アタック、アタック。
 無害なはずのシロハヤブサが牙を剥いて殴り勝ち。ビジュアル的に笑えました

という訳で何とか2−1。景品は《正義の執政官》でした。まあこんなもんか。

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2卓目が終わった所で、K林さんとK峠君が明日があるとの事なので引き上げ。
二人を家まで送った後、日の出までYyさんとガストで色々語り合って解散。

何というか、非常に濃い時間を過ごすことができました。
普段は戦えない人と戦えるのと、やろうと思えば好きなだけドラフトできるのは、
マジックジャンキーにとってはなかなか魅力的な場所ですw

また機会があえば行ってみたいな、とおもいつつ帰宅して寝て今に至る。

今から1時間後はくらげ杯。一体どんな電波が飛び出す事やら。
くらげ杯から帰り次第くらげ杯のレポも書きます。
MKN邸ドラフトに参加した皆様、お疲れ様でした。

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次回予告
「じゃあ、本体に一万点で^^」
くらげ杯に出てきました。

結果はプレイミスが祟って1−2。
1敗は確実に自分がデッキにおぼれていたのが原因。反省しきり。

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第二回目となったくらげ杯。非公認ながらもの凄い大人気。
当初は12人の定員だったのが、いざ開催してみると16名もの参加者。
まさに嬉しい悲鳴状態になるも、ミントの場所的に12名が限界。

という訳で、くじ引きによって参加者が決められました。
見事に落選するも、何やらくじの引き直しとかがあって参加できる事に。

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使用したデッキは羽軸トゲ無限コンボ

デッキ名:ありあわせの無限機関
// Lands
4 [LRW] Forest/森
2 [LRW] Mosswort Bridge/苔汁の橋
6 [LRW] Swamp /沼
4 [LRW] Gilt-Leaf Palace/光り葉の宮殿
2 [EVE] Twilight Mire/黄昏の泥沼
4 [10E] Llanowar Wastes/ラノワールの荒原
1 [PLC] Urborg, Tomb of Yawgmoth/ヨーグモスの墳墓、アーボーグ

// Creatures
4 [SHA] Devoted Druid/献身のドルイド
4 [EVE] Quillspike/羽軸トゲ
4 [EVE] Bloom Tender/花の手入れをする者
4 [SHA] Manaforge Cinder/魔力炉の燃えがら

// Spells
2 [SHA] Rite of Consumption/消耗の儀式
4 [SHA] Fate Transfer/命運の転送
3 [SHA] Mercy Killing/安楽死
4 [SHA] Umbral Mantle/暗黒のマントル
4 [SHA] Beseech the Queen/女王への懇願
2 [LRW] Profane Command/不敬の命令
1 [CHK] Commune with Nature/自然との融和
1 [PLC] Harmonize/調和

// Sideboard
SB: 1 [10E] Loxodon Warhammer/ロクソドンの戦鎚
SB: 3 [EVE] Deity of Scars/神性の傷痕
SB: 3 [SHA] Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
SB: 4 [SHA] Oversoul of Dusk/薄暮の大霊
SB: 4 [EVE] Stillmoon Cavalier/静月の騎士


ブロック構築から急遽スタン仕様に組み替えました。
今見直してみると、ほぼブロック構築で組めるねこれ。

当日会場で色々カードをかきあつめてこの形に。
《黄昏のぬかるみ》が2枚しかなかったり、
《自然との融和》や《調和》が1枚差しなのは大分てんぱってたからです。

サイドは文字通りのアグレッシブサイドボーディングですw
2戦目以降はマナブーストからアバターに繋げて無理矢理ごり押しする形。
しかも、それでいてなおかつ羽軸トゲコンボは狙えるという卑怯っぷり。

まあ、かなりピヨったサイドボーディングなんですけどね。

会場を見渡した感じだと
青黒フェアリー、赤単、緑単といったガチデッキから
らせんの円錐無限マナや、親和エルフといった半ガチデッキ、
白黒やカカシなどの独特なデッキが入り乱れる事となりました。

という訳で、以下試合レポ。

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第1回戦 青緑コントロール(カズさん) ○-×-×

と思ったらいきなりラスボスと当たる、しかも相手ガチっぽいwww
これはwwww無理wwwww

 1マッチ目:かと思いきや、相手が土地が2枚のままで止まる。
 無限コンボが成立して本体に1万点ぱんち☆で勝ち。
 
 2マッチ目:調子こいてすいません、《ルーンのほつれ》とか
 《霊魂放逐》とか《謎めいた命令》とか無理です、マジ無理です。
 ごめんなさいほんとごめんなさい。
 
 3マッチ目:ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
 
 負け。
 

第2回戦 正気の削り落とし(K峠君) ○-○

2戦目は札幌界No.1の正気の削り落とし使いのK峠君(母数約1名)

 1マッチ目:10000/10000の《献身のドルイド》で殴りかかった所に
 相手の《羽毛覆い》が俊足で出てきてブロックしてきたので
 《献身のドルイド》に1000個の-1/-1カウンターを乗せた後に
 1000個の-1/-1カウンターを《命運の転送》して除去って
 10000点ぱんち☆で勝ち。
 
 2マッチ目:相手の引きがヌルいらしく。
 バウンスされたり《畏敬の神格》を出されたりして時間を稼がれるも
 《静月の騎兵》でちまちま削っていって勝ち。
 

第3回戦 青黒フェアリー(瀬奈さん) ○-×-×

3回戦目はものすごいガチの青黒フェアリーwww
ちょwwwこれ何てイジメwwww
とか思いながら卓に付く。

 1マッチ目:相手の土地が2枚で止まっている所に
 4ターン目に10000/10000になった羽軸トゲがぱんち☆でうっかり勝ち。
 
 2マッチ目:《霧縛りの徒党》って強いっすねー。
 《滅び》ってものすごいカードパワー強いですねー。
 
 3マッチ目:お互いもの凄くグダった展開になって
 手札には《薄暮の大霊》が3枚くらい溜まる謎な展開に。
 土地の色の都合で《薄暮の大霊》をプレイする事ができないけれど
 相手も決め手が無い状況。
 
 《黄昏のぬかるみ》をドローし、《薄暮の大霊》がうっかり通る。
 続くターンに2体目の《薄暮の大霊》をプレイするも
 返しに《滅び》を受けて場を綺麗にされる。
 
 見ていた人からは「あれは滅びに対して無警戒すぎ」と言われる。
 
 その上で3体目の《薄暮の大霊》をプレイするも、カウンター。
 
 続くターン、4枚目となる《薄暮の大霊》を引き当て、
 手札が《薄暮の大礼》と土地が1枚という状況で
 
 (´ー`)o O (今更ランドセットしても無意味でしょ。
        これだけスペル連打すればカウンターも無いだろう
        4枚目の《薄暮の大霊》をプレイして勝ちだわ。
        一応手札は1枚何かありそうな素振りを見せて…
        
 (´ー`)<《薄暮の大霊》プレイ
 
 (゜Д゜ )<じゃあ、《ルーンのほつれ》
 
 (;´ー`)<え? あ、あ、はい。 えーと、マナは・・・

 (゜Д゜ )<墓地に1枚落ちてるので、4マナで。

 (;´ー`)<…余ってる土地が3枚しかないです。
 
 というものすごい情けない結果に。
 相手のほつれを警戒してランドセットしてからプレイすれば、
 大霊が通って勝ててた試合でした。
 
 ほんと、自分のプレイングのヌルさに吐き気が出そうな最後。
 
 結果的にこれでマッチも落とす事となり、1−2。
 
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《羽軸トゲ》が電波なのは分かっていた事ですが、
それでももう少しマトモにプレイングすれば結果を残せたハズ。
そう思うと悔いの残る結果になってしまいました。

いついかなる時も気を緩めずにプレイングしていきたいと思います。
finals店舗予選@札幌厚別グリフォン と 某宅での鍋 と 風来のシレン
finalsレポ

グリフォン厚別店で行われたfinals予選簡易レポ。
結果は1−2(1勝はByeなので実質0−2)という散々なものでした。

使用したデッキはYOUのデッキシェアでドラン。

デッキ名:ドラン? いいえケフィアです。
// Lands
4 [10E] Llanowar Wastes/ラノワールの荒原
4 [SHA] Wooded Bastion/樹木茂る砦
2 [TSB] Gemstone Mine/宝石鉱山
3 [SHA] Reflecting Pool/反射池
4 [MOR] Murmuring Bosk/つぶやき林
2 [FUT] Horizon Canopy/地平線の梢
1 [TSB] Pendelhaven/ペンデルヘイヴン
2 [10E] Caves of Koilos/コイロスの洞窟

// Creatures
3 [LRW] Doran, the Siege Tower/包囲の搭、ドラン
2 [LRW] Treefolk Harbinger/ツリーフォークの先触れ
4 [10E] Birds of Paradise/極楽鳥
4 [FUT] Tarmogoyf/タルモゴイフ
3 [LRW] Ajani Goldmane/黄金のたてがみのアジャニ
3 [SHA] Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
1 [LRW] Garruk Wildspeaker/野生語りのガラク
2 [LRW] Shriekmaw/叫び大口

// Spells
3 [SHA] Spectral Processio/幽体の行列
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Nameless Inversion/名も無き転置
1 [LRW] Crib Swap/外見の交換
3 [FUT] Slaughter Pact/殺戮の契約

// Sideboard
SB: 1 [SHA] Kitchen Finks/台所の嫌がらせ屋
SB: 1 [LRW] Garruk Wildspeaker/野生語りのガラク
SB: 2 [LRW] Shriekmaw/叫び大口
SB: 2 [SHA] Murderous Redcap/残忍なレッドキャップ
SB: 3 [LRW] Wispmare/薄れ馬
SB: 2 [LRW] Primal Command/原初の命令
SB: 4 [LRW] Thoughtseize/思考囲い


色々紆余曲折あったものの、ほとんど原型から変わっていない形。
飛行クリーチャーが多かったので、《雲打ち》は嘘っぽいなーと思い
変わりに《思考囲い》を4枚差してフェアリーにする対抗する形に。

ヒバリは居ないメタだったので対策カードは0枚です。

会場に到着すると、参加者は7名と、公認に足りないほどの少なさながら
その場に居たメンツがそうそうたるもので
Yyさん、TNKWさん、瀬奈さん、AKMTさん、YMZKさん、Rさんと、
レーティング平均値1800超えてるんじゃないかという顔ぶれ。

しかも7名中5名が既に権利を持っているとかいう謎な状況で試合開始。

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第一回戦 青緑(AKMTさん) ○-×-×

AKMTさんの使用したデッキは最近話題になっている青緑デッキ。
…けど、自分自身そのデッキのチェックをするのを忘れていたため
相手がどんな動きをするかが分からない、これは致命的。

 1ゲーム目:《タルモゴイフ》→《タルモゴイフ》→《野生語りのガラク》
 ぶんぶんしてる間に相手が土地1枚で止まって負け。
 4T目に《樹上の村》を起動しつつ《根の壁》を除去れた
 《殺戮の契約》はものすごくえらい子。
 
 2ゲーム目:
 《極楽鳥》→《包囲の搭、ドラン》→《黄金のたてがみのアジャニ》
 というこのデッキの勝ちパターンへともっていくも、
 相手から飛んでくる《糾弾》でドランを除去られ、著しくクロックが下がる。
 その後、3/4になった極楽鳥ビートダウンを敢行していたものの、
 その極楽鳥にも《糾弾》。ひたすら試合展開がグダる。
 何とか押し切ってやる、と思った所で降臨する《白金の天使》
 うわー、やべ、と思いながら《外見の交換》を打つと《否定の契約》。
 その後は《白金の天使》を除去れるカードを引かずgg
 
 3ゲーム目:こちらがいまいち攻め手に欠けている間に
 《熟考漂い》《入念な考慮》《その場しのぎの人形》で
 ものすごい勢いでアドバンテージを取られる。
 グダった後の引き勝負になった後も、あちらが一方的に複数枚引ける状況で
 苦し紛れに引いてきた思考囲いで相手の手札を見たら
 《テフェリーの濠》と《白金の天使》がこんにちわ、無理げー。
 

第二回戦 青黒フェアリー(瀬奈さん) ×-×
 
 1ゲーム目:1T目《祖先の幻視》から2T目《苦花》。
 こちらも《タルモゴイフ》とか《包囲の搭、ドラン》で対抗するも
 色々なアドバンテージ差で、最終的には苦花クロックを捌けず負け。


 2ゲーム目:2T目《苦花》から4T目《霧縛りの徒党》
 続けざま5T目にも《霧縛りの徒党》。無理無理無理無理。負け。

第三回戦目 Bye

 参加人数7名だったため0−2した僕はBye。
 なので実質的には0−2という非常に不名誉な結果に、うぐぅ。
 
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常にアドバンテージを求めてコントロール脳なデッキを回す僕にとって
ビート脳のYOUの使っているドランは今まで使ったことの無いタイプでしたが
やっぱりというか何というか、デッキを使いこなせている気がしませんでした。

デッキ自体のポテンシャルは決して低い訳ではないと思うので、
僕に緑キャラはあわないのかなぁ、とか思った1日でした。
相手が強かったのもあるけど、それ以上に回していて勝てる気が全くしない。

まあ、折角の色々なデッキを使ってみよう習慣なので、
もうちょっとビートダウンデッキを使ってみるのも楽しいかもしれません。

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その後、その場に居た人で8ドラをしたら0−3。
今日はマジックをやったらダメな日なんじゃないかと思い始める。

さらにその後、何故かK林さんの家にお邪魔する事に。
トッププレイヤーの部屋に行ける事にドキドキしながら足を踏み入れる。

K林さんを交えて6ドラをやったら何故か3−0。
勝因は青白黒という僕の大好きな色だった事だと思われますw

あと、みんなで鍋をしている横で何故か風来のシレンやろうぜという話に。
YyさんやYMZKさんがなんかもの凄いシレンについて詳しく、
やっぱりトッププレイヤーはゲーム全般について精通しているんだな、
とかよくわからない納得をしながらプレイを見守る。

1回限りのテーブルマウンテン攻略でどこまでいけるか、とかやってたら
なんか1発でクリアしちゃって驚くわたくしとRさん。

魔触虫に身代わりの杖が聞くなんて聞いてないよ!

そんなこんなで、非常に内容の濃い1日となりました。
finals店舗予選@札幌イエサブに行ってきました。
が、諸事情から出場せず、カバレッジライターとして活動する事に。

という訳で、今日から順次カバレッジをうpしていきます。

R1 青黒フェアリー(千葉) vs ブロック構築青黒フェアリー(小林)

R2 多色赤スライ(中山) vs 赤単(阿部)

R3 Project420.5n(渡辺) vs 緑単ビッグマナ(井上)

の3本立てでお送りする予定です、お楽しみに。

ちなみに、finals店舗予選の優勝者は
IZMさんの緑黒ビッグマナ? らしいです。

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finals予選が終わった後は、恒例ともなったサッカーを皆でプレイし、
その後にノリで8ドラをする事に。

初手《幽体の行列》から白単方向に行こうかなと考えつつ
1−2《風立ての猛禽》で白単に決定。
途中から白の流れが悪くなってきたので(後で上が白もろかぶりと判明)
やけに強いカードが流れてくる緑をセカンドカラーに決めてピック。

シャドウムーア1袋目に《彼方地のエルフ》や《野リンゴの軍勢》といった
緑の優良カードを逃してしまった嘘くささはありますが、
慌てて《鬱後家蜘蛛の饗宴》や《上機嫌の破壊》等の緑の妥当カードをピック。

イーブンタイドに入ってからは《枝細工下げの古老》を2枚ピックしたり
《裂き爪のトロウ》や《怪物化》などの中堅カードをがっちりピック。

いざ出来上がってみると、出来損ないの白緑ビートダウンで
果たして勝てるのかと不安になりましたが、冷静にデッキを見ると
《上機嫌の破壊》、《枝細工下げの古老》×2、《キスキンの呪文塵撒き》と
エンチャント&アーティファクト除去過剰デッキとなっていました。
結果的にこれが相手のチートを抑制して、無難に勝ち進む結果に。

うっかり3−0で1位を取る事ができました。

で、いざ賞品分配になってみると、思った以上に賞品が多い多い。
賞品分配のピックを列挙していくと

1位:《沈んだ廃墟》
2位:《タララの大隊》FOIL
3位:《岩だらけの大草原》
4位:《絵描きの召使い》
6位:《樹木茂る砦》
7位:《薄暮の大霊》
8位:《萎れ葉のしもべ》
1位2週目:《妖精の女王、ウーナ》


と、6位の人がフィルターランドを貰えてたり
2週目でウーナ様が取れたり、だいぶ賞品が豪華な8ドラとなりました。
今回の夏の陣が最後となるfinals予選。
プレミア予選への権利を勝ち取るため、あるいはByeを勝ち取るためには、
まず初戦を落とさずに勝利する事が非常に重要となる。

その大事な初戦、早くも火花を散らしているテーブルが1卓。
千葉(青黒フェアリー)と小林(青黒フェアリー)の対戦である。

千葉は最近色々と話題を巻き起こしているプレイヤーである。
最近ではその叫び大口っぷりがますます板に付いてきた感があるが、
決して口だけではなく、マジックの腕も確かなものであり、
finals予選冬の陣にて1位通過し、プレミア予選への権利を既に勝ち取っている。
また、本年の日本選手権北海道予選を1位で通過し、本戦の権利を獲得している。
日本選手権本戦ではその実力を遺憾なく発揮してくれる事だろう。

小林は、以前は北海道を中心に活動を行っていたが、
今は関東へと引っ越し、そちらを中心に活動を行っているプレイヤーだ。
何と高校ではマジック部の部長を務めていたという実績を持ち、
先日行われたGP神戸にも参加しており、こよなくマジックを愛する様子が伺える。
そんな彼はこの夏、一ヶ月ほど北海道へと帰ってきており、
本日は半ばゲスト的な位置づけとしてfinals予選へ参加している。

二人に試合前の心意気を聞いてみると

千葉は「まあ、消化試合やろ」と余裕の表情。

小林は、それに対抗するように「ま、まあ、消化試合ですね」と返す。

かくして、1戦目の幕は開かれた。

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Game 1

先手は千葉。

《呪文詰まりのスプライト》
《ルーンのほつれ》
《ルーンのほつれ》
《ヴェンディリオン三人衆》
《名も無き転置》
《島》
《沼》
というハンドを少し悩んだ後にキープ。
フェアリーの最強武器である《祖先の幻視》と《苦花》が無いものの
序盤を凌いで後に繋げよう、といった算段か。

千葉は《島》をセットしてエンド、小林も《島》をセットしてエンド。
1ターン目はお互い静かな立ち上がりだ。

2ターン目、千葉は《沼》をセットし、ターンを渡す。
小林は《島》をセットし、何もアクションが無いままエンドを宣言。
千葉はエンド宣言に合わせて《呪文詰まりのスプライト》をプレイする。
場に出たスプライトは、1点クロックとして千葉の力となる。

3ターン目、千葉は《地底の大河》をセットしてエンド。
ここで、何故か小林が怪訝な表情をして《地底の大河》を見る。

基本カードである《地底の大河》を知らない、という事はまさか無いだろうが、
小林は《地底の大河》を何度も確認し、暫くした後にゲームを進める。

小林のターン、千葉は《ヴェンディリオン三人衆》をプレイ。
確認したハンドは

《霧縛りの徒党》
《ウーナの末裔》
《やっかい児》
《名も無き転置》
《誘惑蒔き》
といった顔ぶれ。
千葉は《ウーナの末裔》をボトムに送る事を宣言する。

小林は《やっかい児》を盤面に送り出し、何とか千葉に対抗しようと試みる。

場に出たクロックで攻め立てる千葉、何とか反撃の機会を待つ小林。
暫くの間、ダメージレースが繰り広げられるも、
クロックの大きさから千葉が有利な展開が続く。

その均衡を崩そうと先に動いたのは小林。
《名も無き転置》をプレイし、相手のクロックを減少しようと目論む。
しかし、対応して千葉がプレイしたのは《ウーナの末裔》。
クロックを減少させるどころか、藪蛇で逆に増やしてしまう結果となる。
末裔をカウンターしようとするも、千葉は《ルーンのほつれ》でケア。

一気に増強されたフェアリー軍団の前に、小林が打てる手は無かった。

千葉 1-0 小林

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Sideboarding

1戦目が終わった所で事件は発生した。
小林はポツリと「今日、ブロック構築の大会かと思ってた」と呟いたのだ。

その呟きにツッコミを入れる一同。
なるほど、《地底の大河》を見た時の不可解な顔はその為か。

小林は《祖先の幻視》や《ルーンのほつれ》といった優秀カードを使えないまま
不本意ながらも非常に辛い戦いを強いられる結果となってしまう。

しかし、試合が始まってしまった後で気がついても後の祭。
やや落胆した表情ながら、小林はサイドボーディングを始める。

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Game 2

先手は小林、《沼》を置いてターンを渡す。
千葉は《島》をセットし、悠々と《祖先の幻視》をセットする。

早くもスタンダードとブロック構築の差を見せつけられる小林。

《祖先の幻視》が解ければ待っているのは絶望的なアドバンテージ差。
焦る小林。しかし、彼は2ターン目に《苦花》をセットする事が出来ないまま
苦しい表情で千葉へとターンを渡す。

千葉も2ターン目に《苦花》をセットする事は出来ず、ドローゴー。

3ターン目、小林は有効なアクションが出来ないまま、ターンを終える。
と、そこに併せて千葉が《呪文詰まりのスプライト》をキャスト。
1ゲーム目と同じく、スプライトによるビートダウンを試みる。

そして、千葉の3ターン目。山の上から引いたカードは、何と《苦花》。

引きの強さを見せつけながら、千葉は《苦花》をセット。
小林の手札に、それを阻止する術は無く、場に出てしまう。

《祖先の幻視》と《苦花》という、
フェアリーの”勝利フラグ”とも言うべきカードが二つとも場に出てしまい、
小林は青ざめた表情を浮かべる。

しかも、小林は更に不運な事に、土地が3枚で止まってしまう事故に見舞われる。
《霧縛りの徒党》や《謎めいた命令》といった、主力カードを使うためには、
4マナ域へのアクセスが止まる事は致命的となりえる。

小林は何とかこの場を凌ごうと、《ウーナの末裔》をプレイするが
千葉の《コショウ煙》によって、除去された上にカードをドローされてしまう。

勢いに乗って《祖先の幻視》と《苦花》を構えて攻め立てる千葉。
そのどちらも無く、土地が3枚で止まったままの小林。

彼が待望の4枚目の土地を引く頃には、
既に差は絶望的な程に開いてしまっていた。

小林が一縷の望みを掛けてプレイした《誘惑蒔き》も、
当然のように千葉の《ルーンのほつれ》によってカウンターされる。

小林は天を仰ぎ、負けを認めた。

千葉 2 - 0 小林

千葉 Victory!
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試合後、簡単なインタビューを行った。

― まずは、勝利おめでとうございます。

千葉「わいが勝つのは当たり前やろ、何を言っとるんや」

― そ、それは申し訳ありません。
  今回はフェアリーミラーでしたが、何かそれについての感想は?

千葉「いやー、コショウ煙が刺さったな。このカードは強いわ」

― ありがとうございます。 残りの試合も頑張ってください。

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次回予告

R2 中山(赤スライ) vs 阿部(赤単)

どちらも赤を軸に、相手へと攻め立てるデッキ構成。
しかし、ミラーマッチかと思いきや、全く構成の違う両者のデッキ。

中山のデッキは誰もが驚く赤スライタッチ《雲打ち》
阿部のデッキは亜神無し、1マナ域23枚の赤単スライ
という、現行の流行である赤単とはひと味違ったデッキとなっている。

文字通りの「熱い戦い」を制するのはどちらか、乞うご期待。
1回戦目が終わり、プレイヤーは文字通りの勝ち組と負け組とに大別される。
既に権利を持っている人が多く、繰り下がりが期待できるとはいっても、
当然ある程度上位に進まなければ、権利を狙うのは難しい。

その為にも、勝った人は勿論のこと、負けた人も上へあがる為には
この戦いは絶対に負けてはならない一戦となる。

今回フューチャリングするのは、そんな「負けられない戦い」に赴く
中山(赤t緑黒)と阿部(赤単スライ)の卓である。
互いに初戦を落とし、もう後が無い状態である。

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中山は、赤を軸にしたデッキを好むプレイヤーだ。
しかし、先のPTQベルリンで筆者の内面ホライズンにフルボッコにされた彼は
そのトラウマから「もう赤単は使いません」と宣言した。
http://diarynote.jp/d/85896/20080728.html(※リベンジGOGPの項参照)
そんな彼が今回持ち込んだのは、赤t緑黒というオリジナルデッキ。
赤単に緑を混ぜて《炎渦竜巻》を搭載する、までは筆者も考えたが
彼のデッキにはまさかの《カメレオンの巨像》と《雲打ち》の姿が。
更には、メインに《粉々》を搭載するなど、独特の構成だ。

雲打ちの緑緑緑緑はどうやって出すのだろう、とか
《粉々》は何に対して打ちたいのだろう、とか

色々と考えるべき点はあるが、きっとそれは彼なりの考えあっての事。
決まり切った形に捕らわれない彼のデッキは確かに面白くもある、
ヤマディアンならぬナカヤマディアンとでも称するべきだろうか。

一方、阿部ははるばる埼玉から来た遠征プレイヤーである。
北海道への旅行がてら、イエサブを覗いたら大会をやっていたので参加したとの事。
彼のデッキで特徴的なのは、何といっても低マナ域の多さ。
まずは、本人の許可を得て教えて貰った彼のデッキをご覧頂きたい。
// Lands
15 [CS] Snow-Covered Mountain/冠雪の山
3 [10E] Ghitu Encampment/ギトゥの宿営地

// Creatures
4 [EVE] Figure of Destiny/運命の大立者
4 [10E] Mogg Fanatic/モグの狂信者
4 [10E] Spark Elemental/火花の精霊
4 [SHA] Tattermunge Maniac/ぼろ布食いの偏執狂
3 [PLC] Blood Knight/血騎士
2 [EVE] Stigma Lasher/斑点の殴打者

// Spells
2 [TSB] Browbeat/怒鳴りつけ
4 [SHA] Flame Javelin/炎の投げ槍
4 [10E] Incinerate/火葬
4 [LRW] Lash Out/つっかかり
3 [CS] Skred/雪崩し
4 [TSP] Rift Bolt/裂け目の稲妻

1マナ域が23枚、土地が18枚。4マナ以上のスペルはゼロと、
もの凄く思い切った構成。気持ちが良い程の切り詰めっぷりだ。
今では忘れ去られていた存在である《火花の精霊》の起用に信念を感じる。

「何か最近赤単っていうのが固定化してきて、つまらないじゃないですか。
 赤単やりたいならまずは《変わり谷》だとか《復讐の亜神》だとか
 何かそういうのってつまらないと思うので、思い切った構成にしてみました。
 一瞬の輝きに賭けますよ。」

そう語る彼は、我が道を行く自信に満ちあふれた表情だった。

規定の赤単に捕らわれる事をよしとせず、
赤t緑黒の道を選んだ中山と、超速攻赤単の道を選んだ阿部。
アルターネイト赤単対決とも言うべき戦いの幕が開く。

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Game1

先手は中山。1マリガンからのスタート。

ゲーム開始と同時に中山の初手を見て、筆者は驚きを覚える。
《カメレオンの巨像》
《炎渦竜巻》
《粉々》
《針落とし》
土地×2

既存の赤単にはついぞ見慣れなかったパーツばかり、
果たして、中山はこの初手からどのようなゲームプランを描いているのだろうか。
中山は土地をセットし、ターンを渡す。

阿部は《冠雪の山》をセットし、《運命の大立者》をプレイ。
実に彼の赤単らしい、軽快な立ち上がりである。

2ターン目、中山は有効なアクションを起こす事が出来ず、ターンエンド。

続く阿部のターンは《火花の精霊》をキャストし、
《運命の大立者》と共に中山へと襲いかかり、容赦なくライフを削っていく。

3ターン目、中山は《炎渦竜巻》をプレイし、場を一掃。
何とかこれで難を逃れたか…と思った瞬間、
返しの阿部のターン、おもむろに阿部は3枚の土地をフルタップし
《モグの狂信者》《モグの狂信者》《ぼろ布食いの偏執狂》と流れるように展開。

悲鳴を上げる中山。有効な対策がとれないまま、サンドバッグ状態で殴られる。
追い打ちを掛けるように、阿部は《運命の大立者》を盤面に送り出す。
中山の頼みの綱の《復讐の亜神》も、あまりに劣勢なこの状況では、
試合をひっくり返す事は不可能だった。

勢いに任せた阿部の軍勢が、中山へと襲いかかる。

1マナクリーチャー達の猛攻を受け、中山は倒れた。

中山 0 - 1 阿部

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Game 2

先手は中山。土地をセットし、阿部へとターンを渡す。
阿部は《冠雪の山》をセットし、タップ。《裂け目の稲妻》を待機させる。

続くターン、中山は《ケルドの匪賊》をプレイし、ターンエンド。
返しに阿部は、稲妻を本体に撃ち込んだ後、《火花の精霊》で攻撃をかける。
少し悩んだ後、《ケルドの匪賊》でブロックする中山。共に相打ちとなる。

続く中山のターンに《難問の鎮め屋》が盤面に送り出される。
が、これに対しては阿部の《雪崩し》が生存を許さない。

今度は逆にこちらから攻めてやるとばかりに、
阿部は《ギトゥの宿営地》をクリーチャー化し、攻撃を仕掛けるも、
これに対しては中山の《つっかかり》。

お互いに火力とクリーチャーをぶつけあう消耗戦の様相となり、
しばらくの間、お互いに目立ったアクションもないまま盤面は硬直する。

試合を制したのは、中山の引きの強さだった。

場が空になった状態から、《ボガード突撃隊》を引き当て、
即座に3点のダメージを本体へとたたき込む。
更に続くターン、彼がデッキトップからドローしたのは《復讐の亜神》。

ボガード突撃隊と合わせて8点クロックとして、容赦なく阿部を攻める。

対抗策を何とか探そうとした阿部だが、
彼のデッキの構成上、今引き勝負となると不利なのは否めない。

《復讐の亜神》を捌くカードを引く事が出来ず、
1ゲーム目のお返しとばかりに、阿部は高コストクリーチャーに押し潰された。

中山 win!

中山 1 - 1 阿部

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Sideboarding

ここで、面白い現象が起こる。

阿部のサイドボードには、同型を意識した《ドラゴンの爪》が用意されていた。
しかし、阿部はGame2にはそれをサイドインせずに眠らせたままにしておいた。
そして、Game3ではうってかわって《ドラゴンの爪》をガン積みしたのだ。

一方、中山のデッキにはメインボードから《粉々》が入れられていた。
《ドラゴンの爪》を警戒してか、Game2も《粉々》はメインに入れられたままだ。
しかし、阿部のデッキに《ドラゴンの爪》以外のアーティファクトは無い。
1戦目、2戦目とも、常に手札で腐っていたカードとなっていた。
その為か、中山はGame3に《粉々》を全抜きする判断を下した。

結果、どうなるか。

この両者の動きを分かりやすく示すと、以下の通りとなる

        中山         阿部
Game1 《粉々》in   アーティファクト無し
 
Game2 《粉々》in   アーティファクト無し

Game2 《粉々》out   《ドラゴンの爪》in

偶然とは言え、サイドボードの段階で、
阿部が相当有利な立場に立っている事が伺える。

マジックに勝つ為には、運とプレイングが必要なのは今更言うまでもないが、
相手のデッキを読んでデッキを構築するという技術も必要なのだ、という事を
改めて筆者は認識しつつ、両者のサイドボードを見守った。

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Game 3

先手は阿部。
何と、彼は土地1枚でキープを宣言。
極端に軽い構成にしてある彼のデッキだからこそ可能な荒技だ。
そして、さきほどの負けを取り返してやるといわんばかりに、
《冠雪の山》をセットし、《裂け目の稲妻》を待機させる。

対する中山のハンドは《カメレオンの巨像》《雲打ち》などの
カードパワーは高いものの重いカードで満たされ、動けないままだ。

阿部の勢いは止まらず、中山の動きが止まっているのを好機と見て
続けざまに《裂け目の稲妻》を追加で待機させ、
更に《ぼろ布食いの偏執狂》を盤面に追加し、攻めの手を全く緩めない。

中山が何とか対抗しようと送り出した《ボガードの突撃隊》に対しても
即座に《つっかかり》が撃ち込まれ、勢いは止まらない。

更に追加される《ぼろ布食いの偏執狂》、そして《裂け目の稲妻》。
対抗手段を持たない中山は、もの凄い勢いでライフが削られていく。
そのまま逆転する事もなく、阿部は中山のライフを削りきる。
手札の《雲打ち》が寂しそうに佇んでいた。

赤t黒緑と超速攻赤単のアルターネイト赤単対決は、
超速攻赤単の真髄を見せつけ、阿部が勝利する結末となった。

中山 1 - 2 阿部

阿部 Victory!!

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次回予告

R3 渡辺(Project420.5n) vs 井上(緑単ビッグマナ)

奇妙な巡り合わせである。
渡辺と井上は、先日のICA8周年大会において、決勝卓で対戦を行った二人だ。
そして、その時の様子は、偶然にも同じく筆者がカバレッジを書いている。
(参考URL:http://kitaevent.paslog.jp/article/922902.html

何か因縁めいたものを感じるこの対戦。
8周年記念大会では井上のビッグマナが渡辺の赤黒トークンズを制したが、
今回は、勝利の女神は井上と渡辺、どちらに微笑む事になるのだろうか。
カバレッジは書くのに疲れたので今日はお休み。
今日はちょっと違う話題です。

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まだイーブンタイドの興奮も冷めやらぬ状態ではありますが、
今回はあらあらうふふ、もといアラーラの情報が公開され初めてます。

どうやら今回は有効色3色がテーマらしく
(イーブンタイドもそれがテーマだという説もありましたが)
僕の大好きな青白黒も取り上げられる模様です。

参考資料は以下の通り。
http://forums.mtgsalvation.com/showthread.php?t=121541
なんとなく5つの勢力の概念図っぽいの。

Esper(青-白黒)はこんなイメージらしい
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1654
まあ、青白黒らしいキモい感じではありますね、うん。
存在が公式に確認されただけで大満足。
アラーラではこの種族?をメインにカードを収集していきたいと思います。

ちなみに、Naya(緑-赤白)のイメージ図はこちら
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1652
まあ、なんてビートしそうな野蛮な生物達でしょう!
とてもきもちわるくて使う気が微塵も起きないわ!

Bant(白-青緑)のイメージ図はこちら
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1653
まあ、実に白のイメージですね、普通で無難だけどそれだけって感じ。

そして、早くも素敵なお姉さんがいらっしゃいます。
http://i.piccy.kiev.ua/i2/22/94/de14bed91d67122adae30dec90bc.jpeg
Esperのイメージ図と照らし合わせても、絵のカラー的にも
青白黒のカラーなのはほぼ確定ですね。
この人の為にデッキを組むのも惜しくない、うむ。

正当派ファンタジーの世界観という事で、ドラゴンや天使も一杯居るみたいです。
http://i.piccy.kiev.ua/i2/99/db/ddd3dadd8d56805c3d6c59323a0f.jpeg
http://i.piccy.kiev.ua/i2/fa/43/212876dd67642980290e8db19940.jpeg
《黄昏の番人》には及びませんが、なかなかの綺麗どころ。
ただ、カラー的に白を軸にしたBantに属しそうなので難しい所。

あとはなんかアジャニも居るっぽい?
プレインズウォーカーのタイプ設定がここで活きてくるのかしらん。
http://i.piccy.kiev.ua/i2/70/e8/ee2455e22a36d77e30186d2b4f38.jpeg

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そんな感じで、アラーラについては青白黒と天使しか眼中に無い
と今から宣言しておいてみます。ほんとかなぁ。
白緑赤とか、黒青赤とか、どれだけいいレアが出ても要らないです。たぶん。
ここ数日間ドラフト漬けだったり何やらで更新できませんでした、すいません。

とりあえずドラフトの簡易レポ

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MKN邸ドラフト

札幌界のえろいえらい人たちに揉まれにいってきました。
かなり日が経って記憶が曖昧なので適当気味のレポ。

・1卓目
白を軸にイーブンタイドで白赤を狙うも微妙な感じに。
《神格の鋼》も《ミストメドウの魔女》もなく1−2で凡退

・2卓目
あんまり覚えてないですが、確か白絡みのデッキだった気がする。
《バリーノックのわな師》がえらくて2−1した気がします。

・3卓目
初手ウーナ様から青黒白方面に一直線。
が、フィニッシャーがウーナ様しかいないデッキになってしまい
ウーナ様のために《妖精からの助言》を2枚も積む異常事態に。
うっかりウーナ様が出てしまった時は勝てたけど、
普通にテンポ刻まされるとどうしようも無くて1−2で凡退

なんていうか、ドラフトが強い人と戦うと
2マナ域3マナ域をものすごく上手く使ってテンポ刻んできて、
かつプレイング的にもアドバンテージを上手く取られて負ける感じです。
FakeさんもAKMTさんも、「2マナ3マナカードは重要」と仰っていたので
その辺りのカードピック&プレイを上手くなりたいなぁと思った次第。

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飲み会後ドラフト

K峠君の発案で飲み会勃発しててビアガーデンで飲み。
その後酒に酔ったテンションで8ドラ敢行。

初手《神格の鋼》を見てから白青方面余裕でした。
《引き霊気》とか《バリーノックの軍勢》とか
なんか明らかにおかしいパーツがほいほい流れてきたので白単敢行。
イーブンタイドに入ってからも《至福の休息》とか《意のままの射撃》とか
明らかにおいしすぎるカードを色々ぴっくぴっくぴっく。
後で確認したら卓内の白独占状態だったらしい。

白単のデッキパワーとチート引きで3−0。

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くらげ杯

今回で第三回となったくらげ杯。
人数は12名で満員御礼。

6ドラ×2に別れての試合となる。

ニックネームを自由に付けていいよ、と言われたので
”白単決め打ち”という名前で参加w

そしたら初手が《谷刻み》《クルラスの騎士》で白は出来ないフラグが立つ。
何食わぬ顔をして《谷刻み》をピック。
下家には《クルラスの騎士》を流して「僕白単ですから^^」をさりげにアピール。

1−3《バリーノックの軍勢》を見て
「やばい、これを流すと白単決め打ちじゃないのがバレる!」と思い、
白単決め打ちというブラフを通す為に《バリーノックの軍勢》をカットする
という自分のドラフト史上最大に謎なピックを敢行

で、《谷刻み》から赤単か緑単どっちにしようかなーと悩んでいたのですが
微妙に緑の流れが悪かったので、《火の力》をピックして赤方向に。
後から確認したら、上が緑単らしかったので結果的には正解か。

2−1 《増え続ける荒廃》と《火の力》が出てきてもの凄くげんなり。
かなり悩んだ後に《火の力》をピックする。
自分でも怪しすぎたピックだったのでFakeさんに意見を聞いたら
「意味が分からない。2パック目から黒に色変えればいいじゃない」
とお叱りの言葉を受ける、ごめんなさい。

そのままだらだらと赤t緑の形でカードをピック。
赤緑という、自分が苦手なアーキタイプが完成。

結果的は2−1。

相手のライフ残り1点が削れなかったり何やらで、
多分、もっと上手にプレイングしてれば3−0も狙えた気がする。
戦闘ダメージ計算は相変わらず苦手だ・・・。

下家だったゆきさんは、最後まで僕が白決め打ちだと思ってたらしいですw

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通算成績としては

1−2
2−1
1−2
3−0
2−1
 ↓
9−6

で一応の勝ち越しとなりました。

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ドラフト雑感

”白単決め打ち”という名前で参加したのは流石にやりすぎだと思いましたが
どうも自分がこの環境でドラフトを行うと、白を軸に進める事が多いです。

と言うのも、現状の白がクリーチャーもスペルも優秀なものが多く、

シャドウムーアのコモンに
《今わの際》《審問官の罠》《鎖の呪い》
といった優秀な除去が充実しており、

イーブンタイドのコモンにも
《損ない》《至福の休息》《意のままの射撃》と、
優秀な除去がもの凄く多いです。

下手すると、赤や黒よりも除去が多いんじゃないかとか思えてきます。

クリーチャーも《バリーノックの軍勢》をはじめとして、
《バリーノックのわな師》等のチートなクリーチャーも居ますし
《シズルダウンの二人組》や《安寧砦の歩哨》、《ルーン鹿乗り》などの
マナコスト+αの働きをするクリーチャーが多数。

他の色のサイクルクリーチャーと比較するとそれが顕著で

《シスルダウンの二人組》 と 《燃えさし打ちの二人組》
《バリーノックの軍勢》 と 《アッシェンムーアの軍勢》
《ミストメドウの魔女》 と 《悪意炎の魔女》
《ルーン鹿乗り》 と 《焦熱のダイフリン》《湖のコリガン》

と、クリーチャーの質としては圧倒的に白が強いです。

緑には質としては負けますが、前述の通り、白には優秀な除去が多く有るので、
ダメージレースを仕掛ける際にも、何故か白の方が有利だったりする場面が多々。
《至福の休息》とか、ダメージレースって何ですか? ってカードですし。

まあ、自分が緑や赤のビートダウン的プレイが下手なのはあるんですが、
この環境は明らかに白絡みが強いなー、というのが今までドラフトをやった感想。

《増え続ける荒廃》や《山背骨の発動》とかの余程のチートカードがないと
黒や赤方面には手を出したくないのが現状です。

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ドラフト雑感その2

MKN邸ドラフトの項でも書きましたが、
ドラフトが上手い人=序盤にテンポを刻むのが上手い人な気がします。

例えば、
白緑方面にピックを進めていたとして、
《レイヴンの地の竜騎兵》と《薬の走り手》のどちらをピックするかという場合、
僕の場合は単純なカードパワーとアンブロッカブルに期待して
《レイヴンの地の竜騎兵》をピックするのですが、
ドラフトの上手い人に意見を仰ぐと、一致して《薬の走り手》でした。

ピックしている時はそれなりのカードをピックしているつもりではあるのですが、
いざデッキをくみ上げてみると

1マナ域2マナ域がすっかすか、
3マナ域4マナ域からやっとエンジン始動。
5マナ域6マナ域のフィニッシャーカードに頼る

といった構成になってしまい、上手い人とやると何もできないまま終わる事が多々あります。

その辺りの、いわばビート脳的な思考や技術が今の自分には足りない所だと思うので、
低マナ域のピックやプレイングをもっと練習したいな、と思いました。

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何だかだらだらと色々書いてしまいましたが、
初心者の戯れ言なので、反論はどしどし受け付けます。
PTQベルリン二次@札幌に参加してきました。
予選スイスドローを3−1−1で予選抜け、
決勝は2勝した後に決勝戦ドロップで2位の結果になりました。

使用デッキは青黒フェアリー。レシピは以下の通りです。
デッキ名:Overdosing Heavenly Bliss
// Lands - 24
3 [LRW] Swamp /沼
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [MOR] Mutavault/変わり谷
4 [SHA] Sunken Ruins/沈んだ廃墟
8 [SHA] Island /島
1 [SHA] Leechridden Swamp/ヒル溜まりの沼

// Creatures - 14
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文詰まりのスプライト
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
3 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き
3 [LRW] Scion of Oona/ウーナの末裔

// Spells - 22
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Nameless Inversion/名も無き転置
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
2 [LRW] Ponder/思案
3 [LRW] Broken Ambitions/砕けた野望
3 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
2 [LRW] Peppersmoke/コショウ煙

// Sideboard - 15
SB: 1 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
SB: 2 [LRW] Peppersmoke/コショウ煙
SB: 1 [LRW] Makeshift Mannequin/その場しのぎの人形
SB: 4 [LRW] Shriekmaw/叫び大口
SB: 2 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 2 [LRW] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
SB: 2 [EVE] Snakeform/蛇変化
SB: 1 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き

ローウィンブロック構築の総決算的フェアリーデッキ。

会場の半分はフェアリーだと思っていたので、
フェアリーミラーを強く意識したデッキとなっています。

サイドに2枚差し1枚差しが多くてかなりあやしいですが、
それについてはこちら↓で詳しく解説しています。
http://diarynote.jp/d/85896/20080819.html

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メタゲーム

参加人数は19名
デッキ分布は覚えている感じで
フェアリー:6
ドラン:2
赤単シャーマン:2
絵描きボロス:2
赤単スライ:1
キスキン:1
ナカヤマディアンレッド:1
白黒KDL:1
エレメンタル:1
赤白コン:1
不明:1
となっていました。
GP神戸でも結果を残したフェアリーがやはり優勢。
予選に残った赤単シャーマンやドランも多少の人気を誇り、
オリジナルデッキを持ち込む人たちもそこそこ、という状況。

逆に落ち目はキスキンとエレメンタル。
1名ずつ居ましたが、満足した結果を残せないまま沈んでしまいました。

また、見慣れない名前の”絵描きボロス”については
盟友YOU君が自信を持って製作したオリジナルデッキで、
彼のDNに詳しく書かれています。興味を持った方はご覧下さい。
http://diarynote.jp/d/86591/20080818.html
絵描きボロスもトップ4入りと、なかなかの成績を残しています。

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対戦レポ

予選はスイス5回戦

1回戦目 キスキン(OGWさん) ×-○-○
 Game1.先手キスキンぶんぶんされてライフが15→10→5→0で負け。
 Game2.ハンドがゼロの状態から青コマ→誘惑蒔き→誘惑蒔きと
 連続トップデッキで相手のクリーチャーをパクって勝ち。
 Game3.相手ダブマリに《思考囲い》で追い打ちをかけて勝ち。

2回戦目 フェアリー(ちばたまさん) ○-○
 Game1.こちらが後手になるも、相手の土地が3枚で詰まっている内に勝ち。
 Game2.自分だけ2T目《苦花》を決めて勝ち。
 
3回戦目 フェアリー(AKMTさん) ×-○-×
 Game1.《苦花》キープしたら相手の《思考囲い》で落とされプランがぐちゃって負け
 Game2.1T目《思考囲い》→2T目《苦花》→4T目《ジェイス・ベレレン》で圧殺。
 Game3.2T目《思考囲い》×2で生物を全部落とすも、後続を引かれて捌けず負け。
 
4回戦目 赤単シャーマン(ふまぁらさん) ×-○-○
 Game1.相手の《憤怒の鍛冶工》からのぶんぶんを捌ききれずに負け。
 Game2.サイドボーティングで《名も無き転置》×4、《叫び大口》×4
 《コショウ煙》×4のスーパー除去単デッキに変更。
 相手の生物を除去していってダレさせた所で勝ち。
 Game3.スーパー除去単+《苦花》トークンのビートで勝ち。
 
5回戦目 赤単スライ(DJラオウさん) ID
 お互いIDすれば抜け確定ラインだったので握手
 
で決勝ラウンドへ進出。
決勝の8名のデッキは以下の通り。
フェアリー:3
ドラン:1
赤単シャーマン:1
カオスな召使い:1
絵描きボロス:1
赤白コン:1


準々決勝 ドラン(SMYさん) ○-×-○
 Game1.2T目《苦花》から除去とカウンターを構えながらビートして勝ち。
 Game2.2T目《苦花》を張るも、《狼骨のシャーマン》→《包囲の搭、ドラン》
 →《薄れ馬》で苦花破壊→《レンの地の克服者》《狼骨のシャーマン》と
 ものすごいぶん回りを捌けずに負け。
 Game3.《思考囲い》で安全確認して《霧縛りの徒党》を覇権。
 相手の引きがヌルい事もあいまってそのままビートして勝利。
 
準決勝 赤単シャーマン(ふまぁらさん) ○-×-○ 
 Game1.除去と青コマで相手のテンポを阻害しつつクロックを重ねて勝ち。
 Game2.相手のデッキをシャッフル中にうっかりデッキがめくれてしまい、
 本日二回目の警告を食らってしまってので累積してゲームロス。すいません。
 Game3.2T目《苦花》+スーパー除去単デッキモードで勝ち。

決勝まで進んだものの、ベルリンにはものすごく行きたかったですが、
日程や学業的に行くのは無理だったのでKNSMさんに譲る形に。

という訳で、結果は2位。
今まで見たことも無い様な大量の賞品(イーブンタイド24袋)にビビりながら
皆に生暖かく見守られながらパックをむきむき。
フィルターランド2枚と《静月の騎兵》が出たのでよしとしよう。

PTQを抜けたKNSMさんはおめでとうございます&がんばってください!

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おそらくローウィンブロック最後のブロック構築となる訳ですが、
大好きなフェアリーである程度の結果を残せて満足です。
明日以降はブロック構築のフェアリーについて適当につらつらと書く予定なので、
今後のブロック構築の参考にしたい方はどうぞ。

最後に、デッキパーツを貸して頂いた方や、練習に付き合って頂いて皆さんに感謝。
関東地方などではまだまだPTQは続くらしいですが、
札幌では今回でブロック構築はひとまず終了。

という事で、ローウィン時代からのフェアリー使いとして、
区切りの意味も兼ねて、ブロック構築のフェアリーについて書いてみたいと思います
もう大会が無いので、こちらの手の内を隠す必要も無くなりましたし。

これからブロック構築の大会に出る方達の参考になれば幸いです。

尚、ここに書くのはあくまでへたれプレイヤーの私見なので、
あまり真に受けず、こういう考えもあるんだと参考程度に聞いてください。

似たようなエントリがGP神戸を制したあんちゃんさんのDNでも書かれていたので
そちらをご覧になった方が10倍くらいためになるかと思われます。
http://diarynote.jp/d/69323/20080812.html

ちなみに、↑のエントリはPTQベルリン二次が終わった後に知りました。
事前に知っておけばもうちょっとサイドボーディングが変わったかもしれない…。

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で、今回はサイドボーディングのおはなし。

使用したデッキはこちらをご覧下さい。
http://diarynote.jp/d/85896/20080818.html

見に行くのが面倒な方の為に、サイドボードはこんな感じ。

// Sideboard - 15
SB: 1 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
SB: 2 [LRW] Peppersmoke/コショウ煙
SB: 1 [LRW] Makeshift Mannequin/その場しのぎの人形
SB: 4 [LRW] Shriekmaw/叫び大口
SB: 2 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 2 [LRW] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
SB: 2 [EVE] Snakeform/蛇変化
SB: 1 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き


あんちゃんさんのデッキを参考にしてか、最近のフェアリーデッキには
《静月の騎兵》や《夢への委託》を採用するタイプが多いみたいですが
個人的に何か合わなかったので、かなり色々ぐちゃぐちゃ詰め込みました。
以下、採用したカードや不採用のカードの個人的雑感。

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採用カード雑感とその理由

《その場しのぎの人形》
この1枚差しを見せると、大概の人からは「えー、何それ」と笑われるのですが
自分の中ではむしろ絶対に外せないサイドカードとなっています。
釣り上げる対象は主に《叫び大口》や《誘惑蒔き》、《ウーナの末裔》。

このカードが強い点としては
・フェアリー相手に墓地対策をする相手はまず居ない→やりたい放題
・フェアリーにおいてこのカードが意識されていない為、びっくりぱんちが可能。
 →インスタントで出てくる《叫び大口》や《誘惑蒔き》は
  相手の計算の外からこちらのゲームブランを組み立てる事が可能です。
・1枚差しなので、引かなくて当然、グダった時に引くともの凄く強い。
という理由となっています。

「サイドカード1枚差し」についてはもの凄く好みが別れると思いますが、
騙されたと思って1枚差ししてみる事をオススメします、だいぶ強いです。
ただ、このカードを入れるなら《叫び大口》の搭載は必須。

《蛇変化》
この環境では外す事が出来ないと自分では思っている1枚。
《包囲の搭、ドラン》や《カメレオンの巨像》等の
フェアリーの天敵とも言えるクリーチャーをいともたやすく交換出来る。
このカードのおかげで、ビートに対する耐性がぐっと上がりました。

最悪1ドローが付いている為無駄にもなりません。
ただ、場にクリーチャーが居なければ効果は激減してしまうので、
2〜3枚が適正枚数だと思います。

《ジェイス・ベレレン》
GP神戸のデッキリストを眺めて、試しに入れてみたら凄かった1枚。
フェアリーミラーで神の如き活躍を見せていました。
一旦場に出てしまった後は、お互い1ドローでカウンターを増やし、
安全圏に行った所でドロードロードロー。超アドバンテージマシーンです。
《苦花》が張ってあればもう負ける気はしません。
実際、ミラーで練習した時は、苦花ゲーに次いでジェイスゲーとなっていました。
これを考案した人のプレインズウォーカーを起用するセンスには脱帽です。

《くぐつ師の徒党》
適当に墓地利用して来そうな相手が居たら刺しておいた方がいいかな、と思い
当日の朝に思い立ってとりあえず2枚突っ込んでおいた子。
大会では墓地利用をしてくる相手に巡り会わなかったので、終始ベンチ要員でした。
ただ、結果的に空気になっただけで、差しておくのは悪くはないかなと思う次第。
墓地利用以外にも、赤単の《復讐の亜神》を掃除して頑強でチャンプも可能な偉い子

《コショウ煙》
PTQベルリン二次でMVPをあげてもいいくらいの偉い子。
フェアリーミラーでは「コショウ煙を多く引いた方が勝ちに近づく」まであります。
末裔を除去れてえらい子、相手の苦花トークンを潰すだけでも戦況は結構変わります。
また、シャーマンデッキ相手に致命的なくらい良く刺さる。
相手の《煙束ね》や《威嚇者の信徒》をばすばす殺してました。
後半になって引いても、最悪キャントリップで無駄にならないのもすばらしい。

《思考囲い》
手札確認というよりは、1マナの疑似カウンターとして、使う事が多いです。
この環境はスタンよりもワンテンポ遅く、また《地底の大河》も無いため
2点ライフを失う事があまり致命的ではないな、というのが個人的な感想。
その為メインから3積みして全然おっけー。腐る相手の方が少ないです。

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不採用カードとその理由

《タララの苦悩》
イーブンタイドが出た当初は喜び勇んで入れていましたが、
冷静になって考えてみると、やっている事は《思考囲い》と一緒。
また、2マナというのが実はもの凄く重かったりするので、
調整の結果サイドからは抜けてしまいました。

《静月の騎兵》
こいつも最近のフェアリーデッキに4積みされているカードですが、僕は見送り。
大きな理由としては3点で
・3T目にソーサリータイミングでマナを使うのは致命傷になりかねない。
・キスキン相手に刺さるには刺さるけれど、《風立ての高地》の起動を止められない
・こいつ1枚のために、メインボードのマナ配分をぐちゃらせるのが気にくわない
という点です。
特に、キスキンを相手にする時は《風立ての高地》を起動させないという事が
とても大切なポイントになってきますが、こいつは受け身的に対応するため、
例えば《幽体の行列》からの《風立ての高地》起動には無力です。

また、いくらキスキンがびた止まりするとはいっても、
物量にものを言わせて殴られたら割とどうしようもなかったり、
《鏡編み》に対して実は無力だったりと、結構穴も多かったりします。
それだけ危ういのに、マナベースをぐちゃらせるのはもの凄く気にくわない。

なので、《静月の騎兵》ではなく、2T目から動く事ができ、
より多くのデッキにも刺さる《叫び大口》を積む事を選択しました。

《夢への委託》
最近のフェアリーデッキに4積みされている事も珍しくないこのカードですが、
個人的にはもの凄く使い勝手が悪いな、と思ったので起用を見送りました。

《包囲の搭、ドラン》や《カメレオンの巨像》、《アッシェンムーアの抉り出し》等の
場に出た後どうしようもないクリーチャーに対しては確かに強いのですが、
《復讐の亜神》や《ボガード突撃隊》、《概念の群れ》といった
速攻持ちクリーチャーには旨味が半減してしまうのに加えて、
時間稼ぎをしても、場が整っていなければ解決策にならないというのが微妙。

それならば、より多くのクリーチャーに刺さり、アドバンテージも得られる
《蛇変化》を積もう、と考えて《蛇変化》を選択しました。
(実際、上で上げた《夢への委託》が刺さるクリーチャーにも等しく刺さりますし。)

《妖精の女王、ウーナ》
個人的にも大好きなカードで、是非入れてみたいと思ったのですが、
実際使ってみると、手札で腐って場に出せないまま終了という事が多々。
また、場に出したものの、その頃には大勢が決していて空気、という事も多々。
カードパワーが非常に高く、今引きにも異常に強く、
また、フェアリーデッキというコンセプトにも非常に合致しているのは分かり、
もの凄く入れたかったですが、安定性と天秤にかけて《思案》と差し変わりました。

《ウーナの寵愛》
これも個人的に好きな1枚で、一時期はメインに1〜2枚差していました。
中盤以降は無駄ドローが無くなるので、特にミラーで強いです。
ただ、同じ3マナ域で《ジェイス・ベレレン》という強力なカードが発見された為
泣く泣く調整を続ける内にお蔵入りとなりました。
土地を消費していく都合上、《妖精の女王、ウーナ》と相性が悪いのも玉に瑕。

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番外編

《ヒル溜まりの沼》
メインボードの話となりますが、この1枚差しでミラーの勝率が変わります。
《苦花》を張った後のダメージレースを劇的に変えてくれる1枚。
カズさんが使っているのを見て以来、1回もデッキから外した事は無いです。
スタンダードでも《フェアリーの集会場》などのタップインがある事を考えれば
1枚積むくらいは割と何でもない事だと分かって頂けるかと。

《やっかい児》
正直に言うと、自分にはコイツを使いこなせる技量が無いので搭載を見送りました。
あんちゃんさんのデッキにも積まれていたコイツですが、単体のカードパワーは低く
このカードは「テンポを取って、そのアドを使って相手を殴りきる」という考え、、
つまりはビート脳的思考が出来ないと扱えない1枚だなと思いました。
極度のコントロール脳の自分には難しすぎる1枚。
逆に、Yyさん等は好んでこのカードを搭載しており、やはり好みが別れる1枚です。

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サイドボーディングサンプル

フェアリー
in-思考囲い、コショウ煙×2、ジェイス・ベレレン×2、誘惑蒔き
out-ウーナの末裔×3、砕けた野望×2、霧縛りの徒党
 ミラーでの末裔は必要に見えて実はあまり要りません。
 《コショウ煙》で簡単に除去されたり、誘惑蒔きでパクられるリスクが高すぎます
 逆に言えば、そうしてシャクる為に自分はコショウ煙と誘惑蒔きをガン積み。
 《苦花》4枚、《思考囲い》4枚、《思案》2枚ある為、
 マリガン基準が多少緩めになるような構成にもしています。マリガン苦手なので。

キスキン
in-叫び大口×4、その場しのぎの人形、誘惑蒔き
out-苦花×2、コショウ煙×2、砕けた野望×2
 とにかく数を並ばせない事が第一なので、除去は過剰なくらいに積みます。
 コショウ煙は効くように見えて相手は基本タフ2なので抜く。
 キスキンは全体除去を持たないので、積極的に誘惑撒きを決めに行くプラン。
 苦花は2T目に張る必要が無い(というか張っちゃダメ)なので2枚ほど抜きます。
 《幽体の行列》を止めるために、先手なら《砕けた野望》、後手なら《思考囲い》。

ドラン
in-叫び大口×4、その場しのぎの人形、誘惑蒔き、蛇変化×2
out-ウーナの末裔×3、コショウ煙×2、苦花、思案、砕けた野望
 とにかく《雲打ち》が怖いのに加えて、ドラン等のマスカンも多い相手。
 正直、フェアリーに対して一番キツい相手だと思います。
 《叫び大口》や《誘惑蒔き》を駆使して無理矢理盤面を支配しにいく構え。
 これだけ対策してもどうしようもない時はしゃーない。ぶんまわり勝負ですね。
 
赤単シャーマン
in-叫び大口×4、コショウ煙×2、その場しのぎの人形、誘惑蒔き、蛇変化×1
out-思考囲い×3、砕けた野望×3、苦花×2、思案、
 赤単シャーマンに対して大切なのは、とにかく出鼻を挫く事。
 出たクリーチャーを片っ端から除去していけば、必ず相手はガス欠を起こします。
 また、デッキの特性上、一度息切れを起こすと再加速はほぼ不可能。
 という事で、除去を超過剰な程に詰んで、完全に相手の息切れ狙いの構え。
 ドランと違ってクリーチャー単体の除去耐性が呆れるくらい低いので、
 調整や実戦の感覚では、6−4くらいで分が良い相手だなと思いました。

エレメンタル
in-思考囲い、蛇変化×2、ジェイス・ベレレン×2、くぐつ師の徒党×2
out-ウーナの末裔×3、霧縛りの徒党、思案、コショウ煙、砕けた野望
 ごめんなさい、エレメンタルに対しては正直あまり戦った事が無いので微妙。
 《雲打ち》の前では末裔はニートなのでとりあえず全抜き。
 《蛇変化》で《概念の群れ》や《目覚ましヒバリ》に対応。
 後はアドバンテージを稼ぎながら戦っていれば勝てると思います。
 

改めてサイドボーディングを見直してみると、
殆どの相手に《叫び大口》と《誘惑蒔き》が入っているので、
この2枚は初めからメインにもうちょっと多く積んでおいても良かったかも。

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乱文雑文失礼致しました。
長々と読んで頂き、ありがとうございます。

ちょっと違うんじゃないかというご意見や質問等はコメントで随時受け付け中です。

《静月の騎兵》や《夢への委託》の評価があんちゃんさんと180度違っていたり、
Yyさんとフェアリーに対しての議論をした時も全然意見が食い違ったりと
かなりズレた価値観でフェアリーデッキを構築しているのは本人も認める所ですw
引いたわー! そして…
本日はYOU君やRさん、K林さんと一緒にイエサブに行って、
「せっかくだからなんかブースター1袋買うか」という事に。
何となくモータイを一袋買ったら

カメコロ光ったー!!!!!

と、狂喜乱舞したわたくし。
相変わらずのチート引きに自分でもぞくぞく。

しかし、この事件には更に続きがあるのでした↓
http://diarynote.jp/d/86200/20080820.html
※気が付いたら放課後さんから補足されててビビりました。
こんな若輩者の記事がためになるかどうかはかなり不安ですが、
もし興味を持たれた方がいらっしゃれば

PTQベルリン二次@札幌レポ 2位でフィニッシュ!
http://diarynote.jp/d/85896/20080818.html

ブロック構築フェアリーの総決算:サイドボードについて
http://diarynote.jp/d/85896/20080819.html

このあたりの過去ログも併せて読んで頂けば、
より自分の言いたい事がはっきり分かるのではないかと思われます。


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フェアリーミラーのおはなし

ブロック構築最大勢力を誇り、おそらくはトップメタに居座るであろうフェアリー。
ともなれば、ミラーマッチをする機会というのは必然的に多くなると思います。

今回は、すごく不毛なフェアリーミラーにおいて、
どのような構築で、どのようなプレイングをすれば勝てるのか、という事について
今までの練習や大会での経験を元に自分の意見をくっちゃべってみたいと思います。

前回のサイドボード論につづき、
基本的に初心者の戯言&長文乱文なので、参考程度に流し読みを推奨

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で、フェアリーミラーについてざっくり述べると

第1に《苦花》ゲー。
第2に《誘惑撒き》ゲー。
3、4が無くて
第5に《コショウ煙》《ジェイス・ベレレン》《謎めいた命令》等で
どれだけアドバンテージを稼ぐ事が出来たか、というゲームだと思います。

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フェアリーの代名詞とも言える《苦花》の優位性については、
わざわざ解説しなくても皆さんよくご存じだと思います

その為に、苦花ゲーを展開するための大前提として、《苦花》×4。
相手の《苦花》を落とす為に《思考囲い》×4。
2T目《苦花》率を高める為に《思案》(これは趣味が分かれるかも)。

これらは確実に入れるべきだと思います。

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その上で、《誘惑撒き》4枚投入も大前提だというのが個人的な結論。
お互い《苦花》を張りあった後のダメージレースをひっくり返しますし、
相手の《ウーナの末裔》も《霧縛りの徒党》も《妖精の女王、ウーナ》も
挙句の果てには《静月の騎兵》でさえ、《誘惑撒き》が解答となります。

特に、《ウーナの末裔》を《誘惑蒔き》した時のアドバンテージは異常。

なので、個人的には《苦花》に次いで
どれだけ《誘惑撒き》を場に出せたかが勝敗に直結すると考えています。

メインで4マナは重すぎるという事でサイドアウトする方も時々見ますが、
《霧縛りの徒党》でマナを縛ったり、《思考囲い》で安全確認した後だと
意外にひょろっと場に出てしまいます。

2/2というサイズも、苦花トークンに一方的に勝てるナイスサイズ。
なので、フェアリーミラーでは、《誘惑撒き》はあるだけ積め
というのが自分の中での鉄則となっています。

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後は、《コショウ煙》や《謎めいた命令》、《ジェイス・ベレレン》等の
アドバンテージカードを上手く使って、アドを稼いだ方の勝ち、ですね。

特にフェアリーミラーでは、手札の枚数差=そのまま戦力差となるのに加え
スタンにおける《祖先の幻視》ほど分かりやすくアドが取れないため、
細かい所でのアドバンテージの取り合いがだいぶ重要になってきます。

意外に大切なのが、《謎めいた命令》は通る時に打てという事。
打ち消しも勿論の事、青命令の1ドローの差が勝敗に繋がる事が多いです。
なので、なるべく相手に消されないように《謎めいた命令》を打つのが重要。

一番やっちゃいけないのが、
こちらの《謎めいた命令》を相手の《謎めいた命令》で消される事。
本来1ドローできる分を消されて、更に相手に1ドローされているので、
実質的に1:3交換を取られてるに等しいです。

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で、一応上の理論を形にするとこんな感じ。

// Lands - 24
3 [LRW] Swamp /沼
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [MOR] Mutavault/変わり谷
4 [SHA] Sunken Ruins/沈んだ廃墟
8 [SHA] Island /島
1 [SHA] Leechridden Swamp/ヒル溜まりの沼


// Creatures - 12
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文詰まりのスプライト
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
4 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き


// Spells - 24
2 [LRW] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Nameless Inversion/名も無き転置
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
2 [LRW] Ponder/思案
4 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
4 [LRW] Peppersmoke/コショウ煙
好みで《ウーナの末裔》や《砕けた野望》、
《ジェイス・ベレレン》などを抜き差ししてください。
こちらが先手の場合は、相手の2T目《苦花》を止めるために《砕けた野望》を増量したりします。

PTQに出たデッキは、サイド後にこの形に出来るような構成になっています。

「クリーチャー少なすぎじゃね?」とか
「これで勝ちきれるの?」とか
色々言いたい事はあると思いますが、何とかなっちゃうものです
フィニッシャーは苦花と誘惑蒔き。

どうせ2T目《苦花》出来るから、クリーチャーの数なんて必要最低限でいいし

あと、《ウーナの末裔》や《やっかい児》、《ヴェンディリオン三人衆》は
《コショウ煙》一撃で死んでアドもってかれるので、信用していないのもあります。

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ただ、今回紹介した方法は極度のコントロール脳のフェアリーデッキなので、
ビート脳でフェアリーを回す方にはあまりオススメできません。

そういう方は《やっかい児》や《ウーナの末裔》をガンガン搭載して
テンポとライフの面からがりがり攻めた方が良いかと思います。
(最も、これはその手のフェアリーデッキに強い構成になっていますが。)

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まあ、これだけぐだぐだ理論を並べ立ててみても
結局は2T目《苦花》してぶんまわった方の勝ちなんですけどね!

ただ、お互い《苦花》を張りあった時や、場面が拮抗した時には
フェアリーミラーを強く意識しているかどうかでは話は違ってくると思います。

これからPTQにフェアリーデッキで出向く人の参考になれば幸いです。

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明日から北海道を離れ、名古屋の方に帰省します。
なので、しばらく札幌まじっくはお休み。復帰はスターダストあたり?

逆に、名古屋のお店やイベントに顔を出してみたいので、
何かオススメのお店やイベントがあれば教えてください。

とりあえず美嶋屋には行くつもりなので、
ゆーすけさん一味に会えるのを楽しみにしていますw
地域格差
名古屋に帰って色々どたばたして
ホビステに寄って光ってるリバイアサン購入したり
美嶋屋に寄ってゆーすけさんに挨拶したり
地元の友人とマインドマスターしてたり
色々してて更新遅れました、すいません。



今回はマジックにおける地域格差のお話。
とりわけ、ショップについて。

札幌では、いくつか店舗があるものの
マジックのシングルを扱っているのは実質的にイエサブのみとなっています。
その為、店売り≒イエサブであり、それを分かっている為サブも強気の値段設定。
その為に「イエサブ価格」なんていう言葉も生まれてくるわけですが、

逆に名古屋は、僕が知っているだけでも9件もシングルを取り扱っている店があり
それら多くの店が競争している形となっています。
古いエキスパンションのカードも網羅している店や、
他店と比べて安い店、店の気分で品物を並べてる店や、委託中心の店など
実に色々な店があり、見て回るだけでも楽しいです。

で、その結果この二つの地域の間で何が起こるか。
そこには恐ろしいまでの地域格差が存在していたのでした。

ひとめで分かる地域格差
札幌価格名古屋価格

苦花:42802500
タルモ:40002500
絵描きの召使い:1600400
雷叫び:1400300
叫び大口:50050
タララの大隊:1980368
タララ(笑)

なんかイエサブ価格に慣れてしまっていた自分としては
あまりに嬉しすぎて、つい色々買いこんでしまいました。

今はヤフオクやネットショップもあるので、
このような地域格差もそれほど広くはならないと思いますが、
ネットが普及していなかった頃なんかはどうだったんでしょうか。

東京なんかに行ったりすると、もっと安かったりするんでしょうか。
カードの価格って難しい。

※一応、上のは特に価格差が顕著だったものをピックアップしただけなので、
名古屋でも高いものは高いですし、札幌の方が安いカードもあります。と一応補足を。
名古屋に帰省しているので環境が変わってどたばたしているのもあり、
全然更新できてなくてすいません。
何か書くネタないなーと思ったら、
札幌に居た頃は、週末は(MKN邸)→くらげ杯→大会という
スーパーコンボがあった為だと気が付く。

やっぱり何だかんだで札幌も札幌で環境に恵まれてるなぁ。

くらげ杯やGTPマニラ等に参加された皆さんはお疲れ様でした。
相変わらず色々面白い事になってるみたいで何よりですw

とりあえず現在はスターダストと北林杯に向けてデッキ調整中。
赤単がシャレにならないレベルで台頭してきているので、
フェアリーだとちょっと勝ち抜くのは厳しそう。
なので、赤単に強いフェアリーか、全く別のデッキを構想中。
果たして間に合うんだろうか。
先週末にPWCで行なわれたチームスタンの記事を見て、
自分もやってみたいなぁという欲求がうずうず。

・3人1組のチーム
・同一チームで使えるカードは4枚まで

っていうルールで良いのかな。

メタが固まってきた現状のスタン環境をいい具合にぐちゃらせてくれそうだし
チームとしてデッキとか戦略を考えるとかなり面白そう。

何より、みんなどんな感じでチームを組むのかが非常に興味がある。
YOUと僕とだったらかなり綺麗にカードプールを分けられそうだw

ともなれば自分で大会を計画してみたい所ではありますが、
そういう事をやった事がないし学校の方も立て込んでるしで実現不可能っぽい。
今度のくらげ杯とかで提案してみようかしらん。
3×4チームで12名で一応収まるし。

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今日は名古屋で用事を済ませた後にショッピングに行って来ました。
服とかじゃなくてカードを漁りにいったのが悲しい所。
主にキューブドラフト用のカードを漁りにいきました。

その結果

「わお! 《ネクロポーテンス》が光ってる!」とか
「おお! 《タララの大隊》が150円だ! とりあえず買っとけ!」とか
「まあ! 俺の嫁《黄昏の番人》FOILが1000円だ!」とか
「あっ! ひまわりランドが200円だ!」とか
「へえ! これが噂の《マスティコア》に《リシャーダの港》か!」とか
「おー! 《ファイレクシアの抹殺者》あったー、聞きしに勝るエヴァっぷり!」とか

そんなノリでカードを購入してみたら、
かなりお買い得な金額で買ったはずなのに、合計金額が凄い事になってました。

ただ、かなりキューブドラフトがオールスターな感じになってきたので、
次に開催する時が楽しみです。

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